近衛スバル
このえすばる
CV:井口裕香
奏に仕える執事。浪嵐学園の高校2年生。17歳。一人称は「ボク」。学園ではファンクラブを持つ程の美少年と評判で、「スバル様」と言われているが、実は女。幼少時から奏の執事として仕えており、本人もその事に誇りを持っているが、幼少期に奏と共に誘拐されてしまったことがある。身代金目的の誘拐で事件はすぐに解決し、二人とも無事だったものの、執事としての役目を果たせなかったことに深い責任を感じている。また、当時の恐怖感から刃物が苦手になった為、料理が上手くできない。機械にも弱い。
実家は、古くから涼月家に仕える執事の家庭となっているが、今の近衛家には男子が生まれず女子であるスバルしかいなかった為、涼月の当主から出された「3年間、誰にも女性だと気づかれないようにすれば、今後も執事として雇う」という条件を飲み、男装して浪嵐学園に通っている。その為、女性的な衣服や趣味が堪能できず、極度の少女趣味になってしまっている。執事として仕えていた為、当主から条件を出されるまでは小中学校には通っておらず、友人もいなかった。しかし、成績は優秀。
近次郎に自分の正体を知られてしまい、当初は彼を殴って記憶喪失にしようとしたが、奏の提示した協定により、近次郎がスバルの正体を守ってくれる代わりに、彼の女性恐怖症の治療に協力することとなった。当初は上記の友人がいなかったという理由から近次郎との付き合いにぎくしゃくしていたが、次第に彼に対して心を開き、好意を抱くようになった。4巻で彼に「ただの友達じゃ嫌なんだ」と告白したが、近次郎の反応の遅さを見て、親友になりたいという趣旨だと誤魔化した。そのため、近次郎に本来の想いは伝わっていない。しかしその後、6巻で再度告白しようと何度か試みるが、思わぬ邪魔などが入り全て失敗している。
必殺技に「執事ナックル」「エンド・オブ・アース」がある。そのネーミングセンスの最悪さを近次郎に指摘されたが、本人はこの名前をかっこいいと思っている。
8巻終盤に近次郎に告白されたが断った。
奏が近次郎のことを好きであるということに気づきつつある。(そのせいで告白を断ったのだとされる。)
家族構成としては母親はスバルが幼い頃に他界して父親だけである。父親の名前は近衛流である。が、その父親が溺愛しすぎるためにスバルには避けられている。