概要
CV:喜多村英梨
浪嵐学園の高校2年生。スバルの主であり、理事長の一人娘。近次郎とスバルのクラスメイト。成績優秀、文武両道で、学園一の美少女と評される。一帯を仕切る名家である涼月家次期当主の令嬢。既にかなりの財力と権限を持っている。淑やかで、常に余裕があり落ち着いた口調とは裏腹に、悪戯好きでドSで嗜虐趣味。かなり茶目っ気があり冗談を言うことも多々ある。近次郎に対し、圧倒的に優位である。
初恋相手である執事のスバルを非常に大切にしており、彼女には幸せになってほしいと思っている。同い年の親友でありながら執事の立場上、スバルは敬語で話しているが、自身は敬語を使わず「カナちゃん」と呼んでほしがっている。近次郎と協定を結んだ理由の1つに、スバルに友達を作ってあげる事があるが、実際は協定自体を楽しんでいる。
近次郎のことが好きであり、近次郎に迫ったり弄ったりして楽しんでおり、その本性を知った近次郎からは「デビル涼月」と言われ、携帯電話にもこの愛称で登録され、着信音も『ゴッドファーザーのテーマ』となっているが、自身は『ダースベイダーのテーマ』が良いと主張している。他にも、彼からは心の中で「デレ月」「ヤミ月」と呼ばれており、自身もその事を知っている。
近次郎に恋愛感情を抱いているが、スバルも彼に恋愛感情を抱いていることも把握している為、この葛藤で悩んでいる。ひとまずはスバルの恋のキューピットを務めることにしたが、自らの近次郎への想いが抑えきれなくなりそうな様子もあり、葛藤は続いている。また、2巻での近次郎へのキスが自身のファーストキスである。スバルのためにわざと自分から嫌われようとしているシーンが見られる。
いつも余裕を保っているが、実は照れ隠し等で強がったりすることもある。
家を失った近次郎と紅羽に対して自らの屋敷に住ませる代わりに、紅羽に屋敷のメイドを、近次郎には自らの犬(雑用)をさせることにした。
実は、スバル同様学校に通い始めたのが高校からである。
「にゅ!」という可愛らしい声をあげる独特のしゃっくりをする。
瞳は通常赤色だが、2巻の表紙では緑色である。
8巻ではデタラメによく気づくマサムネをデタラメで打ち破るために自らに自己暗示をかけて、一時的に8歳の頃の記憶と性格に戻った。その時、近次郎から「デレちゅきさん」と呼称されている。マサムネを打ち破ることには成功したが、なかなか元に戻れなかったため、この方法(自己暗示)は危険度が高くて使えないと話している。近次郎に甘えて心が満たされた(キスをした)ことによって元に戻った。しかし、上記の葛藤が続いており、そのあとすぐに二回目のヤミ月状態になった。
漫画版第6巻(小説版第?巻)にて、宇佐美に人間不信と指摘された後、不登校となった。
しかし、近次郎がお前の友達になってやると言われた後、告白した。が告白した後もケロッとしている。内心はどうか知らないが。