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がんばれ!キッカーズの編集履歴

2010-06-09 00:29:05 バージョン

がんばれ!キッカーズ

『がんばれ!キッカーズ』は、ながいのりあきによる日本の漫画作品。また、それを原作としたテレビアニメ作品。『月刊コロコロコミック』、『別冊コロコロコミック』、『小学五年生』、『小学六年生』で連載された。


概要

1984年から1989年まで『月刊コロコロコミック』誌で連載。「弱小サッカー部」をメインに据え、そこからチーム全体が成長していく姿を描いた少年サッカー漫画。キャラクター造型および配置、舞台設定などキャプテン翼の著しい影響が伺えるが、同作に比べ掲載誌の年齢層に合わせたストーリー構成となっており、1986年には第32回小学館漫画賞受賞し、同年テレビアニメ化されるなど好評を博した。


単行本はてんとう虫コミックスで全20巻刊行。2001年「ワンツーマガジン社」より、てんとう虫コミックスにて未収録だった話を含む完全版として全6巻が刊行された(未収録話が入っているのは6巻だけである。原作にはない作者が描いたイラストとメッセージが載っている。原作は全日本少年サッカー大会地区予選で優勝を果たし、よみうりランド行きを決定して終わるが、愛蔵版では哲也が転校する事になって終わる)。


日韓ワールドカップ開催記念として愛蔵版として再発刊され、ドイツワールドカップの時には開催記念として「株式会社G.B」より、南陽戦が完全収録された「熱闘編」と西山戦が完全収録された「涙の友情編」が「G.B.ベストコミックス」として出版された。同書には書き下ろしの中学生編が収録されており、内容は、中学生になった本郷、翔、水島、上杉らが北原中でチームを結成して全国に挑むというもの。「熱闘編」での書き下ろしが地区予選決勝、「涙の友情編」での書き下ろしが全国大会決勝戦で、決勝戦の相手は水島(弟)率いる宮城県代表チーム。


あらすじ

名門清水ヶ丘FCの補欠だった大地翔が北原小学校へ転校し、北原キッカーズに加入する。しかしキッカーズの所属する地域には全国大会ベスト4の南陽SC、西山SSSといった強豪がひしめき、それらとの対戦の際には常に大差で破れていた。キャプテンの本郷をはじめ部員達も、その境遇に甘んじていたが、翔のサッカーに対する真摯な態度に影響を受け、失った情熱を取り戻していく。そして南陽SCの上杉、西山SSSの水島兄弟といったライバルとの対決を通じて、共に成長をしていく。



アニメ版

1986年10月15日から1987年3月25日まで日本テレビ系ほかで放送された。全23話(実際の制作は全26話)。放送時間は水曜19:30 - 20:00だが、この枠でアニメが放送されるのは、(一部アニメの『おてんば宇宙人』を除いて)1971年9月~1972年12月放送の『新・オバケのQ太郎』以来13年9ヶ月振り。


典型的なスポーツマンガである原作に対し、アニメでは原作にはない女子キャラクターが増やされ、翔や本郷以外のメンバーにそれぞれスポットを当てた話も作られるなど、全体に学園ドラマ的色彩が強い。


打ち切りのため、本放送時には、本筋とは関係ない15話が放映されなかった。視聴率の低迷は裏番組に『めぞん一刻』(フジテレビ系)があったことが大きく影響している。その当時の『めぞん』のチーフディレクターは『魔法のスターマジカルエミ』の安濃高志であり、シリーズ構成は『魔法の天使クリィミーマミ』の伊藤和典であった。当作品の総監督は『魔法のアイドルパステルユーミ』の鴫野彰、シリーズ構成は『魔法の妖精ペルシャ』の富田祐弘であり、皮肉にもぴえろ魔法少女シリーズの中心スタッフ同士の対決になってしまったのである。


日テレ系・フジ系のクロスネット局だったテレビ長崎・鹿児島テレビ放送では、本番組が同時で『めぞん』が30分先行だったため裏番組とならず二本立てとなった。一方、この2局では『DRAGON BALL』(フジテレビ)が遅れネットとなった。

最後の対南陽FC戦で、アニメ本編と異なりキッカーズが勝つバージョンが、DVD-BOXのdisc7に収録されている。

上杉明菜の声を担当する江原由希子は現タレントのYOU。


番外編は野球中継時の雨傘番組として用意されたものだったが、野球が雨で中止になっても別番組が放送され、本来の時間に放送されることはなかった。結局放送されたのは本編終了の数ヵ月後であり、地域もごく一部に限られた。

DVD-BOXには、TVで放送されなかった未放送分、3話分収録されており全26話を完全収録されている。

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