陽炎・サビーネ・クルツリンガー
かげろうさびーねくるつりんがー
『オイレンシュピーゲル』のヒロイン。また、『スプライトシュピーゲル』『テスタメントシュピーゲル』の登場人物。
〈猋〉の狙撃手(スナイパー)。コードネーム「紅犬(ロッター)」。通称「魔弾の射手(フライシュッツ)の陽炎」。
赤髪に灰眼・発達した超モデル体型をしている。
右腕と一体化した巨大な超伝導式ライフルと、各種探査能力による精密射撃を行う。
8歳の時狩猟中の父親に過失で撃たれ、四肢麻痺となる。奴隷のように尽くす父と2人きりで暮らすうちに近親相姦に陥り、また目前で父の自殺を見届けたことで激しいショックを受け、解離症状を呈する。
〈子供工場〉で覚えた「S∽I」をキーワードに、自我の統一を図っている。ここで出会った夕霧を追って警察(MPB)に入隊した。
「父様」の面影のある男を誘惑し、父と同じような破滅に追い込みたいという強迫観念がある。
「克服あれ」(父所属のライフル友愛会の標語)と囁く声が心の奥の6000万光年ほどの彼方から聞こえるらしい。
情報マニアで、解説役。ガムを正確な八拍子で噛む。涼月とは反対に、片付け下手で自室はカオスな状態。実はおっさん趣味なところがある。