ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

カバーイラストは島田フミカネ(本文中に挿画なし)。

オイレンシュピーゲル』『スプライトシュピーゲル』の続編にあたる。


上記二作の登場人物が互いに関わり合い、語られなかった物語の核に迫っていく、完成形にしてシュピーゲル・シリーズ完結作である。


同シリーズ特有のクランチ(バラバラ)文体はそのままに、オイレンシュピーゲルと同等かそれ以上に凄惨な描写が多く、更には社会問題、国際紛争など、ストーリーそのものが深い部分にまで踏み込んでいることが特徴。


また、ライトノベルであるにもかかわらず挿絵が少ないことも特徴で、今のところカラーページ以外にはイラストが存在しない。

さらには、あまりにも登場人物が多いため、登場人物紹介に2ページ、舞台設定や専門用語の解説にも2ページ分が割かれている。こちらは実際に見て確認して欲しい。


2009年12月に1巻が発売されて以来、数年間続刊の情報が無かったものの、約4年後の2014年に企画の再始動が発表され、kindleにて連載が開始。

翌2015年に5月から、2か月連続で「テスタメントシュピーゲル2」上下巻が発売された。

そして、2015年夏より、シリーズ最終章『テスタメントシュピーゲル3』の連載――だったが、色々あって劇中と同じ2016年に上巻、2017年に下巻が刊行。


テスタメントシュピーゲル1は、オイレンシュピーゲルのMPB側から描かれ、息をつかせぬ怒涛の展開が繰り広げられるとと共に、物語の根幹に関わる伏線が散りばめられている。

一方テスタメントシュピーゲル2は、スプライトシュピーゲルのMSS側からテスタメントシュピーゲル1と同じ時系列を展開していく形となっており、前巻で明かされなかった謎が明らかになっていく。


本作は『冲方丁最後のライトノベル』と称されており、冲方丁氏は、このシリーズの完結を持ってライトノベル作家からの引退を示唆している。


関連タグ編集

シュピーゲル・シリーズ

オイレンシュピーゲル

スプライトシュピーゲル

冲方丁

関連記事

親記事

シュピーゲル・シリーズ しゅぴーげるしりーず

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 87142

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました