?概要?
とりぽて氏によって制作されたRPGツクールXP製フリーゲームであり、「不思議世界散策RPG」である(ダウンロードはこちら)。公開は2010/8/2。現在のタイトルは『かたりべ荘~淵藪記~』で、淵藪記はエンソウキと読む。
※タグ名としては「~淵藪記~」は加えられていないが、これは公式、もしくは後年に加えられたという事情が有る。
?特徴?
ゆめにっき的な特徴を踏まえ、雰囲気を重んじつつ、RPG形式のしっかりした戦闘が取り入れられている。元々「ゆめにっきっぽいゲーム」を意識して作られ始めたとの事であり、ゆめにっき派生として扱われる事がしばしばだが、全く異質とする意見も多い。ホラーや鬱はメインではないが、それっぽいとされる部分も所々に存在。キャラクター絵・マップ絵は全てオリジナル。BGM素材の選曲の良さがよく注目される。
WARNING!!
以下、若干のネタバレを含んでいます。
レッドゾーンでは無いと思いますが、最初は情報無しで右往左往してみる事を推奨します。
逆にガチのネタバレが欲しいかたは関連リンクへGO!
?内容?
大きく八つに分かれた「不思議世界」を散策する。そこには多様な住人達が住んでおり、話しかけると何かを(毎回タダで)くれる者が多い。テキストによる会話表現は基本的に無い。ゲームの進行によって、主人公の姿・能力を様々に変える事ができるようになる。ゲームオーバーは存在せず、戦闘その他でやられても基本的には元の世界に戻されるのみ。キャラクターは可愛らしいものや美少女から奇怪なものまで様々で、人外娘的なキャラクターも多い。
戦闘
各世界には「象徴者」と呼ばれる「ボス?」が存在し、話しかけると戦闘になる。ゲームの進行によって、通常の善良な住人達にも戦闘を仕掛ける事が可能となり、戦闘用グラフィックと名前を拝めるようになる。象徴者をはじめとした多くのキャラクターに第二形態(2形態目)が存在している。戦闘は一見お馴染みのコマンド戦闘(ツクールXPのデフォルト)だが、戦闘を伴わない能力強化、アイテム使用による助っ人の召喚、素手と武器の使い分けなど、風変わりな幾つかの特徴を持っている。
エンディング
基本的に「淵藪END(旧称:良END)」「平行END(旧称:普END)」「心傷END」「修羅END」の4種。淵藪ENDがいわゆるトゥルーエンド。修羅ENDは、探索意欲と破壊衝動に凝り固まった者達のために(?)存在する、更に難解な道である。一周で全END見る事も可能な形式で、周回機能も備わっている。淵藪ENDまでの道は、本ゲームにおいては殆ど氷山の一角に過ぎず、心傷ENDも含め、他に多くの見所が散りばめられている。
補足情報
- 難易度が「ふつう」「難しい」から選択できるが、「ふつう」でも各ENDへの到達やアイテム部屋・武具部屋のコンプは可能。「難しい」限定イベントは存在するが、周回時にも再選択ができるので、まずは「ふつう」でやり込む事を強く推奨。
- 周回にはアイテムが必要だが、少しやり込む事で得られ、逃す事は無い。平行END等限定だが、ゲームの形式上、あえて平行ENDを狙う必要は無い。
- 画面が暗くて見辛い場合は、画面を上から覗き込む、眼鏡を拭く等してみると良いかもしれない。
- 通常攻撃でダメージ0(≠Miss)になってしまう場合は、腕力でなく武器が問題。
- アイテムの選択にはQ/WまたはPgUp/PgDnを、タイトルへ戻るにはF12またはFn+F12を利用すると、恐らくだいぶ効率が上がる。
- セーブファイルはSave1.rxdata~Save16.rxdata(バージョンアップの際にはこれらをコピーすればOK)。
- 【ヒント?】片集めが途方も無く思えて来たら、寄り道して色々試してみると良いかもしれない。
?キャラクター?
※表記はひとまずゲーム中のものに従っています。
※イラストは基本的に1形態目のものを掲載させて頂いています。
しどのこ
象徴者
「鈍器ちゃん」という公式の別名が存在するが、「鈍器」を落とすキャラクターは別に存在。
樹海の象徴。通称「お湯足りん」。
電脳の象徴。何かの設定ミスではないか、と思うほどに多面的に鬼畜。
第三形態(?)はさおみー氏曰く「セキニンシャ」。
廃墟の象徴。行動様式は要チェック。
深海の象徴。倒し損なっても再戦は可能。
むっちり担当。
名前通りのオグナであるという説が有力。
古代の象徴。大多数の人は反則的に有利な状態で戦う事になるかもしれない。
しかし場合によっては色々と面白い芸を見せてくれる。
不開の象徴。本戦中盤以降、トイレ休憩等は禁物?
2形態目のはっきりとした姿はゲームフォルダ内に同封されている。
副象徴者
ヴァダパート キャンドル 狩人 セルル 黒子 ザフラ ベイアゼイゲル ヒドゥン
ハングリー 花かぶり ヒュドール アマビエ 流転傀儡 火の番 ボーテック スクラチア
各世界に2人ずつ存在し、象徴者との共通点が多々あるが、トゥルーエンド達成する分には会う必要は無く、決定的な違いも存在。旧称「特定住人」。
マイルーム(仮)の管理人
撃破数には入らない様子。修羅道へ堕ちた者には容赦無い?
四大(?)修羅
ファイル上での配色とゲーム中での配色が異なっている。
修羅ボス扱いの者は、修羅の塔にも何体か存在。
「手形」に関係有るらしい。
「尾形」に関係有るらしい。
「口形」に〃(ただし「オニロ」は「夢」を意味するらしい)。
「触形」に〃(「ネクテス」自体は「泳ぐもの」を意味するとか)。
ヒトヤ族(?)
テンカ族(?)
コトダマ助っ人
容姿不明。想像図がプレイヤー毎に大きく異なっているようだ。
その他
信号おばけ 上司と部下 発狂マネキン しんかのけもの ぬりかべ子 森猫 番扉
廃墟いす 刺客 あおのしょうじ ながいねこ マッシヴねこ 殺し屋 イツモフタリ
モーニング・グローリー いわいべいちこ アスラ・アスペラ アスラ・ズィーク
アスラ・カルディア アスラ・グリアースィ アスラ・トゥリス/テレオ・トゥリス
(他多数)
?新かたりべ荘(仮)?
原作が(ツクール的な意味で)非常に古いゲームであるためか、
新たにRPGツクールMVでのリメイクがとりぽて氏により開発中。
デザインやキャラビジュアルの一新もさることながら、
VXAce以降お馴染みのTP(作中表記は「気力」及び「SP」)消費特技や、
住民との交渉など意欲的な試みが実装されるようだ。
またメッセージにより会話相手の反応を窺えるなど、ゆめにっき派生的な印象が強まった
…のかもしれない。
ただしあくまで(仮)であるため、仕様変更される可能性もある。
気になる方は随時チェックすべし。
?関連タグ?
フリーゲーム ゲーム RPG RPGツクールXP RPGツクール ゆめにっき派生
同作者作品
アマタノ AnarchyHorizon きれぼしクエストシリーズ H.C.P
合作:I wanna be the Kataribe
?関連外部リンク?
- Vector:かたりべ荘
- フリーゲーム紹介 … まよいご氏によるVer.Vまでの攻略。
- かたりべ荘~淵藪記~ 攻略wiki … 管理者:boon2氏
- Yume Nikki Fangames Wiki:Kataribesou … 英語版(m-256氏訳、作者公認)がDL可能。
- ニコニコ動画:タグで検索かたりべ荘