概要
ゆかいな5人の音楽家が、子供達に音楽の楽しさを伝える番組。
ハッチポッチステーションに始まる教育テレビのパペットバラエティ第2弾で、クインテットの終了後もフックブックロー→コレナンデ商会とテーマを変えつつ受け継がれている。
タイトルの「クインテット」やキャラの名前は音楽用語にちなんでおり、童謡やオリジナル曲の他はクラシック音楽やオーケストラといった古典音楽に特化した内容であり、現代のポップスはあまり扱わない。
番組の正式名称は単に「クインテット」で、オープニングテーマのタイトルが「ゆうがたクインテット」である。
「ゆうがた」の通り、元々は夕方にだけ放送されていた。
練習風景を描いた人形劇、日替わりコーナー、クラシックなどを演奏するコンサート本番などから構成される。
2003年度は各コーナーがバラバラに放送されていたが、1年で10分番組に一本化。
2007年度からは本放送が朝になり、オープニングの歌詞「ゆうがたクインテット」は英語の「You Gotta Quintet」(「君には5人の仲間がいるよ」)風の発音に変わる。
主な登場人物
ピアニスト兼コンサートマスター。名前はそのまま「宮川彬良(みやがわあきら)」から。
無口キャラのせいか他のクインテットメンバーからは空気のような扱いを受けている。
場面によってはパペット人形キャラクターになることもある。
チェロ奏者。67歳。白髪で立派なあごひげを蓄えたものしりおじいちゃんで、穏やかな性格の年長者。老人キャラにありがちな「わし」とか「じゃ」ではなく丁寧な口調をしており、一人称は「わたし」。
ソロ曲「今だから話そう」では「むかしわたしが〇〇だった頃…」と野球選手や大工さん、船乗りなどの思い出を語る。
そこからいかにチェロと出会い、音楽家に転身したのかは不明だが、職歴(?)的には相当な高性能じいちゃんである。
スコアは楽譜のこと。
マイペースでハイテンションなトランペット奏者。22歳。一人称は「ボク」。
動物と話せる特技がある。
ベアスキン(イギリスの近衛兵が被ってる帽子)みたいな髪型が特徴で、左茶髪、右金髪のツートンカラー。
後番組のフックブックローに登場する「五四九(ゴシック)ダツジ」は青肌で金髪というどことなくシャープを彷彿とさせるデザイン。
バイオリン奏者。28歳。クインテットの紅一点。わがままで自己中心的。
ちなみにアリアは独唱のこと。そうした点も意識したネーミングだろうか?
一人称は「わたし」。
クラリネット奏者。42歳。面倒見の良いおじさん。一人称は「ワタシ」でおネエ言葉で喋るが、おやじギャグを連発する。
名前の由来はそのまま「♭(フラット)」。「半音下げる」という意味で、シャープ(♯。半音上げる)とは逆。
生後11ヵ月の赤ん坊で、帽子がトレードマーク。たまにコンサートに出て演奏したり、照明などを操作したりしている天才児。アキラ同様無口キャラ…というかこっちはそれも仕方ないか?
関連項目
超絶技巧:パペットでありながら、演奏の際の指使いなどはしっかり実際のものを再現している。