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CV:村川梨衣


概要

ノットレイダーの幹部。組織の科学者。

小柄なツインテールと一つ目が特徴。獣人型の執事・バケニャーンを伴っている。

語尾に「だっつーの!」と付けることが多く、「ケヒャハハハ」という特殊な笑い方をするギャルのような話し方が印象的。


落ち着いた雰囲気のバケニャーンとは対照的に、前のめりで好戦的な姿勢を見せており、バケニャーンからは慎重に行動するようにと忠告されていることもある(実は、これが重要)。

また、科学者ではあるものの、結果オーライな面が強く、成果の暴走やなど意に介さず(惑星レインボーでは、退却できたとはいえ暴発させている)、直情的かつ短慮な性格ゆえに基本的にはノットリガーの力押しの傾向が強い上に作戦や策略を重視せず、更にはノットリガー召喚に用いるプリンセスカラーペンを奪われてプリキュア側が強化されるリスクに頭が回っていないあたり、精神的に未熟と言わざるを得ない。


ノットレイダー随一の頭脳を誇るが、自分の若さを鼻にかけているのか、カッパードを「おじさん」、テンジョウを「おばさん」呼ばわりしたりすることも。

その一方で、中学生女子のプリキュアと同年代に見られるのは不本意らしく、「アタイは子供じゃないっつーの!」と不満を漏らす場面もある。ひかる一行に対しては「ガキ」呼ばわりしている。

自分にとって興味の対象でない他者に対しては冷徹というより「どうでもいい」という態度が目立ち、星一つが自分のせいで滅んだことよりも、自身のプライドが傷つけられたことの方が罪深いと真顔で言ってのけるような自己中心的な性格であるため、プリキュアたちの怒りを買いやすい敵でもある。

センシティブな作品アイワーン👁


戦闘能力

プリキュアと戦う際には、プリンセススターカラーペンを闇に染めた「ダークペン」を用いて召喚するノットリガーという怪物を使役する。

ノットリガーの素体となるのは地球人や異星人であり、アイワーンはノットリガーの素体となる人間を見つけては彼らのイマジネーションを闇に染める行動に移る。

プリキュアシリーズで怪物を召喚する幹部の大半は、後方から指示を出すことが多いが、アイワーンは常にノットリガーに頭の上に載って指示する。そうしないとノットリガーを操れないのかも知れないが、彼女の好戦的な性格の演出という方が大きいだろう。

そして本作のプリキュアたちは、歴代と比較しても戦術眼があるタイプなので、ノットリガー本体ではなく、頭の上に載ってるアイワーンを狙って彼女が持つペンを逆に奪ってしまうことが結構あったりする。


第19話では自らダークペンを使って電撃を放つ、キュアミルキーの技を跳ね返す等、アイワーン自身もそれなりの実力は持っていることを示した。

単眼ロリセンシティブな作品


アイワーンロボ

「闇のケミストリー! 爆発だっつーの!」


第22話以降ノットレイダーから脱退してダークペンも失ったアイワーンが、キュアコスモに復讐するために独自に開発した戦闘用メカ。

ユニが所持していた小型宇宙艇を強奪し改造することで作られた。


普段は小型宇宙艇の姿をしているが、自分を騙し続けて来たユニに対する (彼女の今までの所業を考えると完全に逆恨みだが)怒りと憎しみのイマジネーションをエネルギーとして溜め込んだ電池をセッティングする事で、戦闘ロボット形態へと変形する。


詳細はアイワーンロボの項目を参照。


過去

第32話でノットレイダー幹部達の過去が描かれていたが、ガルオウガの回想シーンにアイワーンの姿がなく、恐らくガルオウガ達とダークネストが手を組んだ後に彼女(とバケニャーン)が加わったと思われていた。


第38話でこの辺りが詳しく描写された。それによるとアイワーンは事情は不明だが小さい頃に独りぼっちの身となってしまっていたようで、夜露をしのぐためノットレイダーの貨物船に潜り込んでいたところ彼らの本拠地に運ばれて来てしまい、そこをガルオウガに見つかってしまった。「寝るところがない」と身の上を明かしたところ、ガルオウガはアイワーンを追い出すことはせずに本拠地にいることを黙認した。そしてアイワーンはここに住むつくようになり、その頭脳を生かしてノットレイのスーツを開発するなどしてノットレイダーに貢献。最終的に科学者としてノットレイダーの幹部にまで成り上がった。


バケニャーンとはレインボー星でのダークペン暴発事故の後に出会う。どこかの砂漠の星でダークペンの使用実験に成功した(=暴発せずに制御できた)ことにアイワーンが歓喜していた最中に、彼女を追う者がバケニャーンに変装して近づき「ノットレイダーの天才科学者として名高いアイワーン様にぜひお仕えしたい」と従者としての加入を希望し、そのままアイワーンがバケニャーンを連れて来た。


彼女がノットレイダー加入前に独りぼっちになってしまった詳細は不明だが、アイワーンはノットレイダーに加入する前のことを憧憬として思い返すことはほぼないので、本当に物心つく前に一人になって家族の思い出などはないと思われる。アイワーンにとってはノットレイダーこそが初めての家族だったのかも知れない。

なお、彼女がノットレイダー脱退後に着用している黄色いパーカーは、加入前に流浪していた時にも着ていたものである。

アイワーンちゃ許さない


本編での動向

第4話で本格的に登場を果たし、プリンセススターカラーペンを探知できるレーダー「ヒットレイダー」をカッパードテンジョウに渡している。


第6話でガルオウガからの出撃許可を受け、自身が新たに開発した闇に染めたしし座のプリンセススターカラーペン=試作段階のダークペンの性能を調べる為、実地試験を行うために地球へと赴く。

戦闘ではダークペンを用いて、人々のイマジネーションを黒く塗りつぶし、大型のモンスター、ノットリガーを作り出し、操って戦う。

第6話内では空見遼太郎を捕らえ、複数階建ての建造物ほどはあろうかと言う体躯の、望遠鏡型ノットリガーを作り出した。背後から攻撃を試みたキュアセレーネを返り討ちにし、キュアミルキーを遥か遠方へ吹き飛ばしたりと、プリキュア達を追い詰めるが、反撃に転じたプリキュアの連携攻撃で劣勢になり、ミルキーによってダークペンを奪われ、ノットリガーも倒され撤退した。

とはいえ、プリキュアを苦戦させる程の戦闘力を引き出すことには成功しており、ノットリガーの事は「最初の実験にしては十分な成果」と評していた。


第9話では、香久矢まどかと彼女にやたら親しそうに接近している星奈ひかるに嫉妬した姫ノ城桜子を目につけ、彼女をモチーフにした巨人型ノットリガーに変えるが、その際に使用したダークペンはキュアセレーネに奪われ、ノットリガーを倒される。この際に姿を消していたバケニャーンからは嫌味を言われる。


第10話では他の幹部同様に、ダークネストから力を授かり、その後惑星クマリンにてプリンセススターカラ―ペンを採掘する。このペンは奪還されることなく所持し続けているので、初の持ち逃げとなった。

第11話ではとっておきの作戦として、幹部3人がノットリガー化することに。バケニャーンが真っ先に拒否したため、立案者自ら参加することになるが、なかなかの善戦。しかし、何度ぼろくそに言われようと立ち上がるキュアスターの心に呼応して誕生したトゥインクルステッキの力に敗れる。


第12話ではP.P.アブラハムの撮影現場に乱入し、彼から妖怪と間違われ怒りを見せる(デザインモチーフは妖怪だが)

映画を所詮作りものとしてバカにするが、作りものだろうと心を動かす演技を成し遂げようとするプリキュアたちの強い気持ちにノットリガーが押され、撤退。

この時になって、しれっと安全な時だけ姿を見せるバケニャーンを訝しんだ。


第15話ではいて座のプリンセススターカラーペンを追いゼニー星へ参上、ドラムスを素体にしたドラゴン型ノットリガーで一方的な空中戦を繰り広げる。

なぜか初対面のはずのブルーキャットから名前を知られ、また彼女が登場しない第16話では入れ違うように、前回お供できなかったバケニャーンが再び側におり……?

イチャつけオラ!!アイワーンさま


バケニャーンとの決別(第19話〜第21話)

第19話で惑星レインボーにプリキュアたちがいることを突き止め、早速バケニャーンを連れてやってくる。

惑星レインボーは住人が石化された星なのでノットリガーは生み出せない。それを根拠に「勝ち目はない」とするキュアミルキーだが、アイワーンは銃の火力を上げ高笑いするだけ。

それもそのはずで、石化現象をかつて招いたのは他ならぬアイワーンだったのだ。


まだプリキュア達が覚醒するよりも前の頃、アイワーンはプリンセススターカラーペンの反応を捉えて惑星レインボーにやってきたが、住人たちの抵抗に遭いプリンセススターカラーペンを奪うのに手こずったことがある。そこでアイワーンは当時実験段階だったダークペンを使用して住人達を脅そうとしたのだが、まだ未完成だったダークペンの闇の力が暴走し、ペンから闇色の煙のようなものが生み出されたかと思うとみるみるうちに惑星全体を包み込む。その闇色の煙に触れた生物はことごとく石化し、今に至るのだという。

アイワーンは科学者としてはこの結果は「ダークペンを制御できなかったので失敗だった」と認めつつも、住人がみんな石化したことで邪魔者がいなくなったことに味をしめ、プリンセススターカラーペンを回収しただけに留まらず惑星レインボーの宝物を根こそぎ盗んでオークションに流し研究資金を稼いだ。この資金を注ぎ込むことでダークペンを安定した兵器として完成させたのである。


この事実に驚愕するプリキュアたち。当のアイワーンはこの過去を武勇伝のように話しており、過去を悔いている様子は一切ない。更にアイワーンはここでフワを捕らえ、ノットリガーにすることを思いつくが、バケニャーンからまさかの裏切りに遭う。実はバケニャーンは宇宙怪盗ブルーキャットが変化(へんげ)した姿であり、プリンセススターカラーペンの情報を入手するために、潜り込んでいたスパイだったのだ。当然ながらアイワーンへの忠義心などは全て演技であり、むしろ惑星レインボーを故郷にするブルーキャットにとってアイワーンは憎き敵に過ぎなかった。

当のアイワーンも、なんだかんだ言いつつも信頼していたバケニャーンが、今まで自分を騙していたことにショックを受けていた。更にブルーキャットが「バケニャーンがいなくなったあなたには何もできない」と、上から目線の冷たい態度で挑発したことが引き金になって、アイワーンは怒り狂う。

ダメ元で石化した住人の1人をノットリガー化させることに成功する。

どさくさに紛れブルーキャットが今まで奪い返した宝物も再び詰め込んで逃走。

星のみんなを弄ぶその行いは、ブルーキャットの怒りを買い、また来てみて初めて「惑星レインボーの滅亡はたかがで済ませられるものではない」と感じたキュアミルキーの反撃に遭う。

そして、プリキュア達によってノットリガーが浄化されたため一旦退却する。退却に追い込まれる時はいつもダークペンをプリキュアに奪われていたアイワーンだったが、今回は何とか死守した。


第20話で、惑星レインボーの片隅で受けた屈辱を、どうやって晴らすかと思案中に、カッパードが転移ゲートを開いてやってきた。アイワーンがバケニャーン裏切りをすでに連絡していたようで、この事実はノットレイダーでは情報共有されていたのだが、そのうえでガルオウガが「今回の対処はアイワーンでは荷が重い」としてカッパードを派遣したというのだ。

これは「アイワーンはバケニャーンがいないと何もできない」と言うブルーキャットの挑発と同じことを、ガルオウガが思っていたことでもあり、アイワーンのプライドはズタズタにされる。


そして、カッパードがプリキュアとブルーキャットの討伐のために鉱山跡に乗り込んだ時、アイワーンが割り込み、ダークペンの力で自らノットリガー化する。

自らのイマジネーションが黒く塗り潰されたアイワーンは、理性は失い唯一バケニャーン=ブルーキャットを倒すために、暴れまくる巨大な怪物と化した。その姿はアイワーンをモチーフにした一つ目で、さながらサイクロプスであった。

なお、彼女が持ってたダークペンはカッパードが拾った。カッパードはアイワーンの覚悟に戦士としての矜持を感じ、干渉はせずに見守ることにしたのだ。

ノットリガーと化したアイワーンはブルーキャットを狙うが、プリキュア達がブルーキャットを守ろうと立ち塞がる。ブルーキャットは自分がプリキュア達をも欺いてきたのに、それでも自分を守ろうとする彼女達の姿に心がざわめき、プリキュア達が盾になってくれるのをいいことにトンズラすることも出来なくなり、この状況を打開する力が欲しいと心から願った時、フワによって新たなスターカラーペンダントが生み出された。ブルーキャットはそれを手にして「なりたい自分」をイメージした時、5人目のプリキュアであるキュアコスモへと覚醒したのである。


続く第21話では事態を把握したダークネストが、キュアコスモの登場によって追い詰められつつあるアイワーンを強化すべく彼女に闇のエネルギーを大量に注入する。この結果、アイワーンの自我は吹き飛びバケニャーンを恨む気持ちすらも消え去る。そしてそこにダークネストの意思が上書きされていき、アイワーンはダークネストの化身として新たに生まれ変わった。……いや、そんな格好の良いものではない。その哀れな姿はダークネストの操り人形のようであった。


だが、キュアスターはダークネストの化身の中にアイワーンの意思がわずかに残り苦しんでいることを感じ取り、助けようと呼びかける。キュアコスモも「お節介」と思いながらも「ダークネストのやり方はアイワーン以上に許せない」としてスター達と共闘することに。

5人のプリキュアの活躍により、最終的にダークネストの化身となったアイワーンはレインボーパフュームの力で浄化され、自我を取り戻し元の姿に戻る。

自分を助けてくれた新しいプリキュアがバケニャーンもといユニと気づき動揺するが、すぐに気を取り直して腹いせにユニの小型宇宙船を奪って逃走するのだった。もちろん感謝の言葉などは言わなかった。


なおカッパードとアイワーンが撤退する際、いつものようにアジトへのワープゲートが開かれたが、

カッパードはアイワーンに「帰還するぞ」と呼びかけてゲートをくぐったのに、アイワーン自身は「あたいの立場はないっつーの!」と吐き捨ててそのゲートをくぐらずに奪った宇宙船で飛び去っている。

そして、これに続いて描写されたノットレイダーのアジトのシーンでは、ダークネストが肉体を持ってついに復活し、幹部から下っ端まで皆ひざまづく様子が描かれているのだが、ここにアイワーンの姿がない

スタプリ19話スターカラーペンを奪いに行くっつーの!バケニャ……


第27話で満を持して再登場。

水の惑星プルルン星でバカンスを過ごしていたプリキュア一行を、改造したユニの小型宇宙船に乗ったアイワーンが急襲してきた。

キュアスター達は「プリンセススターカラーペンもフワも渡さない!」と臨戦態勢をとるが、アイワーンは「そんなものに興味は無い」と返す。自分の狙いはただキュアコスモを徹底的に叩きのめすことだけなのだと。

なんとアイワーンは、バケニャーンを組織に招いたのが自分自身であった責任をとる形で自らの意思でノットレイダーを脱退していた。そして全てを失った彼女はキュアコスモ打倒のみを目的として付け狙う復讐鬼となったのである。

ブルーキャットと入れ替わるように、また彼女とは別の形で第三勢力となったと言ってよいだろう。

第21話からしばらく登場しなかったのは、ユニから奪った宇宙ジェットを改造し、新たな兵器であるアイワーンロボを完成させるのに時間がかかっていたようだ。

プリキュアが助けた敵幹部が改心するどころか恩を仇で返そうとするという、プリキュアシリーズでは初の展開となった。


この第27話では当然ながらコスモを優先的に付けねらっているが、コスモの仲間として味方するプリキュア達ももちろん倒すべき敵であり無視はしていない。

アイワーンは自分の居場所であったノットレイダーにいられなくなったことに強い未練を感じており、そして何よりもいつの間にか自分にとって「心の居場所」となってたバケニャーンという存在を踏みにじったユニ/キュアコスモに対し、「あたいの”居場所”を奪ったお前だけは絶対に許さない」と強い憎悪を見せており、それに対してプリキュア達が「自分勝手」「あなたがユニの故郷を奪ったのが悪い」と返されても全く意に返さず「はぁ?それが何だっての! 自分が何かされたら他人を騙してもいいんだ? スッゲェなぁ!」「バケニャーン、マオ、ブルーキャット、地球人、おまけに今度はプリキュアかっつーの!ころころ変わりやがって!お前はそうやってみんなを騙してんだっつーの!」と罵る始末。しかしアイワーンの言っていることはある種の正論であり、コスモはその拳を鈍らせてしまい、一転ピンチに。

だがスターがコスモは清濁全て「レインボー星を救う」いう目的のために動いているのだからブレてなんていないし、自分たちもそれを理解して付き合っているのだから騙されているつもりはないとコスモを励まし、アイワーンロボ(この時点では16号)を撃退。アイワーンは次は必ずぶっ倒すと撤退した。


なお、ノットレイダーでの居場所を失ったとアイワーン自身は捉えているが、ノットレイダーという組織がアイワーンを切り捨てたわけでなく、あくまでアイワーンが自らの意思で脱退したという形である。(第30話でのテンジョウとのやりとりからもこのことはわかる)

ただ、惑星レインボーでの戦いは、彼女が開発した兵器であるダークペンの力ではプリキュアを倒すことができないとダークネストが判断したからこそ、ダークネストが自ら降臨して彼女の体を乗っ取ったという展開である。アイワーンからすればボスが科学者としての自分を信頼してくれなかったわけで、「ノットレイダーを支える唯一無二の超天才科学者」という立場が揺らいだのは確かである。

実際のところ、アイワーンがおめおめと帰還したとしても、立場や待遇は今までよりも悪くなったかもしれないがダークネストもガルオウガも彼女を追い出すことはしなかっただろう。待遇が悪くなるくらいなら自分から辞めてやるというちっぽけなプライドで組織を飛び出したと言えないことはないが、アイワーンがノットレイダーへ未練を感じているような様子が度々描かれていることから、むしろ「ボスの信頼を失った以上はこのまま帰還しても追い出されるだけ」という恐怖が根強くあって組織に戻れなくなったという方が実際だと思われる。

家族のように愛していた者達から追い出されるくらいなら、自分から距離をとる方が傷つかないというわけだ。悲しい話ではあるが。

もっと言ってしまえば、キュアコスモ介入以降のカッパードやテンジョウの戦い方に特に変化が見られない事を見れば、ノットレイダーと言う居場所を失った事が彼女をさらなる強敵に成り上がらせたとも言える。プリキュア達に勝つためこれまでの一辺倒な考えを捨てた上での現在の行動なのだろう。


続く第29話〜30話の惑星サマーン編でも登場。

この第29話からは今までとは違うという覚悟を示すためか、パーカーを着用したストリート系のファッションにイメチェンしている。この姿は第26話からのキュアコスモが加わったオープニング映像では先行して描かれていた。

アイワーンちゃん様(ユニアイ)まとめアイワーン

第29話ではかに座のプリンセススターカラーペンの奪取に失敗したテンジョウの元に現れ、協力を申し込む。テンジョウも組織を抜けたとはいえかつての仲間のよしみということで快諾。サマーンのインフラを統括するマザーAIをハッキングし、サマーンのあらゆる機械類がプリキュア達に襲いkかってくる。この作戦はかなり有用だったが、今までの旅の経験で「心」を獲得していたララのパーソナルAIがマザーからの支配を脱し、マザーを逆ハックする形でアイワーンんの支配から解放。アイワーンの計画が瓦解した後はテンジョウが巨人ノットレイを繰り出すものの結局敗北し、アイワーンとテンジョウは互いに責任をなすりつけあいながら撤退した。


この後、プリキュア達は一旦地球圏に帰還。うお座のペンをで入手し、全てのペンが集まったことでしばらくは地球を舞台にする話が続く。だが、その間はずっとアイワーンの出番がなかった。次の登場はプリキュア達がトゥインクルイマジネーションの手がかりを求めて星空界のウラナイン星へと旅した38話である。

作中で答えを明言していないがこれは実はちゃんとした理屈が通ったことであり、ノットレイダーの幹部達が撤退時に使うワープゲートは実はガルオウガが開いているので、ノットレイダーを脱退したアイワーンはワープゲートを使えない=地球圏に行けないのである。だから脱退後のアイワーンが登場するのはすべて星空界を舞台にする話となっているのである。(ちなみにノットレイダーの本拠地もワープゲートをくぐらないと行けないので、アイワーンは自分だけで組織に戻ることは不可能)

なお、アイワーンが作ったプリンセススターカラーペン探知用のレーダーは、今となってはプリキュアたちの居場所を教えてくれる装置となっている(ペンは全てプリキュアが所持しているため)


このレーダーに反応があったことでプリキュア達が星空界へ来たことを察知したアイワーンはレーダーを頼りにウラナイン星へ。バケニャーンのモデルとなったハッケニャーンの登場に心乱されるも、それをユニへの憎悪に変えて彼女が1人でいるところをアイワーンロボ27号で襲いかかる。

一方でユニの方はキュアコスモに変身して立ち向かうも、故郷を戻す鍵となるトゥインクルイマジネーションがなかなか見つからない苛立ちから自分をこんな目に合わせたアイワーンへの怒りを抑えられなくなり、互いが互いに恨み言をぶつけ合いながら拳で傷つけ合う、負の連鎖そのものの悲しい戦いが繰り広げられた。

仲間達が駆けつけたことでコスモは冷静さを取り戻すものの、1人ぼっちのアイワーンその光景に心が締め付けられ感情が爆発。涙を流しながら「超天才科学者のあたいは負けないっつーの!」と叫び、27号に搭載されていた禁断の兵装を起動させる。それはかつて惑星レインボーを滅ぼした時のダークペン暴走事故を再現した石化ビーム砲だった。コスモへ直撃する寸前にスターが助けてくれたおかげで無事だったが、光線が進んだ軌道の草木も大地も全て石化してしまい、その様子は当然のようにコスモのトラウマを呼び起こす。

恐怖のあまりうずくまり立ち上がれなくなったコスモを守ろうとする他のプリキュアだが、ビームの直撃を避けながらの戦いはプリキュア側には不利で動きが鈍り、27号の通常武装による攻撃を食らいまくり、みんなダメージを受けて地面に伏すことに。邪魔者がいなくなったところでアイワーンはコスモを石化させようと砲門を向け、涙を流しながら「あたいの居場所をなくしたお前だけは絶対に許さないっつーの!」と悲痛の叫びとともに引き金を引こうとする。その痛々しい姿は生意気で自信家だったアイワーンのイメージからは想像し難いものでもあった。

そんなアイワーンの姿を目の当たりにしたコスモは走馬灯のようにかつての記憶を思い出す。星が滅んだ時、石化したオリーフィオの前で号泣しながら「みんなを石にしたあいつだけは絶対に許さない」と悲しみの中で苦悩していた自分。今のアイワーンはあの時の自分自身と全く同じなのだと本当の意味で気づいたとき、ユニのトゥインクルイマジネーションが覚醒。スターカラーペンダントから放出された光がユニを包み、石化光線を弾く。驚くアイワーンに対しユニは、なんと自分がバケニャーンとして騙していたことを素直に謝罪。そして過去にとらわれるだけでなく、未来に歩むためにあなたを許すと述べた。

アイワーンはそれを上から目線の余裕と感じたようで「あたいの気持ちの何がわかる」と怒りを見せるが、ユニは「苦しかったんでしょ」と悲しげに呟くと、トゥインクルイマジネーションの光がアイワーンにまで到達し、その時アイワーンがユニのかつての記憶が流れ込む。そしてアイワーンもまた、かつてのユニが今の自分自身と同じであったことに本当の意味で気づくのだった。

アイワーンの戦意が弱まった隙にプリキュア達は「プリキュア・スタートゥインクル・イマジネーション」を浴びせかけ、27号の機能を停止させる。スターはアイワーンに行く場所がないなら地球に来ればいいと呼びかけるが、アイワーンは「余計なお世話だっつーの」と捨てセリフを吐いて例の宇宙船で1人でいずこかへと去っていった。

あなたをゆるすセンシティブな作品


事実上、これがプリキュアとの最後の戦いとなった。ノットレイダーを離れたことが彼女に色々と考える時間を与え、後述の展開から他のトゥインクルイマジネーション覚醒回におけるガルオウガ達とは明確に違いが出た事となる。


最終決戦に参戦、そしてその後(第46話~最終話)

星空連合とノットレイダーとの戦いの中、ダークネストが本性を表し、真の意味で復讐すべき相手が正体である蛇遣い座である事を知り、プリキュア達に加勢することとなる。その過程で、自身が惑星レインボーでの所業をユニに謝罪している。

ツンデレワーンちゃんコスモの目覚め


全ての決着がついた後、ユニと共にレインボー星へと赴き、住民たちを元に戻す研究を開始、その後最終話では無事に石化を直すアイテムの開発に成功したようで、石化が解けたオリーフィオらに謝罪した。

その後もレインボー星の復興と発展に尽力したようで、15年後にはレインボー星人の子供たちに「アイワーン先生」と呼ばれる等、彼らとも随分打ち解けた様子。アイワーンが開発したと思しき機械で自動耕作が行われている様子が映し出されたほか、成長したユニや同じく成長し兄同様調査員となったララと共に彼らの様子を見守っていた。ちなみに、この時にはユニを上回るほどの身長に成長していた。漫画版担当の上北ふたご先生のツイートによればこの時のアイワーンの身長はなんと驚異の190㎝ほど。種族の特性によるものかは今のところ不明だが、少なくともサマーン星人のような低身長種族ではなさそうだ。

っつーの15年後のアイワーンとユニ


余談

モチーフと名前の由来

外見から、長らくモチーフ妖怪は「一つ目小僧」と思われてきた……が、上記の通り、最終話では190cm程度という驚くべき長身に成長したため、実際は一つ目入道だった可能性もある(日本妖怪の枠組みを越えれば、サイクロプス族では? との声も)

ちなみに、プリキュアシリーズでは何気に初となる単眼キャラだったりする。pixivに少なからず存在する単眼フェチの皆さんの嗜好には、どストライクだった模様。

名前の由来は英語で目を意味する「アイ(eye)」と、同じく英語で1つを意味する「ワン(one)」から来ていると思われる。


ララとの共通点?

一部の視聴者からは、アイワーンに羽衣ララと似た要素が目に付くという指摘がある。

  • 頭から二本の触覚のようなものが生えている。さらにリングのようなものがついているのはキュアミルキーと同じ
  • 耳がとんがり耳
  • 地球人の外見的にはローティーンだが、子供ではないと主張する
  • スカートがキュアミルキーと同じ形状

ララ個人というよりサマーン人の特徴に一致しているという見方もできるかもしれないが、29~30話では特に言及は無かった。


演者について

演じる村川梨衣は、プリキュアシリーズ初登場。

村川は今回のアイワーン役の起用に関して「いつかプリキュアとしても戦えるように夢を追い続けながらも、今はアイワーンを大切に演じてさせて頂きたいという一心です」とコメントしている。

更に本放送時でノンクレジットだったかに座のプリンセスの声も村川が兼任していた事が「スター☆トゥインクルプリキュア オフィシャルコンプリートブック」で明かされた。

単眼!あいわーんちゃん


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