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CV:上坂すみれ


概要ニャン

惑星レインボー出身のレインボー星人であり、作中5人目のプリキュアであるキュアコスモの変身者。

そして、かねてより暗躍していた宇宙怪盗ブルーキャットの正体でもある。


レインボー星人「ユニ」の本来の姿は猫のような獣人である。

しかし、レインボー星人は変化(へんげ)の能力を持つ種族であり、姿を自在に変えることができる。ブルーキャットとしての姿もユニが変化したペルソナに過ぎない。

ユニは石化現象によって滅んだ惑星レインボーを復活させる方法を見つけるため、ブルーキャットを含めた3つのペルソナを使い分けて宇宙を暗躍していた。詳細は後述。


ブルーキャットの正体がレインボー星人のユニだと明かされたのは第20話。そして同話で彼女はキュアコスモへと覚醒し、スタートゥインクルプリキュアのチームの5人目として仲間入りする。


「ユニ」という名前は第21話でブルーキャットがひかるに自分の本名として名乗ったことで明らかになったが、実はその前話となる第20話の文字放送字幕でこの名前が出ており、ピクシブ百科事典に本項目が作られたのも第20話放送直後である。

第22話からは地球に滞在することもあり、EDのキャラクター表記も「マオ(ブルーキャット)」から「ユニ」に変更されている。

センシティブな作品


柳川あかりプロデューサーによると、「ユニ」の名前の由来は「単一」を意味する接頭語「uni」や「唯一無二」からで、英語で「宇宙」「全世界」を意味する「universe」とも掛けているという。

本作では「自分」という「個」や「単体」を重視する作風になっているのだが、ユニは特にその傾向が強いためこのネーミングになったようだ。

ちなみに名前の英字表記は接頭語通りの「Uni」と日本語のローマ字表記に従った「Yuni」が散見される。アニメージュの『スター☆トゥインクルプリキュア増刊号』によれば前者が正式な綴りのようだが、グッズでは後者の綴りがよく使われる。


誕生日は10月11日。1958年のこの日にアメリカの月面探査機・パイオニア1号が打ち上げられた他、1968年の同日にはアポロ7号が打ち上げられ、アポロ計画において宇宙飛行士が初めて地球外に送り出された(パイオニアだけにパイオニャーで猫繋がりのチョイスか)。


年齢については明らかにされておらず、それに加え後述する性格故か学校に通うこともない。


また、歴代のレギュラープリキュアで唯一、苗字が設定されていない人物である。


仲間になるまでの経緯ニャン

愛する故郷の滅亡

元々は惑星レインボーで平和に暮らしていたところ、本編開始数ヶ月前にアイワーンが襲来し、「プリンセスの力を渡せ」と要求してきた。長のオリーフィオが拒否したため、アイワーンはダークペンノットリガーを出現させようとしたが、実験段階だったダークペンは暴走。鉱山の人々への連絡のために宇宙船に乗船して飛び立ったユニの目の前で、ダークペンの闇のエネルギーはたちまち星全体を覆いつくし、人々は石化して、惑星レインボーは一瞬で滅んでしまった。


※ユニが故郷で平和に暮らしていた頃についての情報は惑星レインボーの項目がより詳しいので、そちらを参照のこと。


孤独な旅の果てのプリキュアへの覚醒

唯一無事だったユニは、全てを元どおりにすることを誓って旅に出ることになる。

とはいえ、レインボー星人であるが故の偏見と差別から来る孤独と猜疑心から自分以外を信じられず、頼れる者もいなかったため、ノットレイダー幹部のバケニャーン、宇宙アイドルのマオ、宇宙怪盗のブルーキャットという3つの姿を使い分けて仲間を救う方法を模索することになる。

当初はレインボー星人の仲間を救う事しか頭になかったが、ゼニー星でマオ、ひいてはブルーキャットとして第三勢力の立場からプリキュア達と直接関わったのを切っ掛けに、プリキュア達との間に確かな縁が芽生え始める。

プリキュア達との間に生まれた縁は、やがてユニを5人目のプリキュア・キュアコスモとして覚醒させ、宇宙を救うべく共に戦う仲間の絆へと発展して行く。

プリキュアとして覚醒した際の初戦(21話)では、キュアスター/星奈ひかると息のあった共闘を見せたが、戦いが終わった後はこれ以上はひかる達と馴れ合うつもりはなく、今まで通りソロプレイでペンを探す算段だった。

しかし戦いが終わった後にアイワーンに自分の小型宇宙船を奪われたため、ユニは宇宙を旅する移動手段を失ってしまった。そこでひかるは「スターロケットを持つ自分たちと一緒に行動すればペンを集められる」と彼女をスカウト。ユニも他に有効な手段がなかったので半分嫌々ながらひかる達と行動を共にすることになり、いったん地球へ戻ることになる。

帰還するロケットの中でひかる達に自身の本名を明かし、ユニは地球での新たな生活をスタートさせるのだった。


※ユニがプリキュアに覚醒した事件に関しては、ブルーキャットの姿で星奈ひかると交流してきたことが大きく影響しているため、詳細はこちらではなくブルーキャットの項目にまとめてある。


容姿ニャン

ユニは変化の能力を持つレインボー星人であるため、公式サイトでのキャラクター紹介での「プリキュアに変身する前の姿」も複数用意されている。

なお、ユニの変化の術はまだ未熟であり、どんな姿に変わっても猫耳と猫しっぽが残ってしまう

さらに、変化が未熟なレインボー星人の補助道具として開発された特殊なパフュームを使わないと姿を変えられない。

上北ふたご版のコミカライズでは巨大な爬虫類のような怪物(全貌は見えないが肉食恐竜?)、下半身が魚の人魚、鳥、四足歩行の猫などさまざまな姿を披露しており、パフュームさえあれば変化の幅は非常に広いことが窺える。


地球での姿

ユニでいいわ

第22話から地球に滞在するにあたっては、ブルーキャットの姿から帽子とサングラスを外した状態をデフォルトにしている。

第38話からは冬服を着用している。ブルーキャットの服を冬用にアレンジしたデザインであり、シャツが長袖になったため白いオペラグローブがなくなる、ベストのデザインが変わる、ニーソックスは黒になる等の変更点がある。


基本的な見た目は地球人と大きく変わらないヒューマノイドタイプだが、ブルーキャットの姿の時点からある猫しっぽと、シルクハットを取ったことにより露わになった猫耳が目立つ。

サングラスを外したことで判明した目の形は、やはりというか猫目である。猫目のプリキュアはキュアトゥインクル / 天ノ川きららに次いで二人目。

瞳の色はオレンジ色。猫の瞳の色というよりも猫目石(クリソベリルキャッツアイ)の色をイメージしているようだ。

猫耳ではない方(人間態)の耳はララ同様とんがり耳。また、肌の色もアルビノ並の白さである。


また驚いた時やうろたえた時、ギャグ描写に際しては猫顔・猫口になる。


身長はヒール込みで星奈ひかるより若干高い程度(プリキュア変身時は同じくらい)で、猫耳を含めれば天宮えれなと同程度。


レインボー星人としての姿

ユニ

レインボー星人としての「本来の姿」は、猫型の獣人である。

プリキュアオールスターズにカウントされるプリキュア変身者として獣人はシリーズ初。


ケモノジャンルの分類でいうと、ユニの「地球上での姿」がいわゆる獣耳キャラであるとすれば、レインボー星人としての姿はkemonoに近い。

体躯自体は人間と同じく「二本の腕に二足歩行」だが、獣のように突き出した鼻と獣のような口、そして獣のように鼻からひげが生えており、全身は獣のようにアイボリー色の体毛に覆われており、まさに獣人そのものである。手足はブルーキャット形態と比べて若干太め。

目は猫目で瞳の色がオレンジ色なのもブルーキャットと共通する。ただし、髪の色はブルーキャットの時よりもより濃い青色である。


3つのペルソナ

上述したように、レインボー星人は自分の姿を好きに変えることができる変化(へんげ)の能力を持つ。

実在する人物そっくりに変身して本人のように振る舞うこともでき、それゆえに多くの異星人からは不気味がられてきたが、どこにも存在しない架空の人物に変化することも可能である。

ブルーキャットとしての姿も、どこにも存在しない架空の人物としてユニが作り出したペルソナである。


しかし、ユニは惑星レインボーの人とお宝を取り戻すにあたって、ブルーキャットだけでなく3人もの架空の人物になりすましていた。

そしてあたかも仮面(ペルソナ)をかぶる舞台役者のように3つの姿と立場を使い分けながら、宇宙を暗躍して情報を集めていたのである。


上述したようにユニの変化の術は未熟であるため、3つの姿の全てに猫耳と猫しっぽが生えている。

そのため猫耳に関しては、バケニャーン時は猫型獣人になることで同化させ、マオ時はシニヨンキャップ、ブルーキャット時はシルクハットで物理的に隠している。


バケニャーンさん

宇宙征服を狙うノットレイダーの構成員。

レインボー星人としての本来の姿よりも猫そのものに近い風貌をしており、化け猫がモチーフとなっている。ケモノジャンルの分類でいうならば、より欧米的なfurryに近しいデザインとなっている。

同組織の科学者であるアイワーンの執事を務めており、ユニが変化する3つのペルソナの中で唯一声が変わる。


アイワーンは惑星レインボーを滅ぼした張本人であるため、ユニは石化した住人たちを救う方法を探るために近づいたのである。

その結果、石化現象はアイワーン自身にとっても想定外の事故であったことが判明し、すなわち元に戻す手段が用意されていないという絶望的な真実が明らかになったが、ノットレイダーが「あらゆる望みを叶える力」を手にするために12本のプリンセススターカラーペンと宇宙妖精フワを手中に収めようとしていることも知る。

そしてユニはこのスターカラーペンの力を使えばレインボー星を元に戻せるのではと考えた。

ノットレイダーはアイワーンが作り出した「ペンのある場所を感知できるレーダー」によってペンの収集を続けている。つまりはノットレイダーの一員となればペンのある場所を知る機会が増えるわけで、ユニはバケニャーンの姿でノットレイダーでのスパイ活動を続けることにした。


マオにゃん

星空界で大人気の宇宙アイドル。語尾に「ニャン」をつけ、天然な性格をしたあざとい系

ユニがこのペルソナに変化するのは、ブルーキャットとして狙う「宇宙に散逸した惑星レインボーの宝」の情報収集のためである。

アイドルになれば宇宙の各所に赴いて様々な噂を見聞きできる上、さらに有名人になれば現地の有力者ともコネクションができる。こうしてユニは表社会も裏社会も含めた様々な情報を集めていった。


センシティブな作品

星空界を騒がす宇宙怪盗。狙ったターゲットには予告状を出すスタイルで、傲岸不遜で大胆不敵な自信家。

ブルーキャットは様々な宝を狙うが、本当に求めているのは宇宙に散逸した惑星レインボーの宝と、プリンセススターカラーペンだけ。それ以外の宝を盗んでいるのは、自分の素性や目的がノットレイダーに勘付かれないようにするためのカモフラージュに過ぎない。なので、レインボーの宝とペン以外は貧しい人々に分け与えており、義賊としての一面も持つ。

ただし、ペンの収集についてはノットレイダーとプリキュアに集めさせた後でまとめて奪えば良いと考えていてそこまでこだわっておらず、最重要視してるのは惑星レインボーの宝の回収の方である。

性別すら変化しているバケニャーン、髪や目の色を変えているマオと違い、髪や目の色、声まで含めてオリジナルのユニに最も近く、ブルーキャットがシルクハットとサングラスを外した状態がそのままユニの人間態として認識されるに至っている。


人物ニャン

良くも悪くも個人主義かつビジネスライク主義が目立ち、他人と協調することが苦手。

自分の事情に他人を巻き込むべきではないという思いが強く、ひかる達の仲間になった後も、レインボー星を救うという自分の目的はひかる達とは関係ないという態度を貫いている。

同様に、他人の事情に自分から顔を突っ込むこともしない。(ただし、さりげない助言くらいはする)


ひかる達の前での口調や仕草はブルーキャットと似た感じだが、ブルーキャット時代によく見られた上から目線で挑発的で嘲笑的な態度はなりを潜めており、その部分は演技であったことがわかる。


当初はソロプレイヤー的な側面が強く、目的が同じプリンセススターカラーペンであることがわかってもひかるたちと共闘することも躊躇しており、第17話でブルーキャットとして、自らひかるたちに協力を求めた際にも、内心では「信じられるのは自分だけよ」と嘯いていた。

レインボー星でプリキュアに覚醒し、共闘してから仲間として4人のことは多少認めたものの、ソロプレイヤーの側面は地球に来た所で変わっておらず、ペンの探索以外の時間は1人でいたがる。


こう書くとクールな一匹狼にような印象があるが、逆ギレしたアイワーンに宇宙船を奪われて移動手段を失いプリキュア達に泣きつくハメになったり、変身時に使用する香水の説明をする中で自身の変化する能力がレインボー星人の中でも未熟であることをうっかり口に出してしまいプルンスからバカにされるなど、意外に抜けているところもある


地球では決まった拠点を持たず、普段は森の木の上で眠って野宿している様だ。就寝時間が何時頃かは不明だが、第25話の冒頭で夕方に眠っていた所をヒグラシの鳴き声がうるさくて目を覚ましている為、案外夜行性なのかも知れない。

本編終了後の感謝祭では普段の暮らしについて補足されており、ネットカフェスーパー銭湯を時たま利用していることが判明している。

ララコスモグミを宇宙食として携帯している様に、彼女も宇宙マタタビが成分に含まれたマタークッキーを携帯しているので、地球に来ても食事には困っていない模様。因みに猫らしく魚が好物らしい。


身体能力は地球人よりも高く、ブルーキャットの時に見られた超人的な跳躍力や俊敏力はユニが生来持っているものである。

更に猫だけに耳も良く、プルルン星に来た際に自身を追って来たアイワーンの乗る宇宙船が迫る音を逸早く察知する程である。補足すると猫の聴覚は人間の4倍以上とされ、人間の耳が最大で1.5~2万ヘルツの音しか感知出来ないのに対し、猫は6~10万ヘルツの音を聞き分けられる。また、猫の耳は方向確認能力にも優れており、音源の高低や奥行きを聞き分ける他、その音が何かにぶつかって跳ね返って来た物かどうかまで聞き分ける事が出来、音源の位置とそこまでの距離を掴む能力は犬の2倍とされている。そしてその誤差は僅か0.5度(因みに人間の耳の誤差は4.2度)。

こうして見れば、ユニの耳が地球人よりいかに優れているのかがわかるだろう。


コミカライズ版では泳ぎが苦手…というか水に浸かることすら恐れている場面がある。

第2巻に収録されているバカンス回で、最初は浮き輪に体を通して下半身を水に浸けていたのだが、次の瞬間には水から逃げるように浮き輪の上に座り込んでしまっていた。


自分の目的のために骨を折ることは惜しまない一方で、日々の生活を楽しもうという意識が欠けており、ひかる達からレジャーや遊びなどに誘われても、ペンの探索と無関係ならば露骨に面倒くさがる(一応、ひかる達と関係が悪くなるとデメリットとなるので最低限の付き合いはする)上に、自分の目的のみを最優先し、相手と交渉したりして相手と自分双方に同意や納得のもとに目的を達成すると言う発想にも欠いている節がある。

また基本的に他人への興味も薄く、コミュニケーション自体は流暢にとるのだが、会話してもつまらなそうな態度が透けて見える。ユニ自身もそれを特に隠そうともしない。


本編内でひかる達を変身前の本名で呼ぶことが殆ど無いのもそれが現れており、最終回に至るまでえれなとまどかを一度も名前で呼ぶこと無く終わり(ただし感謝祭の朗読劇ではえれなを呼び捨てで呼んでいる)、ひかるとララすら面と向かって名前を呼ぶ機会が僅少だった。プリキュア名なら全員呼んでいるが、これは戦闘にあたってチームワーク戦をする上で必要だったからである。


ユニの個人主義や無関心さは、同胞たるレインボー星人たちへの強い帰属意識の裏返しでもある。

ユニは同胞に対して「我々は一つである」という特異な同化意識を持っており、かつての平和だったレインボー星に勝るものはないと信じている。なので、レインボー星の外にある様々な物事に対しては体験する前から「わたしにとってはそれほど価値はないわね」として切り捨てしまっている様子。

また、レインボー星が復活していない状況で、自分が外の世界の様々な物事に対して楽しさや好奇心を感じてしまうことは、今も苦しみの中にいる同胞達への裏切りになるのではという罪悪感を抱いてしまうところもがある様子。


レインボー星が平和だった頃の姿はユニの回想シーンで何度も登場するが、かつてのユニがどのような人物であったのかについては一切描かれていない。

ただ、かつてのユニはもっといろんなことに興味を持ち、日々の出来事に楽しみを素直に抱いていたようではある。興味を持っていたものの代表として歌があり、故郷がまだ平和だった頃、オリーフィオの前で歌って見せた時にその歌声を褒められた事が歌に興味を持ったきっかけである。

そしてユニは自分の歌声を生かして宇宙アイドルのマオというペルソナを作り出した。ただし、現時点でのユニは「マオとして歌っていたのはペンの情報を集めるための手段に過ぎなかった」と割り切ってしまっており、マオとして歌うことを楽しんでいたと自分からは認めていない。

だがそんなユニも、ひかる達との交流を通して「楽しむ余裕」を少しずつだが取り戻してきてもいる。

同時に取り戻した余裕は罪悪感や後ろめたさと向き合う事にも通じ、第27話でアイワーンの言葉を重く受け止めて戦意を喪失させてしまっている。


……と、このように書いてしまうと、かつてのユニが「本来のユニ」であって今のユニは自分を抑え込んでるだけとみなしてしまう人もいるかも知れない。しかしそう考えるのは早計でもある。旅をして外の世界を知ったということは、見方を変えればユニは成長したとも言える。少なくともユニはひかる達との交流によって、レインボー星の外の世界にも心を揺さぶるものがあることを理解しつつある。

担当声優である上坂すみれは、ユニについて「レインボー星人なので何者にでもなれるんですが、それ故に何者にもなり切れないというか、そういったアンバランスさがあるキャラクター」「マオやブルーキャットはキャラ付けがはっきりしてるが、ユニの心は毎回バラバラなことが多い」として、ユニを演じる時はあまり演技の構成を考えないことが多いとしている。その上でユニの印象を「自覚のない“ツンデレ”」と表現している。(参考記事)


惑星レインボーが宇宙星空連合に加盟していないため、ララ達とは異なり宇宙法を遵守する義務は無いが、初登場前からそうしてるように本人は地球人に異星人であることがばれないか警戒はしている。地球上には香久矢冬貴のような宇宙人を敵視する政治関係者が存在するため、やはり正体を明かしづらいのは変わらないのだろう。一部の地球人に正体が知られたララ(とフワ・プルンス)とは異なり、今のところひかる達以外の地球人には素性を知られていない(ひかるのクラスメイト達にプリキュアに変身する所を目撃されたが、ユニの素性については言及されなかった)が、第40話で初対面した冬貴からは疑惑の目を向けられていた。


ちなみにプレミアム公演での感謝祭によると地球に来てからは基本は野宿だがスーパー銭湯やマンガ喫茶にも泊まったことがあるらしい。ただし、夢が壊れるという理由でファミリー公演ではそのことを伏せていた。その後、キュアセレーネ達に化けたカッパード達にララのロケットの居場所がバレた為、見張りも兼ねてララ達と暮らすようになった。


家族構成ニャン

レインボー星人は現代の地球人的な家族概念は持たない。

ユニが言うには、すべてのレインボー星人は永遠のオリーフィオの子であると言う。そしてオリーフィオは父であり母であり自身でもあるとしていて、ユニはこれを「わたしたちは一つなのよ」と述べている。

そういう概念を持つユニにとって、地球人が同じ種族同士で「家族」と「それ以外」という区別をしていることにピンときていない様子。

ユニが地球ではプリキュアメンバーの誰かの家に厄介になることもなく、普段はどこで何をしているのかも明かさない自由気ままな猫のようなライフスタイルを貫いているが、ユニにとってはレインボー星で同胞がいる場所はどこでも自分の「ホーム(家)」であったので、地球でも自分の「ホーム」を一箇所に決めるという感覚が受け入れにくいのだろう。


ユニの「オリーフィオは父であり、母であり、わたし自身でもあるのよ!」という発言に関して視聴者間では解釈が分かれたが、アニメージュ増刊号にて、シリーズ構成の村山功氏からレインボー星人はオリーフィオから発生した単一の生命体であることが明言された。村山氏は「ある意味(レインボー星人)みんながオリーフィオ」とも語っており、この発言を基にすれば、住人達はオリーフィオのクローンに近しい存在(ただし各々容姿や性格は異なっている)ということになる。


その事も有り、ユニは1000人兄弟姉妹の真ん中っ子で有り、シリーズ初の真ん中っ子のプリキュア戦士にとなった。


ちなみに上記の出自のため、基本的に「女性」として扱われているが、生物学的には女性とは言い難い(より正確に言えば、地球の性別概念に当てはまらない)。


トリビアニャン

声優について

ユニ/キュアコスモを演じる上坂すみれプリキュアシリーズ初出演。

公式サイトでの発表時のコメント「まさか自分がプリキュアになれる日がくるとは思ってもみませんでした。決まったと聞いたときは本当に本当にびっくりして、とても嬉しかったです!一目見て、虹色のモチーフにとてもワクワクしました!アイドルになったり怪盗になったり、変幻自在な活躍を見せてくれるので、初登場回から演じるのがとても楽しかったです。ひとりで何でも出来てしまうがゆえの孤独さが見え隠れするのも、彼女の魅力なのかなと思います。」と語った。

オーディションは初期メンバーとほぼ同時期であり、彼女の起用の決め手は「ツンとした強気な感じ」とのこと。また、各ペルソナの演じ方が良い意味で演技っぽかったことも評価されたそうだ。こういう難しい役柄ということもあり、初期メンバーと異なりオーディションはユニのみで受けたことを感謝祭イベント等で明かしている。



各話での動向ニャン(第22話以降)

TV本編

※第21話までの動向は、ブルーキャットバケニャーンを参照。


■第22話

  • ひかるに促されるまま成り行きで地球に来たユニだが、やはり他の4人と直ぐには打ち解けずに1人で過ごしていた。
  • 1人で過ごしていた彼女の視線の先には同じく1人で行動していた星奈春吉がいた。自分と同じように周囲と中々打ち解けずにいる春吉を見て何か思うところがあるようだ。
  • 春吉がテンジョウによって巨大ノットレイ化された時は、変身しようとするプリキュア達の前に現れて、「さっさとやるわよ!」と指図し、プルンスに「今までどこに行ってたでプルンス!」と言われたり、テンジョウに裏切り者と罵られても涼しい顔で受け流す。そしていざ戦闘が開始するといつの間にか姿を消しており、結局プリキュア達はいつもの4人で応戦することに。
  • その間何をしていたかというと、どう利用できるか見定めるためか、樹上に隠れて戦いを眺めながらプリキュア達の戦法の分析をしていた。
  • 巨大ノットレイの猛攻でチームワークが崩され、合体技であるサザンクロスショットを撃てないことで苦戦するプリキュア達。それを見かねたコスモは戦場に乱入し、サザンクロスショットを撃つ隙を作るためオトリになる……なんてことはするわけもなく、怪盗らしくキュアミルキーの持っていたふたご座のペンを「ちょっと借りるニャン」と拝借。奪ったペンをレインボーパフュームに挿入して「プリキュア・レインボースプラッシュ」を発動させて巨大ノットレイを浄化した。
  • しかし戦闘終了後にキュアスターが礼を言おうとした時には既に姿を消しており、プルンスからは「おいしいところだけ持っていった」と呆れられた。ただ、ペンを取られたと慌てるシーンがなかったので、ミルキーのペンはちゃんと返却した模様。

■第23話

  • 前回地球に来て少し経った頃、遅ればせながらスターロケット内で彼女の歓迎会が開かれた。だが彼女自身は興味は無く「今更?」と呆れ、食事ならマタークッキーが有るから良いなどと地球に来たばかりのララと似た様なことを言う。そしてペン探しに行く気が無いなら帰ると付け足しながらクッキーを齧ろとするユニだったが、肝心のクッキーがフワの口から胃の中に入ってしまう。1回しゃっくりする毎に数体ものコピーフワが分裂し、あっと言う間にロケットを埋め尽くしてしまう。食事を与えれば消えることが分かったものの、尚も本体がしゃっくりを繰り返すごとに増殖するコピーフワによってロケットの内部がキャパオーバーとなった為、AIは外部へ排出。その存在が公になる危機が迫る。
  • 責任を感じたユニは4人を置いてロケットを飛び出し、本物のフワを連れ戻そうとする。森の中で飛んで行くフワ達を先回りして捕まえるもそれはコピーフワだった。食べ物をねだられ困ってしまうが、遅れて駆け付けたえれなが用意した食パンの耳でコピーフワは何とか消滅。そのままどうにか森にいたコピーフワ全てを消すことに成功するも、食パンの耳が切れた所へひかるとプルンスがロケットの製造機で作ったドーナツを2箱用意して合流。地球に来てからの単独行動で観星町の地理は既に調べていたらしく、そのまま湖の方へ1人で行こうとするユニに対し、えれなもその後を追い、ひかるとプルンスは星奈家へ向かう群れに対処するべく二手に分かれる。
  • 1人で対処出来ると言うユニだが、えれなから商店街へ向かうコピーフワの大群を見せ付けられて協力せざるを得ない状況を思い知らされる。人目を避ける為に自ら商店街の広場の真ん中の噴水にマオとなって降り立ち、『コズミック☆ミステリー☆ガール』を熱唱。自分が目立つ事で人々の注意を自身に向けさせている間、えれなはドーナツをコピーフワに食べさせ、どうにかその場の問題は解決した。

みんな~!こんにちは~!宇宙アイドルマオにゃんっ♪

  • コピーフワの群れに本物のフワがいなかった為、ユニは再び1人で探しに向かおうとする。そんな彼女をえれなは呼び止め、何故1人で行こうとするのか尋ねる。ユニからすれば、こんな事態を招いたのは自分の責任であり、えれな達に迷惑を掛けまいと思っての行動だった。だが、えれな達はそんな風には思っておらず、「1人で抱え込まないで」と言ってみんなで分け合う事の尊さを説く。それはずっと孤独な戦いをして来て、一通りのことは自分だけで出来るユニにとっては理解しがたい考えであった。
  • するとカッパードのUFOが飛んでいるのが見えた為に2人で現場へ急行。カッパードと配下のノットレイ達は、分裂したコピーフワの大群に困惑するも、何とかその中から本物のフワを探して連れ去ろうとする。尚も酔っ払った本物のフワを見つけて保護しようとするユニだったが、その動きでカッパードに気付かれてしまい、水弾で吹っ飛ばされた上に本物のフワまで連れ攫われてしまう。
  • 合流して来た仲間達と変身してフワを取り戻す流れとなるのだが、責任を感じていたコスモは再び単独行動に走り、上空にいるカッパードのUFO目掛けてノットレイを蹴散らしながら突き進む。これに対してカッパードはコピーフワを素体とした武器から大量の毛玉を飛ばして応戦。虚を突かれてその1つに捕まり、カッパードに止めの追い打ちを掛けられそうになるが、ソレイユシュートで阻止された上で落下した所を顔を布状に変形させたプルンスと、それを大きく広げた4人に救われる。
  • 彼女達の行動が理解出来ないコスモだったが、ソレイユはおとめ座のペンを差し出し、自分達が責任を分け合う仲間同士であることを彼女に諭す。その上で「フワを助け出して」と頼まれ、コスモも「任せるニャン!」とその気になり反撃開始。闇のエネルギーを纏った毛玉で応戦するカッパードの攻撃をセレーネとミルキー、スターが迎撃し、自身はソレイユから蹴り出される形で一気にカッパードの元へと飛び、そのままフワを奪還する。フワをスターに任せ、そのままキックでカッパードから武器を弾くと、おとめ座のペンをレインボーパフュームに挿入してのレインボースプラッシュで浄化。ノットレイダーの撃破に成功するのだった。
  • フワを助け出し、コピーもすべて消滅したのを確認すると、ユニは「借りが出来た」と言って再び去って行こうとする。だが、えれなから腕を掴まれ、また歓迎会を開き直す形でその借りを返す様に薦められた。料理は食べられて無くなったものの、ドーナツがまだ1つ残っており、それを8等分して乾杯とし、ユニも拙いながらに其処へ加わる。

■第24話

  • 炎天の真夏の或る日、ひかる達と共にロケットに乗って宇宙へ飛び立ったユニは「ねぇ、それ何?」と、ひかるが持って来たかき氷機に付いて尋ねる。どうやら惑星レインボー、延いては星空界にかき氷と言う食べ物は存在しないらしい。プルンスやフワもかき氷に興味津々になり、えれなも話に加わるが、直ぐにその内容は夏休みの宿題に移行。憂鬱になるひかるだが、2日目で半分を終わらせたまどかはピアノの練習の事で悩んでいる事を打ち明けた。ユニは周囲の一連の遣り取りをただ黙って聞いているだけである。
  • かつてのピアノのコンクールで、優勝した筈の自分の演奏は無表情で聴いていたのに、それを逃した他の子の演奏を笑って聴いていた審査員達。その違いが何か分からなかったまどかは、徐にユニに尋ねる。何故宇宙アイドルのマオとして歌っている自身の歌は多くの人を引き付けるのかを。だが、ユニが思い出すのは、故郷でオリーフィオから掛けられた、自身を賞賛する言葉だった。

うたのひみつ

  • 思い出すのが辛かったのか、少し沈痛な表情をするユニに対してまどかは謝罪するが、ユニは「別に…」と素っ気無く返すだけ。すると突然まどかのスターカラーペンダントがみずがめ座の反応を示した為、一行はフワのワープでアイスノー星へと赴く事となる。
  • 星へ降り立ったユニ達を出迎えたのはユキオと言うテンプレな雪だるまの姿の住人だった。ナルシストな彼が付け替え可能な鼻を自慢する様子を皆と一緒に傍観していたが、探していたペンを持っていた事にユニは唖然となる。
  • 譲って貰える様に必死で頼み込むひかる達だが、ユキオは応じようとせず、其処へイルマ飛んで来る。彼女に想いを寄せるユキオは、本人曰く村一番の美人の彼女の笑顔が見たいからと奮闘していたが、イルマは冷たく返すだけ。雪と氷しかないこの星でどうすれば良いのかと、途方に暮れるユキオに対してひかるはかき氷やスノーボード、雪合戦などの楽しみ方を提供、実践し、ユニはその光景をフワ、プルンス、ユキオらと黙って傍観していた。
  • 最後に氷の洞窟で氷柱をスプーンで叩いて音を出すと、ユキオはそれに可能性を見出したのか、氷の演奏でイルマを笑わせる事が出来たらペンを譲ると約束してイルマを誘いに行く。だが、先程から一連の様子を見ていたユニは溜め息を吐き、「じれったいわね…笑わなかったらどうするのよ?」と痛い所を付く。ひかるはただ「だ、大丈夫だよ、きっと…あはは……」と頼りない返事を返すだけだった。
  • そしてイルマを連れて来ての氷柱の音楽会。ひかるに促されるまま、まどかはスプーンで氷柱を叩いてノクターンを演奏するが、当のイルマは無表情のまま笑顔を見せない。自身に足りない物が何なのか分からず、途方に暮れるまどか。周囲に不安の空気が流れる中、徐にユニはアカペラでコズミック☆ミステリー☆ガールを歌い始めた。歌いながら口元に笑みを浮かべてまどかに頷く事で演奏を促すユニ。彼女の歌に合わせてまどかが演奏を始めると、ひかる達も楽しそうに手を叩いて伴奏を始めたではないか。まどかは気付く。自身に足りなかったのは「楽しむ心」だと言う事に。同時に歌いながらユニも思い出していた。嘗てオリーフィオから自分の歌を「良い歌声だ」と褒められ、嬉しかった記憶を。歌と演奏が終わった直後、イルマは顔を覆ってそのまま洞窟から走り去ってしまった。
  • 追い掛けて行くと、折しもペンを捜索に来ていたテンジョウ率いるノットレイによってイルマは巨大ノットレイの素体にされてしまう。変身して応戦するプリキュア達だが、迫り来るノットレイの大群と、巨大ノットレイと化したイルマの両肩から放たれる雪玉の砲撃に容易に近付けない。イルマに呼び掛けるユキオも雪玉の砲撃で吹っ飛ばされてしまうが、咄嗟にセレーネとコスモが落下するユキオを救助する。イルマの笑顔が見たいと言うユキオの気持ちを、「ペンを渡せば自分が幾らでも笑顔になる」と嘲笑うテンジョウだが、ユキオはイルマを元に戻す希望と共に鼻として付けていた自身のペンをセレーネに譲渡。みずがめ座セレーネアローで両肩の砲身を破壊すると、セレーネは続け様にペンをコスモに託す。コスモはプリキュアレインボーパフュームにみずがめ座のペンを装填すると、そのままレインボースプラッシュで巨大ノットレイと化したイルマを浄化。テンジョウも退散した。
  • みずがめ座のペンをトゥインクルブックに装填すると、フワの星座解放でスターパレスにみずがめ座のプリンセスが復活。残りのペンもうお座とかに座を残すのみとなり、5人の心を1つにする様促される。一方、イルマも目を覚ますと同時にユキオの姿を見て笑い始める。実は彼女は元々笑い上戸だったのだが、ユキオを傷付けたくなくて技と笑わないふりをしていたのだ。先程も演奏も、最後にユキオが転んで可笑しかったのだが、ユキオはそんな事を気にせずにイルマを受け入れる。その様子を見てまどかはユニに礼を言い、ユニも無言で頷くのだった。
  • 今回も他の仲間達の様子を一歩引いた所から眺めていたが、ここぞと言う時に助け船を出すその姿から、ユニはまどかとも心を通わせ、また少し仲間との距離が縮まった。

■第25話

  • 夕方、寝床にしている観星町の近くの森の木の上で眠っていると、近くで鳴くヒグラシの所為で目が覚めてしまう。同時に遠くから祭囃子の音が響いて来た為、音のした方を向くと、視界には夏祭りに興じる街の様子が飛び込んで来た。
  • すると何時もの様にひかる達が現れる。この騒ぎが何か尋ねると、今日は「観星町星まつり」と言う事で、夏祭りの為に浴衣に身を包んだ彼女達はユニを誘おうと探していたと言う。相変わらず興味無しの塩対応であしらおうとするユニだったが、ひかるから問答無用で木から引きずり降ろされてしまう。目を輝かせて「今日くらい一緒に楽しもう!」と言うひかるを前に、拒否権は無い事を思い知らされる瞬間であった。

捕獲

  • 夏祭りに際し、ロケット内でひかるのお下がりの青い浴衣に着替えると、改めて一行は屋台の立ち並ぶ祭りの場所へ赴く。ひかるに故郷の祭りについて問われるが、そこへえれなとまどか目当ての女子達が群がって来た為に会話は中断。一方で別の女子からは見慣れない顔と珍しがられ、更に現れた桜子からもえれなとまどかの近くにいた事で変な敵愾心を持たれてしまう(ユニもユニで自身が異星人だと見抜かれたのではと身構えたが)。更にカルノリまで現れて話し掛けて来た為、ひかるからは親戚と誤魔化されたが自身の口癖から「ニャン子」と呼び間違えられる。咄嗟にユニと名乗るも、ユニ子と呼ばれ思わず不機嫌になるが、えれなから宥められ、ララからも珍しがられてるだけだとフォローされる。その上で楽しまなきゃ損とひかるから励まされるが、当のユニは何故かそんな気分にはなれずにいた……。
    • 耳と尻尾については誰からも突っ込まれなかったが、夏祭りなのでそういうアクセサリーをつけてるとみなされていたのだろう。
  • その後も射的、輪投げ、ヨーヨーすくいと出店を回る一行。途中でフワが綿あめに絡め取られるアクシデントに見舞われながらも夏祭りを楽しむひかる達だが、ユニは途中で見かけたポスターの花火を見て、平和だった故郷の記憶を呼び起こしていた。すると突然ひかるに猫のお面を付けられ、金魚すくいの屋台に連れて行かれる。
  • 大量の金魚を前に「こ、これは…美味しそうニャン!」と不覚にも興奮。やはり猫らしく魚が好物な様だ。

おいしそうニャン金魚金魚がだめなら

  • そんな彼女に対してひかるはどちらがより多く金魚を獲れるか勝負を挑む。だが、要領が分からないユニはひかるに引き離され、多くの星で宝を奪い返して来たブルーキャットとしての自身の沽券に傷が付く想いを味わう事に。だが、ひかるがコツを教えた為に彼女も見事金魚を捕える事に成功。得意満面の笑顔を見せて楽しそうな様子を仲間達に見せるユニだったが、偶然ポスターに映った花火から惑星レインボーでの花火大会、そしてオリーフィオの記憶を思い出し、急に黙ったかと思うとそのままお面で顔を隠して帰ってしまった。
  • 仮面を被ったまま、ユニは夜の森の木の枝に1人腰を降ろしていた。するとララが現れ、りんご飴を勧めて来たがユニは「要らないわ」と突っ撥ねる。だが、空腹には敵わず彼女からの施しを受ける事に。祭りが嫌いなのか尋ねられ、それを否定するユニに対し、ララは何故楽しまないのかを問う。するとユニは答えた。今の姿も宇宙アイドルも宇宙怪盗も全てが仮であり、プリキュアをしているのも故郷を蘇らせる為だと。なのに何故ララは同じ使命を帯びて地球にいる異星人の筈なのに、ひかる達と遊んでいられるのかユニには理解出来ない。
  • そんなユニに対してララは言う。最初はユニと同じでプリンセスの力を集める使命で頭が一杯だったが、ひかる達と触れ合う内に楽しい思い出が増えたと……何より彼女達といる事で心の宇宙が無限に広がって行くのだと。だが、ユニはそれを理解出来ないと断じ、その上で自分はあくまでペンを揃えて惑星レインボーを蘇らせる為だけにこの地球にいる事、彼女達の力を借りる心算も無い事を改めて宣言して去って行った。故郷復活の為に全てを偽り、欺き続けて此処にいる彼女からすれば、この星の出来事を楽しむ資格など自分には無いし、ひかる達の事も心から素直に仲間と認める事も出来ないと言う事なのだろう。
  • 森の中を歩いていると、ユニの前にテンジョウが出現。ペンを奪うべく現れた彼女だったが、ユニの事を裏切り者として始末しようとノットレイ達を巨大ノットレイに変えて嗾ける。対するユニもコスモに変身して応戦。森の木々を飛び回って翻弄するが、テンジョウガダークネストの加護の力を放った為に巨大ノットレイは3体に分身して反撃して来る。レインボースプラッシュで浄化しようとするコスモだったが、彼女の手元にはその為のペンが無い。仲間がいなければペンが借りられず、浄化技も放てない弱点を突き付けられたコスモは、そのまま3体の巨大ノットレイに殴り倒され、更にその内の1体に握り潰されそうになる。
  • 万事休すかと思われた時、其処へスター達4人が救援に駆け付ける。だが、コスモを人質に取られている為にスターはおひつじ座・スターパンチを繰り出せず、逆に3体の巨大ノットレイから叩きのめされてしまう。5人の絆を「お仲間ごっこ」と嘲笑い、甘いと断じるテンジョウだったが、4人はコスモの事を同じプリキュアであり、広い宇宙で出会えた大切な仲間だと返した上で立ち上がる。コスモがどんなに距離を置いて遠ざかっても、4人はもう既に彼女の事を心からの仲間だと思っているのだ。
  • そんな彼女達を見て、現状を打開する為にコスモは自身の戦いを思い返して気付く。巨大ノットレイが元は1体で他の2体は分身である事を。そして自身を捕えている本体を集中攻撃する様スター達に告げる。コスモの言葉を受け、先ずスターとミルキーが分身を相手取ると、ソレイユとセレーネが自身を捕えている本体を攻撃。セレーネの放ったセレーネアローにより分身が解けてコスモが解放されると、彼女はコスモシャイニングでダメージを与えて怯ませて隙を作り、その間に4人はサザンクロスショットで巨大ノットレイを浄化。ノットレイダーの撃破に成功するのだった。
  • 改めて夏祭りの会場に戻ろうとする一行だったが、メインイベントの花火大会が既に始まってしまった。ララの機転でスターロケットによじ登ると、5人は彼女達だけの特等席で夜空を彩る花火を鑑賞する。満天の夜空に打ち上がる花火を眺めるユニの中では、故郷の花火大会とその時のオリーフィオの笑顔が蘇っていた。「お祭りって楽しいでしょ?」と言うひかるに対し、「悪くないわね」と返すと、ユニは仲間達と共に花火の打ち上がる夜空を眺めるのであった。

■第26話

  • みんなで惑星サマーンに行く事になったが、寝不足のフワがワープに失敗し、ショウフワックセイに不時着。ユニは近くに輝くサンメラワーを見て、「という事はシータ358系ね」と、瞬時に現在位置を推測した。さすが宇宙怪盗として全宇宙を飛び回っていただけの事はある。
  • ひかるの希望でパジャマパーティーを行う事になり、ユニもひかるのパジャマにお着替え。

販促DX

  • SFホラー映画『ジャマシックパーク』の鑑賞会を行う中、プルンスのドーナツがなくなる事件が発生。プルンスは「この密室で大胆不敵に物を盗る…そんな芸当ができるのは宇宙怪盗だけでプルンス!」と指摘するが、当のユニはソファーでごろ寝。B級テイスト溢れる映画に飽きて、とっくに寝ていたのだった。えれなには「こんなに怖い映画を観ながら寝られるって信じられない…」とツッコまれるも、そのえれなもララに「怖がる方が信じられないルン」と呆れられていた。
  • 起き出した頃には映画はほぼ終わっており、その後自分の家族について語り合う他の4人だったが、「自分の事をよくベラベラ話せるなあって」と不思議に思うユニだった。
  • その後、カッパードの襲来を受け戦闘に入ったが、宇宙空間の無重力という不利な条件の中で、ミルキー・ソレイユ・セレーネと連携して大量のノットレイを蹴散らし、すっかりチームプレイが身についた様子を見せた。とどめはスターからおうし座ペンを拝借し、レインボースプラッシュで決めた。

■第27話

  • プルルン星が見えて来た事を受け、「キラやば~っ☆」と目を輝かせるひかる達。そしてヤンヤンの為に身体を張ってロケットの軌道を変えて入星、及び彼女の家までエスコートと言う役目を請け負うプルンス。そうした一同の様子をユニは無言で傍観していた。
  • 水中其の物である星内を航行する中、ロケットの窓から様々な魚達の泳ぎ回る光景を受け、泳ぎたくなったひかるは潜水服を積んでいないかとララに尋ねるも無いと言われ、返す刀で今度はユニみたいに変化して半魚人になれたら良いのにとボヤく。そんな彼女に対して自身の変化は外見を変えるだけだから半魚人になっても息は出来ないとユニは返す。
  • 其処へ助け舟を出したヤンヤンの変真珠によって5人は人魚の姿に変化し、思い思いに遊泳を楽しむ事に。ユニが1人で泳いでいると、其処へ現れたひかるに連れられて近くのリングの道を潜り泳いだ。そしてひかるは「変われるって楽しいね!」と嬉しそうに自身に言い放つ。更にえれなに促されて見上げると、幻想的な水面の光景が視界に飛び込んで来た為、ひかるは「まるで宇宙みたい…キラやば~っ☆」と感嘆の声を挙げ、自身にも同意を求めた為にユニは「まぁね…」と何時も通りの反応を返すのだったが、その口元には笑みが浮かんでいた。

スクリューキャット人魚ララ

  • その後、ヤンヤンの家を目指して星の奥へと進んでいると、不意に自身の耳に不穏な音が飛び込んで来るのを感じる。いきなり襲って来た襲撃者の攻撃で流されそうになったフワを助けると、変真珠の効果が切れそうになった事もあり、急いで近くの島へ避難。プルンスをクッションに不時着した直後、姿を現したのは外見は変わった物のユニの宇宙艇。そして中から現れたのはアイワーン本人だった。咄嗟に5人はプリキュアに変身して迎撃態勢に入る。
  • ペンもフワも渡さないと言うスターに対し、そんな物にもう興味は無いと返すアイワーン。彼女の狙いはコスモただ1人だった。バケニャーンとして自分を騙して近付き、裏切られた事を強く深く根に持つアイワーンは、ノットレイダーに居場所が無くなったのにちゃっかり居場所を作っていたコスモに対して激しい復讐心を燃やしていた。自身のユニへの恨みと怒りのイマジネーションのエネルギーで自身の乗る宇宙艇をアイワーンロボ16号を変形させると、アイワーンはコスモ目掛けて攻撃を仕掛けて来る。それを阻止したミルキーから惑星レインボーの人々を石にしてコスモの故郷を滅ぼした事を、それ以前にもスターパレスを襲った悪行をプルンスからそれぞれ指摘されるも、アイワーンは全く悪びれた様子を見せない。そればかりか、自らの罪業を棚上げして「自分が何かされたら他人を騙したりして良いんだ?」と、コスモの行動をなじって開き直る始末。その言葉にハッとなるコスモに対してアイワーンは再び攻撃を仕掛けるが、直ぐにソレイユとセレーネが妨害に入った為にこれを迎撃。ミルキーにもダメージを与えた所へ「止めなさいアイワーン!」と叫ぶコスモだったが、アイワーンは「お前を叩き潰したら、止めてやるっつーの!」と尚も襲い掛かって来る。スターの応戦を受けて自身も攻撃しようとするが、アイワーンの言葉が脳裏をよぎった為に迷いが生じてしまい、その隙を突かれて砂浜に投げ付けられてしまう。
  • そんなコスモに対してアイワーンは、彼女のこれまでの行動に対する嘲りと唾棄の暴言を吐き捨てた。

「良い気味だっつーの!バケニャーン、マオ、ブルーキャット、地球人……おまけに今度はプリキュアかっつーの!コロコロ変わりやがって!お前はそうやって姿を変えて、みんなを騙してんだっつーの!」


  • 実際、コスモは目的の為に多くのペルソナを被って周囲を偽り、欺いて来た。それは否定し様の無い事実である。その事に対してコスモ自身に後ろめたさが全く無いかと言われたら嘘になる。だが、それを真っ向から否定したのは他でも無いスターだった。変わる事には新しい自分を知れる楽しさがある。そしてコスモ自身はどんなに姿が変わっても、惑星レインボーを救いたい気持ちは決して揺らいでいないと反論するスターの言葉を受け、コスモは再び立ち直る。
  • そして仲間の援護と、スターから借り受けたおうし座のペンによるレインボースプラッシュによって、コスモはアイワーンを退けたのだった。

■第28話

  • プルンスによってスターロケットをヤンヤンの家が有る星の中心部まで送り届けられると、視界に飛び込んで来たのは数多くの魚類型の宇宙人達。思わず「美味しそう……」と漏らした為にえれなから「食べちゃ駄目だよ?」と窘められて我に返る。
  • その後、ヤンヤンからロケット職人であるフレアの工房に案内された。フレアがプラズマ星人と聞かされ、ユニは思わずそのワードに反応する。
  • ロケットを運んで来る蟹達を見て再び「美味しそう……」と涎を垂らし、再びえれなから「だから駄目だよ?」と諫められる。

道楽惑星

  • ヤンヤンの頼みもあってロケットを見るフレアに「どれ位で直る?」と尋ねると、修理には特大の炎が必要であり、準備に当たって他の4人共々「ハートを見せろ」と告げられる。まどかとえれなの2人がふいごを踏んで風を送る役目を割り振られたのに対し、ユニはひかるとララの2人と一緒にフレアの燃料となるサンゴインステーキを焼く役目が与えられた。因みにユニの担当は団扇で仰ぐ役である。
  • だが、肝心のえれなとまどかの2人が途中でへばってしまい、しかもスコールが降って来た為に作業は一時中断。雨脚が強まって来た為にひかる達と共に工房へ避難すると、雨に打たれながら自分達の不甲斐無さに打ちひしがれるえれなとまどかの様子を見つめるだけであった。
  • フレアに中で休めと促されて工房内に入ると、ユニは彼に問う。プラズマ星は熱い火の星の筈なのに、何故こんな水の星に住んでいるのかと。するとフレアは言う。ただ見て見たかっただけだと。好奇心に押されるまま自身の可能性に蓋をせず、プラズマ星人が水の星に行ったら死ぬと言う周囲の反対を押し切って旅立って今此処にいる。そう告げた後、サンゴインステーキを焼く様に促されてユニはひかる達とその作業に従事するのだった。
  • すると其処へカッパードが襲来した為、ひかる達と共にプリキュアに変身して応戦。カッパードをソレイユとセレーネに任せ、自身は飛び掛かるノットレイをスターとミルキー両名と共に相手取る。素早い動きで翻弄するも、物量で攻め寄せるノットレイ達に瞬く間に包囲されるが、ミルキーから借り受けたしし座のペンでレインボースプラッシュを放ち一網打尽にした。一方、水の星と言う事で普段よりパワーアップしているカッパードだったが、フレアの言葉を受けて自身の限界の殻を破るべく奮起したソレイユとセレーネの反撃によって撃退された。
  • その後、再開されたロケットの修理でサンゴインステーキを焼く自身の役目を全うし、見事スターロケットの修理に成功。浮かない表情をしたララを横目に、一行は彼女の故郷である惑星サマーンへと一路向かうのであった。

■第29話

  • 遂に辿り着いたララの故郷・惑星サマーン。出迎えたララの上司のククを見て、兄のロロが迎えに来たと勘違いしたひかるに対して「双子のお兄さんには見えないニャン」と突っ込みを入れる。
  • ロロの表彰式が終わり、改めてララから家族をその職業と共に紹介されると、話の腰を折って本題であるプリンセスの力の所在について尋ねる。するとロロはマザーAIが研究所で調査していると言う旨の説明をし、それに対してレーダーも無しに見つけたロロの手腕を「見事」と評価。だがロロは万能なAIのお陰と謙遜。その上で分析を施された上でグミを差し出されたので実食する。因みにユニの色は青だった。
  • ララの家族との話が終わると、彼女からレクリエーションドームへ案内されると、変わる室内の景色をホログラムと看破。景色が惑星ゼッケインに変わると、其処にそびえる山を見つめながらその山頂でマオの野外フェスをやった事を思い出す。そのイベントがプレミアムチケットになる程だった事をプルンスは思い出していた。
  • その後、テンジョウがペンの強奪に現れてククを巨大ノットレイに変えて襲って来た為にプリキュアに変身して交戦。ククノットレイの電撃が激しくて近付けず、ララがふたご座・ミルキーショックで応戦する中で加勢したくてもノットレイの大群に遮られてそれも叶わない。
  • どうにかノットレイを退けると共に、ミルキーもククノットレイにダメージを与えてペンを奪い返すが、尚もミルキーに襲い掛かるククノットレイ。それを受けて「任せるニャン!」と叫ぶコスモはセレーネがいて座のペンを借り受け、レインボースプラッシュでククノットレイの浄化に成功する。
  • だが、ララがペンを握っている様子と周囲の壊れた施設の惨状から、ククはララがペンを奪ったと誤解。現場に残されたテンジョウによる襲撃の映像も解析不能と断定されて潔白を証明する証拠にはならず、そのままククはマザーAIに命じてララをひかる達共々サマーン中に指名手配してしまう。「わたしの経験上、逃げた方が良いニャン!」と怪盗としての経験則からユニは逃亡を推奨した為、一行はスターロケットの発着場へと急ぐのだった。

■第30話

  • スターロケットを目指す道中、マザーAIの監視カメラから逃れるべく森の中を行く事を提案。怪盗としての経験から来る考えだったが、ひかるからは「流石、ユニ!」と称賛の言葉を投げ掛ける。然し、眼前を複数の監視カメラが浮遊しているのを見たえれなが「隠れて!」と叫んだのを受け、一行は近くの茂みに隠れる。「しつこいニャン!」と毒づくユニだったが、カメラは温度を感知出来る為に発見は時間の問題。万事休すかと思われた時、ララのパーソナルAIのジャミングで監視カメラは沈黙。どうにかその場を凌ぐ事に成功する。
  • すると街中に映し出されたスクリーンから、ララの家族が彼女に出て来る様呼び掛ける光景が視界に飛び込んで来る。「一緒に謝って何とかしてあげる」と、擁護の声を挙げる家族の姿を見て自身が半人前である事を痛感させられるララに対し、「だったら、プリキュアだって言いに行けば?みんな認めてくれるわ」とユニは提案。先程の逃げる選択肢を翻すユニの発言に突っ込むプルンスに「状況が違うから」と切り返し、その上で憐憫の混じった眼差しを向け、「信じてくれる、家族が居るなら……」と付け加えた。
  • その後、警備隊に見つかって再び危機に見舞われるが、折しもユニへの復讐に燃えるアイワーンがサマーンのマザーAIを乗っ取った為に街は大混乱に陥ってしまう。暴走するホバーボートに襲われる家族を救ったララの元へ、ひかる達と共に駆け寄るユニ。其処へテンジョウとアイワーンが現れ、騒動の原因がアイワーンの仕業だったと知る。全てはプリキュアを炙り出す為の行為だったのだ。
  • 襲い掛かる、アイワーンに乗っ取られたマザーAIのケーブルを後ろへジャンプして躱すが、直ぐに第二波が襲って来た為にユニはあっさり両手足を拘束されてしまう。更にひかる達も捕えられ、絶体絶命のピンチに陥る。
  • そのままアイワーンに操られたホバーボートがユニを強襲。万事休すかと思われた矢先、ララのパーソナルAIが操るロケットがユニを庇う。だが、マザーAIからの接続を拒否するララのAIを直接乗っ取るべく、アイワーンはマザーAIのケーブルをララのロケットに伸ばし、システムのハッキングをしようとする。システムをシャットダウンされ、今まさに白紙化されんとしているララのパーソナルAIの中で、地球に来てからこれまでの思い出がフラッシュバックする。地球でひかる達と出会ってから今に至るまでの冒険は、全てララのAIにとって掛け替えの無い思い出であり、その中にはひかる達と一緒にロケットの外装を水拭きするユニの姿が有った。そうしてララのAIは言う。

「ララ様、お役に立てず申し訳ありません。旅のお供ができて光栄でした。ララ様や皆様と過ごした日々は、ひかる様が言う『キラやば~っ』な日々でした。ありが…と…う…」


  • 他のララ達と違って涙こそ流さなかった物の、その顛末を憐みの目で見つめていたユニ。ララのAIが事切れる一部始終を見届けると、他の仲間達と共に「アイワーン、あなた……!!」と、アイワーンの非道に怒りを覚える。だが、対するアイワーンは「アタイが失った物に比べれば大した事無いっつーの!」と、怒りと共に身勝手な言葉を吐き捨てるだけだった。
  • ララのAIを乗っ取った上で再起動させ、改めてひかる達を襲わせようとするアイワーン。だが、ララの悲痛な叫びと共に上書きされかけていたAIのメモリーの中にララとの思い出が浮かび上がる。そして「ID90862773・ララ。敵対する人物ではない。パーソナルAIからの情報で判明」と告げ、ララは友好的パートナーだと判定したのだ。普通ならパーソナルAIはマザーAIから情報を一方通行で受け取るだけなのに、ララのパーソナルAIが逆にマザーを正常に戻したのだ。こうしてマザーAIはアイワーンの呪縛から解かれ、一行は見事に解放された。それは、AIがララ、延いてはひかる達とこれまで過ごして来た中で『心』を得たが故の奇跡であった。
  • すると今度はテンジョウが狼狽えるアイワーンに見切りを付け、XLサイズの超巨大ノットレイを生み出して襲い掛かる。ララの決意と共に、ユニは仲間達と共に彼女の家族とトッパー代表の眼前でプリキュアに変身。ララ達がペンで強化された必殺技を放つと共に、自身も個人技のコスモシャイニングで攻撃する。
  • その後、ミルキーのかに座・ミルキーショック、続くスター達4人のサザンクロスショットが超巨大ノットレイを浄化し、テンジョウとアイワーンが喧嘩しながら退散して行くのを見届けると、そのまま例によってかに座のプリンセス復活にも立ち会う。残りのプリンセスはうお座のみ。

道楽パレス

  • 全てが終わって帰路に就く際、ララのAIが明確な心を芽生えさせて再起動する様を見届けると、ロケットに乗って地球への帰還の途に就く。だが、プリキュアの発見を受け、宇宙星空連合の船が追跡して来ているのを彼女達は知る由も無い。

■第31話

  • 地球に帰って来ると同時に、自分達がプリキュアであると知って追って来た、宇宙星空連合のトッパーから連合への加入を呼び掛けられるも「連合とか面倒。団体行動苦手ニャン」と言って突っ撥ねる。えれなとまどかもそれぞれのプライベートな理由で断り、その場は散開となった。
  • その日の夕方、ララのロケットの中でひかるが自作のおにぎりをトッパー達に勧める中、フワとララとプルンスに混じって自身も「まぁまぁね」と言っておにぎりをかっ喰らう。
  • ガルオウガが星空連合の宇宙船を襲撃し、そのままスターと交戦。月面へ飛ばしてピンチに陥れた時、フワの力で残る3人と共にロケットの屋根に乗って救援に駆け付ける。隙を見計らっておうし座のペンでレインボースプラッシュを放つが、ガルオウガに弾き返されてしまう。サザンクロスショットも破られてピンチに陥るが、戦いのダメージの蓄積でダークネストの加護が薄れた相手の隙を突き、スターがペンを奪取。うお座のスターパンチで更なるダメージを与え、息が苦しくなった所で相手は撤退した。
  • うお座のプリンセスが解放され、全てのスタープリンセスが復活する現場に立ち会う。フワに食事を与える様促されて目が点になるが、スターが言われるまま食事を与えた事でシャイニートゥインクルペンが顕現し、その力でフワがユニコーンに変わった事に驚愕した。

■第32話

  • スターパレスでの一件を地球へ戻ってトッパーに報告。ノットレイダーの本拠地に攻め込めればと言う言葉に対し、ガルオウガのワープでなければノットレイダーの星に行けない事を伝える。
  • 1人、靴を脱いで川遊びをしながら、プリンセス達の言っていたフワの更なる成長について話し合うひかる達の姿を眺める。
  • フワを狙ってガルオウガが再び襲来。折角捕えたフワだが姿が変わってそれと分からずプリキュア達の元に投げ返しながら「フワを寄越せ」と言うその様子に、ユニも他の4人と目が点になる。
  • 気を取り直してキュアコスモへと変身、ガルオウガに立ち向かう。圧倒的な力の前では何者も無力であり、星も仲間も全て失った身の上を語るガルオウガ。同じく理不尽な暴力によって故郷の星を滅ぼされ、大勢の仲間を失った身の上のコスモは「お前なら分かるな?」と同意を求められ、動揺する。
  • スターを追い詰めるガルオウガの間に割って入り、彼女を救うコスモ。「何が思い知れよ?力で奪って良い訳ない!」と言う啖呵に対して、ブルーキャットとして盗みを働いていた事を指摘されるも、「奪われるのはもう懲り懲り」と開き直る。
  • スターの強い想いに呼応し、シャイニートゥインクルペンが再び顕現。トゥインクルスタイルへと覚醒し、他の4人との新合体技・スタートゥインクルイマジネーションでガルオウガを撃退する。フワも進化し、これで惑星レインボーが復活するかと思いきや、プリンセス達は沈黙するばかり。「何?その沈黙?まだ何かある訳?」と詰め寄ると、プリンセス達から今度はトゥインクルイマジネーションなる物を集める様に命じられるのだった。

■第33話

  • スタープリンセス達からペンの次はトゥインクルイマジネーションを集める事を告げられ、失意のまま地球へ帰還。「12本のペンを集めて、これできっと解決する、今度こそ惑星レインボーを元に戻せると思ったのに……」と漏らす。
  • ロケットの中でトゥインクルイマジネーションの在り処についてプルンスやAIと調査中。だが、AIの検索にも引っ掛からず、謎は深まるばかり。すると同じ様にトゥインクルイマジネーションを捜しに行きたいフワが乱入。だが「探したくてもこっちも手掛かりゼロ。お手上げニャン」と愚痴るばかり。その上で更に「あーあ。宇宙の事なら何でも知ってる魔法使いみたいな人、いないニャン?」と零した為、フワは空見遼太郎の元へと飛んで行く。
  • 飛び出したフワを追って行くと同じくフワを追っていたひかるとララの2人と遭遇。ガルオウガの影響からか、ワープの力を多用するフワに振り回されつつも、成り行きでイエティを武器の素体に襲い掛かるカッパードと交戦。相手の武器に苦戦しつつも、フワのワープに救われる形となり、そのままスタートゥインクルイマジネーションによって撃退する。

■第34話

  • 地球にサボローなる人物が星空連合から視察で訪れるのを受け、「地球の事なら任せるルン!」と得意気になるララに対して「って、あなたも異星人ニャン…」と突っ込みを入れる。地球に馴染んでるララに対し、あくまで異邦人として周囲と距離を置いているユニの立ち位置の違いが改めて浮き彫りになった瞬間であった。
  • 果たして、現れたサボローとえれなは交流し、天文台や商店街を見て回る。だが、ユニには目の前のサボローが遊んでいる様にしか見えず、「あの異星人、本当に星空連合の視察員?」と疑問の目を向ける。
  • えれなの家の花屋であるソンリッサに来た時、父のカルロスから突然のハグに戸惑う。
  • 突然怒って立ち去ったサボローの様子を見て、ユニは植物型の異星人のサボローにとって、花を切り売りされている様子がショックだったのではないかと推測。更に後日、地球にいるサボローは人違いで本物はバカンス中だとアブラハムに告げられる。
  • 仲違いしたまま別れたくないえれなと共にサボローを追うと、相手はテンジョウの手によって巨大ノットレイの素体にされてしまっていた。異星人同士分かり合えないと言い切るテンジョウに対し、分からないからと言って何もしないのは嫌だと言うソレイユをスター達とアシスト。そしてスタートゥインクルイマジネーションによってテンジョウを撃退する。

■第35話

  • 次の生徒会長選挙にまどかがひかるを推薦したのを受け、困惑するひかるに「悩むなんてらしくないニャン」と背中を押す。
  • 商店街の屋根の上で某青狸ロボみたいに猫の集会に参加してまったりしていると、偶然学校へ向かうひかるとララの姿が目に入る。(猫の言葉がわかってるのかどうかについてははっきり描かれなかった)

権力闘争

  • まどかの様な生徒会長たろうとするひかるの様子を見て、心配になっていた3年生の2人の前に「ひかるがどうかしたの?」と話し掛けて、そこから「何か慌ててララと走ってったニャン。学校がどうのって…」と、先程目撃した2人の様子を伝える。見過ごしがちだが、地味に初めて2人の事をプリキュア名ではなくキチンと名前で呼んだ瞬間である。
  • 姫ノ城桜子がカッパードに武器の素体にされたのを受け、まどか、えれなと駆け付けて変身。コスモシャイニングを放って攻撃するも、カッパードの放つ漆黒の桜吹雪にかき消され、そのまま4人と共にその渦に呑み込まれる。
  • その時飛んで来た桜子のポスターを見て、それまで知らなかった彼女の事を良く知りたいと言う想いを爆発させたスター。そこから垣間見えたトゥインクルイマジネーションの片鱗に驚くコスモだったが、すぐに気を取り直してスタートゥインクルイマジネーションによってカッパードを撃退する。

■第36話

  • 前回の戦いで起きた出来事について一同が頭を悩ます中、ひかるの方を一瞥する。するとロケットのAIがマザーAIと同期した際、ドン・オクトーが惑星レインボーの指輪を手に入れたニュースが流れ込んで来た事を伝える。
  • 当然取り返しに行こうとするユニに対し、宇宙の裏社会を牛耳る危険な相手だと心配する一同に対し、「忘れたの?わたしのもう1つの顔…」と返す。マオと即答するプルンスに違うと答えて香水を手にすると、久し振りにブルーキャットの姿に変化。「この宇宙怪盗ブルーキャットに、盗めない物は無いニャン!」と高らかに言うユニだが、ひかるとフワが「盗みは駄目だ」と却下しに掛かる。
  • ドン・オクトーの宇宙船に、ひかる達と共にパーティー用の食材を積んだ輸送船の荷物に紛れて潜入するユニ。事前にフワのワープで宇宙船が近くを航行する宙域にやって来ていた一行は、予めドン・オクトーが宇宙中のマフィアを集めてパーティーを開催する情報を掴んでおり、そこへ向かう宇宙船を利用する算段だった様だ。
  • 危険過ぎると心配する仲間達だったが、ユニはむしろ逆で「人込みに紛れた方が盗みがしやすいの」と得意気に語る。するとひかるが不機嫌そうに顔を膨らませて自身を睨んで来る。「言いたい事が有るなら言えば?」と言うユニに対し、ひかるはドラムスの屋敷の事を引き合いに出して「盗むなんて駄目だよ!」の一点張り。だがユニもユニで「あれは惑星レインボーの物よ」と前置き、その上で「素直にお願いして返してくれる相手だと思ってるの!?」と返す。確かに相手は宇宙の裏社会を取り仕切る危険な組織の元締め。そんな相手に正面から懇願して素直に応じるとは思えない。下手すればこちらの命が危うくなるかも知れないのだ。
  • それでもひかるは「やって見なきゃ分かんないじゃん!」と言い張り、「やらなくても分かるでしょ?」とユニも譲らない。そこへプルンスが仲裁に入り、更に周囲もユニに反対する。完全な四面楚歌の状態を受け、「ここまで来れただけで十分だし、後は自分1人でやるから」と言って出て行こうとするユニだったが、身を案じるひかるに腕を掴まれる。ハッキリしない態度のひかるに対して「どっちニャン!?」と言うユニに対し、反対するのも心配するのも本心だとひかるは答え、そこから自身の本心を尋ねられる。一瞬躊躇うユニだったが、すぐに「わたしは指輪を取り戻す!それでも付いて来る気なら…せめて足を引っ張らない様にして頂戴!」と腕を振り解いて出て行き、現在に至る。
  • 船内に潜入した一行は自分達をドン・フワフワのファミリーだと答え、訝る下っ端達に対して「ボスは気が短いのよ」と強気に出る事で一行は強引に会場へと通し通る。だが、清掃員として先に潜入していた星空警察のメリー・アン警部補に匂いで怪しまれて……?
  • 会場に潜入すると、ユニは単身ドン・オクトーの元へと向かって行く。他のドン達と会合するオクトーが、どこかの星の貴族から借金の形に奪った惑星レインボーの指輪を自慢する中に堂々と割り込んで行くと、指輪が身に着けた者の感情によって色が変化する一際特別な宝である事を語りながら近付き、本人も気付かぬ内に指輪を抜き取って見せる。族長オリーフィオの指輪を奪い返すとブルーキャットとしての正体を明かし、マフィア達の追手を掻い潜って逃走。
  • 会場から抜け出し、変化の能力で追っ手を欺くが、潜入していたアンに正体を見破られてしまう。だが、捕まりかけた事など1度も無かったから本人は忘却の彼方であった。アンの手錠ブーメランを回避してその場から逃走するユニ。宇宙マフィアと敵対関係にある星空警察が潜入したとして、鉄砲玉達に取り押さえられるアンを見て「結構ドジなのね…」と呆れながらもその場を退散しようとする。
  • だが、非情になり切れない自身の性格からつい助けてしまい、2人逃げようとするもあっさりオクトーの触腕に捕まってしまい、落とした指輪も奪い返されてしまった。
  • 2人仲良くお仕置き部屋に拘束され、「これから沢山正義の為に活躍する予定有ったのに!」と泣き叫ぶアンを見てシニカルに「正義ね……」と呟く。そこから自身を助けに戻って来た事でアンは礼を言うと同時に、聞いていた印象と違うと言われて「でしょうね」とまた素っ気無く返した。一瞬ムッとなるも、気を取り直して盗みが良くない事をアンに諭された時、スターロケットでのひかる達の遣り取りが脳裏をよぎる。すると自身も「正義の為なら変装したり騙したりしても良いの?」と返す。何かの為なら何をしても許されるのか?される方の気持ちはどうなのか?そうした事を考える想像力の大事さを、ユニはこれまでの経験から学んでいた。
  • 扉が開き、お仕置きの時間かと覚悟を決めるユニだったが、現れたのは変装を解いたひかる達だった。「遅いニャン」と言って何時の間にか自身の縄を解いていたユニ。先程までの遣り取りが戒めを解く時間稼ぎに過ぎなかったと知らされ、アンは唖然となるばかりだった。
  • アンも連れて逃げ出す一行の眼前にオクトー達が立ちはだかるが、其処へテンジョウまで乱入し、オクトーを巨大ノットレイの素体に変えてしまう。ブルーキャットがプリキュアである事に唖然となるアンを他所に戦闘を開始するプリキュア達だが、手数の多さに苦戦させられる。吹っ飛ばされるミルキーを助け、「油断しないの!」と注意するも自身まで足を取られて投げ飛ばされてしまう。
  • 仲間を庇う自身の姿を「バケニャーンだった頃は食えない相手だったのに、プリキュア達といる内に弱くなった」と嘲笑うテンジョウの言葉に動揺し、動きを止めてしまうコスモ。巨大ノットレイとかしたオクトーの墨攻撃が当たりそうになるが、それを止めたのはスターだった。「優しくて何が悪いの!?」と言うスターの言葉を皮切りに、攻撃しながら「コスモが素直じゃなくて本音を言うのが苦手だけど、とても優しくて仲間想いの良い子だ」と言う仲間達の言葉に、思わず顔を赤らめる。怪盗だけど、自身を助けてくれた今だけは味方をするアンの助力を経て、合体技の隙が生まれるが、その際にコスモはスター達に「良くあんな恥ずかしい事が言えるわね」と言って本人達に聞こえない声で「ありがとう……」と呟き、スタートゥインクルイマジネーションで巨大ノットレイを浄化してテンジョウを撃退する。

褒め殺し

  • ひかる達が心配する中、気絶から立ち直ったオクトーの前で変化を解いてオリーフィオの指輪を返して欲しいと懇願するユニ。お金が必要なら必ず用意すると言う言葉に対し、オクトーは気持ちに偽りが無いか指輪を着けて見極めんとする。指輪から放たれた光は悲しみの青だった。ユニの気持ちを信じたオクトーはぶっきらぼうながらも「持って行け」と、ユニに指輪を譲ったのだった。
  • するとブルーキャットが悪人ではないと理解したアンから自分と10年のボランティアに従事する様呼び掛けられるも、直ぐに彼女に手錠を掛けてその場からひかる達と逃走。スターロケットで地球へ戻ろうと、フワのワープホールに飛び込むが何とアンまで自身の宇宙船で追跡して来る。だが、宇宙船の出力を最大にした為にスターロケットを追い抜いてしまい、間抜けにも月に出てしまった。

センシティブな作品

  • 一方、怪盗を続けるのか尋ねるララに対し、ユニは惑星レインボーの宝を取り戻すまでは辞める気は無いとして、それでも危険な事はしないとひかる達に告げた。その時付けていた指輪は喜びの黄色に光り輝いていた。

■第37話

  • ハロウィンの日に開催される観星町商店街の仮装コンテストに猫のコスプレをしたえれな、まどかとスリーキャッツとして共に参加。自身はレインボー星人としての姿で堂々と街中に現れるが、ハロウィンと言う事もあり誰も怪しまない。本人も「本当の姿で堂々といられるって気分が良いニャン」と言い切る。

仮想生物

  • そこへ現れたカッパードが近くで喧嘩していたイベント参加者を自身の武器の素体にしたのを受けてプリキュアに変身するが、そのまま出て行ったのでは異星人の存在が一般人に知られてマズいとし、スターの一計でもう一手間加える事に。

ミホッシースターズ!

  • 斯くして商店街の屋上に現れた5人は自分達をミホッシースターズと名乗って堂々見参。コスモは青い星型のサングラスを掛けて自らをミホッシーブルーと名乗る。
  • その後発表された仮装コンテストの結果では、ユニの属するスリーキャッツがクールな3人組賞を受賞するのだった。

■第38話

  • AIの分析をもってしても一向にトゥインクルイマジネーションの手掛かりが見つからない状況を受け、「こうなったら奥の手ニャン」と前置いた上で、「探索も科学的な分析も駄目なら、星読みしか無いわ!」と切り出す。そして「宇宙一の占い師に占って貰う」事を提案した。
  • そして占いの盛んなウラナイン星へ到着し、一行を連れて街外れにある小屋を尋ねる。「こぢんまりとした印象を受ける」と言うプルンスの指摘に対し、「わたしの中では宇宙一なの」と回答するも、プルンスから「はあ?”わたしの中”って」と煽り気味に突っ込まれて「うるさいニャン!」と逆ギレした。
  • 現れたのはかつてユニが化けていたバケニャーンにそっくりな盲目の占い師ハッケニャーン「目は見えなくてもお見通し」と言って明後日の方向を向くハッケニャーンに猫目で唖然となるも、直ぐに故郷の復活の為にトゥインクルイマジネーションの在り処について尋ねる。

お見通しナノダ

  • その後、まどか、えれなの2人と一緒に小屋の近くに腰を降ろして空に浮かぶ星を見つめるユニ。「星読みは奥の手と言ってましたが…」、「余り乗り気じゃない感じ?」と2人に指摘され、「まぁね。心の中を見透かされる様で、苦手ニャン」と本音を言う。
  • するとそこへ、トゥインクルブックにオリジナルの星座を描いたひかるが登場。更にハッケニャーンからマタークッキーを貰ったフワまで現れ、まさしく食べようとしていた為にユニは大慌てで皆と止めようとする。だが、この時ユニは気付いていなかった。ひかる達と楽しそうにフワを追い掛ける自身の姿を、アイワーンが遠くから憎悪の眼差しで見つめていた事に……。
  • 何とかフワを捕まえ、「もう、駄目ニャン!」と注意するとフワも「分かったフワ…」と残念そうに返す。そして小屋から出て来たハッケニャーンの元へ歩み寄り、星読みの準備が出来たのか尋ねると、相手は首を横に振って読む必要は無いと答え、それどころか近くの山で採れる野草からお茶をひかる達に振る舞おうと言い出す始末。だが、そんな事の為にこんな所へ来た訳では無いユニは声を荒げて「お茶なんか良いわ!どうして星読みをしてくれないの!?トゥインクルイマジネーションは、あなたの言ってたわたしの運命の星かも知れないのに…」と抗議する。
  • かつてレインボー星人としての本来の姿でハッケニャーンを尋ねた時、星読みは依頼者が星を見る事で行うものと説かれ、その上で星を見た。だが、幾ら星空に目を遣っても何も見えない。そんなユニの姿からハッケニャーンは全てを失い、怒りと憎しみに取り憑かれた彼女の状況を看破し、指摘する。するとユニは震える拳を握り締め「許せないニャン……」と言って、アイワーンへの憎しみを吐露。その悲しみを読み取ったハッケニャーンは、ユニがここへ来た理由は故郷に似た仲間の噂を聞いての事と見抜くと同時に、仲間のいない悲しみに打ちひしがれるユニに対して「皆を戻す方法はある」と発言し、その上で更に「お前の運命の星を見つけるのだ」と告げる。星空界より遥か遠くにある星がユニを誘い、共に光り輝くだろう、と……。
  • かつてハッケニャーンも若かりし頃は宇宙を旅していたが、ホログラムに映った姿はバケニャーンそのもの。占いの代金を請求されて、払えないと答えた事でハッケニャーンは自分の代わりに宇宙を見るように指示。これが後のバケニャーンのペルソナへと変わって行ったのだった。
  • そして現在、再び出会ったハッケニャーンはユニに自身が既に運命の星を見つけている事を告げ、彼女の探し物は運命の星が誘い、見つけた星と共にあると言って締める。
  • 「星って一体…?」と尋ねるユニだが、そこへ深い憎悪の眼差しをしたアイワーンが乱入。ハッケニャーンを連れて逃げるユニを容赦なく攻撃して来るアイワーン。かつてユニはとある砂漠の星でダークペンの実験を行っていたアイワーンに近付く為、ハッケニャーンの若かりし頃の姿に化けて接触、バケニャーンと名乗って取り入ったのだった。
  • ユニへの深い憎しみを爆発させるかの様に、アイワーンは宇宙船をアイワーンロボ23号へと変形させて襲い掛かるが、負けじとユニもキュアコスモに変身して応戦する。ハッケニャーンの見守る中、持ち前の素早さで立ち回りつつ、猫パンチで地面に沈めるが、アイワーンは四肢と背中のブーストを全開にして猛烈な勢いで突撃して来る。
  • 万事休すかと思われた時、ミルキーがかに座ミルキーショックで加勢。スター達も駆け付け、みずがめ座セレーネアロー、おとめ座ソレイユシュート、うお座スターパンチでアイワーンを攻撃する。
  • だが、アイワーンはコスモへの憎しみから内蔵された秘密兵器のエネルギー砲を繰り出した。それは当たった物を石化させると言う、コスモにとっては深いトラウマとなって久しいものだった。心の傷を深く掘り起こされ、戦意を喪失してその場にへたり込むコスモ。バリアを張るミルキー達を蹴散らし、アイワーンはコスモを石化させようとする。
  • 絶体絶命かと思われた時、間に入ったのはハッケニャーンだった。かつてのバケニャーンにそっくりな人物の登場に面食らうアイワーンに対し、ハッケニャーンは言う。「遠い星を見上げているばかりでは気付かぬものだ。足元の花の美しさに…」その言葉を受け、コスモは初めて変身した時のスターが言った事を思い出す。一方、アイワーンは戸惑いながらもエネルギーをチャージし始める。そこへ立ち直ったコスモが乱入し、サマーソルトキックで砲身を蹴り上げた為、エネルギー波は空撃ちとなった。
  • 尚もコスモに対して「許せない」と呪詛の言葉をぶつけるアイワーンだが、その目には涙が浮かんでいた。「アタイの居場所を無くしたお前だけは、絶対!許さないっつーの!!」そう叫んでビーム砲を放つアイワーン。だがコスモはその場から動こうとしない。彼女は気付いたのだ。今まで故郷を…大切な人を奪ったアイワーンへの憎しみに囚われていた自分だったが、自分も同じ苦しみや痛みをアイワーンに与えてしまっていた事に………。
  • その時コスモが黄金の輝きを放ち、アイワーンの石化ビームを無効化する。「わたし…あなたの事……傷付けてた………ごめんニャン!」 アイワーンが戸惑い、スター達が見守る中、コスモはなんとアイワーンへ謝罪する。

「今なら分かる。あなたの気持ち! 苦しかったんでしょ、アイワーン!? わたし…わたし…決めたニャン!あなたを……許す!!」


  • 何故そんな事を言うのか理解出来ないアイワーンは、ビームの出力を上げるが彼女は石にならず、黄金の輝きも衰えるどころか強まって行く。かつて故郷を奪われた憎しみに囚われながら、第三勢力としてノットレイダーに潜入したユニだったが、いつの間にかバケニャーンは孤独に怯えていたアイワーンにとって心の拠り所になっていた。そして自身の目的の為とは言え、アイワーンからの信頼を最悪の形で裏切り、さらにはアイワーンに居場所を奪われる苦しみを与えてしまった。言わばユニは被害者であり加害者となっていたのである。だが、アイワーンの悲しみと同時に自身のした事に気付いたコスモは、全てを許した上で言う。

「過去だけを見るんじゃなくて、前に進んで行きたい…あなたと一緒に! 自分だけじゃなくて、わたしは…みんなと一緒に、未来に行きたい!!」


  • その叫びと共にコスモの胸のエンブレムはより強い輝きを放ち、青白い光となって全てを包み込んだ。それはまさしくコスモがトゥインクルイマジネーションに覚醒した瞬間だった。溢れ出した光の中、アイワーンはオリーフィオと過ごしたユニの記憶と、その悲しみを垣間見る。同時にフワ、スタープリンセス、ダークネストもその輝きを感じ取っていた。そして5人は合体技・スタートゥインクルイマジネーションによってアイワーンロボを浄化して機能停止させる。
  • アイワーンに手を差し伸べながら「行く所が無いんでしょ?だったら…」と地球へ来るよう誘うユニ達だが、アイワーンは相変わらずの態度で宇宙船に乗り込み飛び去って行く。だが、ユニの眼差しは晴れやかだった。

「本当、世話が焼けるニャン…」


  • 斯くしてトゥインクルイマジネーションを見つけ、帰宅の途に就くプリキュア達。ハッケニャーンの言う通り、ユニは既に運命の星を見つけていた。それは地球であり、そこで出会ったひかる達の存在そのものだったのだ。仲間達に囲まれながら、ユニは目を輝かせてトゥインクルブックのページに映るひかるの絵を見つめていた。

■第39話

  • 前回トゥインクルイマジネーションを見つけた事を受け、スタープリンセスから呼び出されてスターパレスへ。其処で宇宙を知り、残る4人のトゥインクルイマジネーションも見つける様に告げられる。目を輝かせながら決意を新たにするひかるの様子を見て、ユニは微笑みを浮かべていた。
  • それから暫くは姿を見せなかったが、変真珠で教師に成りすましてえれなの英語スピーチコンテストを台無しにしようと近付いたテンジョウが正体を現すと同時に木の上から飛び出し登場。「変真珠を使って学校に潜り込むとは、考えたわね」と指摘すると、自分が騙していたえれなを嘲笑いながらテンジョウはノットレイを召喚。更に校長まで何時の間にか巨大ノットレイに変えていた。5人は変身して立ち向かう。
  • 迫り来るノットレイを一蹴すると、校長ノットレイの攻撃に倒れるソレイユをフォロー。二撃目を弾きながら「笑顔笑顔って、何そんなにムキになっちゃってるの!?」となじるが、直ぐに「うるさい!」と叫ぶテンジョウの声と共に校長ノットレイに吹っ飛ばされてしまう。

笑顔

  • テンジョウが如何に否定しようとも、笑顔の力を信じるソレイユが校長ノットレイを渾身の力で投げ飛ばすと同時にスタートゥインクルイマジネーションで浄化するのだった。

■第40話

  • スターロケットの前に冬貴が現れ、民間人の写真からララへ疑惑の目を向ける。アブラハムの「映画の撮影用大道具」と言う嘘を鵜呑みにしない冬貴は、「わたしの局でもレーダーによる捕捉をと目を光らせていましてね」と鎌をかけるが、すかさずユニが「でも…レーダーに反応はなかった、でしょ?」と反論。実はユニは密かに、オリーフィオの指輪のレインボー鉱石から発せられるジャミング電波によって地球のレーダーを誤魔化していた。その隠れたファインプレイのおかげで確証は得られなかったため冬貴は引き下がるが、「ララの尻尾を掴んでみせる」と言い残す。
  • 一難去ったものの、「プリキュアである事がばれないように」とアブラハムに釘を刺され、「わかってるって!」「ルン!」と呑気な返事をするひかるとララに、「な~んか軽いニャン」と心配顔。その心配は的中し、冬貴の追及によって、翌日ララは窮地に立たされる事になる。
  • クラスメイトがララに対して宇宙人ではないかと言う嫌疑の目を向ける中、カッパードが襲来。フワによってえれなと共に召喚されたユニの眼前では、ララ・ひかる・まどかがスターカラーペンダントを身構え、クラスメイトの眼前で変身しようとしていた。「どういう事ニャン?」と一瞬戸惑うも、即座にのっぴきならぬ状況を理解して「なるほど、やるしかないって訳ね!」と言うえれなと同じく、ユニも「行くニャン!」と一蓮托生になる事を決断。5人はプリキュアに変身して戦う。

疎外感

  • ミルキーの真摯な思いが通じたクラスメイト達からは不信と恐れが消え去った。冬貴を武器の素体に襲い来るカッパードも、覚醒したミルキーのスタートゥインクルイマジネーションによって撃退される。冬貴に対してララが宇宙人ではないと否定するクラスメイト達とララの変わらぬ友情を、ユニは3年生の2人と共に笑顔で見守るのだった。

■第41話

  • スタードーナツを買って家路に就くひかる達4人の前に、木の上から飛び出す形で登場。何時までもロケットに来なくて待ちくたびれた模様。

強襲

  • 近くの湖畔でひかる、ララと3人でドーナツをパクついているとガルオウガが出現。キュアコスモに変身して迎撃するが、ワープと強力なエネルギー弾を繰り出すガルオウガの猛攻に圧倒される。だがセレーネがトゥインクルイマジネーションに覚醒した為に形勢は逆転し、何時もの合体技で撃退するのだった。

■第42話

  • イギリス留学を蹴ったまどかに対し、「留学はしたくないって事ニャン?」と尋ねる。するとまどかは自分が何をしたいのか、自身の気持ちと向き合ってみたいと澱みなく答えた。その言葉はえれなの心に刺さる物がある様だが…?
  • スタードーナツに舌鼓を打ってご満悦になる余り、その味を星空界にもっともっと広めたいと大風呂敷を広げるプルンスに対し、「ドーナツを食べない星の人だっているんじゃないの?」と突っ込みを入れた為、カチンと来たプルンスは顔を思いっ切り近付け、「スタードーナツの美味しさは全宇宙的でプルンス!必ず通じるでプルンス!!プルンスが伝えて見せるでプルンス!!!」と豪語した為、「プルンス、プルンスうるさいニャン!」と突っ撥ねる。更にえれなからそのマルチリンガルぶりを指摘されて得意になったのを見て「ドヤ顔ニャン…」、更に星空連合の評議会に呼ばれた事まで自慢した為に「超ドヤ顔ニャン…」と呆れるのだった。
  • テンジョウの手により、えれなの母のかえでが巨大ノットレイにされた現場にひかる達と駆け付け、共に変身。戦闘では飛び掛かるノットレイ達に猫だましを喰らわせ、セレーネアローを命中させる隙を作ると言うセレーネとの連係プレーを見せる。

キャットフェイク

  • テンジョウから「笑顔など所詮上辺だけの仮面」だと笑顔を否定され、かえでノットレイの攻撃で吹き飛ばされたソレイユに飛び掛かるノットレイをスターと共に迎撃。だが、かえでノットレイが両肩の砲身から放った砲弾によってソレイユは吹っ飛ばされてしまう。
  • 尚も笑顔を否定して嘲笑うテンジョウに真っ向から異を唱え、「ソレイユが守ろうとして来た物を信じる」と言うセレーネの言葉を仲間達と首肯すると、立ち上がったソレイユと共に合体技を放ち、かえでノットレイを浄化。テンジョウを撃退するが、未だ表情を曇らせるえれなの様子を心配そうに見守るのだった。

■第43話

  • ノットレイダーのアジトの星の手掛かりを求め、星空連合の戦艦と共にグーテン星へと赴く。ひかるとえれなが赤い肌に長い鼻と、住民がテンジョウと似た外見であると指摘すると、彼女はグーテン星の出身である事を告げた。
  • 話が終わってそれぞれが自由行動を取る中、皆とはぐれたえれながテンジョウと遭遇。未だ家族の事で悩む彼女の闇にテンジョウが付け込もうとした所へ飛び掛かって妨害し、えれなの元へと着地する。そして遅れて来たひかる達と合流すると「珍しいわね。ノットレイがいないなんて」と指摘するが、自分1人で十分と向かって来るテンジョウ相手に変身して交戦する。

フライングダブルニードロップ

  • ソレイユがテンジョウの団扇による突風で吹っ飛ばされた後、入れ替わる様にスター、ミルキーと共に向かって行く。スターのパンチで吹っ飛ばされたテンジョウの仮面が剥がれ落ち、鼻の低い素顔を5人で目の当たりにした。
  • 鼻の低い者として生まれ、見下されて来た呪わしい過去を打ち明けた上で、自身の身の上を知った彼女達を始末しようとするテンジョウに対し、「ノットレイ無しに勝ち目はない」と指摘するコスモだったが、相手は事もあろうに自らを巨大ノットレイに変貌。街の人々に襲い掛かるテンジョウノットレイを止めようと立ち向かうが、相手が口から発射した棘付きのハート型の球にスターとミルキー共々拘束され、電撃のおまけ付きで苦しめられる。
  • 迷いを断ち切り、皆を笑顔にしたいと言う自身の強い想いからソレイユのトゥインクルイマジネーションが覚醒。それによって拘束から解放されると、何時もの合体技でテンジョウノットレイを浄化。だが、当人は改心する様子も無くその場を退散した。

■第44話

  • ロケットの中でパーティーに興じていると、アブラハムから宇宙船墜落の連絡が入る。現場へ向かうと、宇宙船の主であるサンター星人が姿を現した。
  • 宇宙船の修理に時間が掛かる為、その間に子供達にプレゼントを配る役目をひかる達と共に担う。ユニもサンタの衣装に身を包み、身軽な動きで屋根から屋根へと飛び移りながら子供達にプレゼントを配って回る。

ダイナミックエントリー

  • サンタの活動の道中、宇宙船の中で来年もサンタをやりたいと言う話になるが、話題はえれなとまどか達がそれぞれの進路に移る。そしてユニ自身も、全てが終わったら惑星レインボーへと帰る意思を示した。
  • すると突然宇宙船が何者かに攻撃されるトラブルが発生。相手はダークネストであった。フワを吐け狙うダークネストを前に、5人はプリキュアに変身して応戦。コスモシャイニングで応戦しながら互いに激しい空中戦を繰り広げた末、止めの合体技で見事浄化に成功。だが、砕けた鎧から出て来たのはノットレイ。今まで戦っていたダークネストは影武者だった様だ。

■第45話

  • これまで野宿していたユニだったが、気まぐれでも起こしたのか最終回も目前だというのに今回からララのロケットに居候する事となる(このあたりの理由については感謝祭でのキャラクターショーにて明かされている) ひかるからは手製の部屋のプレートをプレゼントされた。

借部屋

  • 他の仲間達が次々とトゥインクルイマジネーションに覚醒し、疎外感を味わうひかるの元にカッパードが最後の戦いを挑み、ピンチに陥った所へ仲間達と駆け付け、そのままノットレイと交戦する。
  • 迷いを断ち切り、遂にトゥインクルイマジネーションに覚醒したスターと共にカッパードを浄化する。

■第46話

  • とうとう全員がトゥインクルイマジネーションに覚醒した事を受け、スタープリンセスよりスターパレスに呼び出される。漸く惑星レインボーが元通りになると言う希望を胸に、ユニは仲間達とスターパレスへ赴く。

  • プリンセス達が儀式に取り掛かろうとすると、突如上空に巨大なワープホールが発生。ダークネスト率いるノットレイダーの大軍勢が器であるフワを奪おうと攻勢を仕掛けて来た為、迎撃の為にユニはひかる達と共にプリキュアに変身。鎧に身を包んだガルオウガに対して宇宙空間を跳躍しながら肉薄し、一進一退の攻防を繰り広げるが、歪んだイマジネーションを増幅された幹部達の猛攻の前に他の4人共々押されてしまう。

宇宙を…駆けるだと!?

  • 星空連合も艦隊を率いて救援に駆け付ける中、とうとうダークネストが蛇遣い座のプリンセスとしての正体を明かす。そして自分の母星が滅ぶ原因となったブラックホールが彼女の仕業だったと知り、更なる歪んだイマジネーションに呑まれて暴走するガルオウガの攻撃の前にピンチに陥るが、アイワーンが救援に駆け付けてその場を切り抜ける。
  • 暴走する幹部達をアイワーンに任せると、スターパレスに降り立った蛇遣い座のプリンセスに仲間達と必殺技を放って応戦。そして合体技で幹部達やノットレイを浄化するも、その所為で消耗してしまった所へ反撃を喰らい、フワを奪われてしまう。蛇遣い座が巨大なワープホールを発生させて全てを飲み込もうとする中、駆け付けたスターロケットとプルンスに救われ、九死に一生を得るのだった。

■第47話

  • 前回の戦いでの負傷から目を覚ましたガルオウガに、アイワーンのロケットで助かったと伝える。その後、蛇遣い座のプリンセスが向かった場所がノットレイダーの本拠地だと言うガルオウガの言葉を受け、其処にはダークネストの腕輪によるワープでなければ行けないと付け足す。だが、グーテン星での調査の成果も有り、ノットレイダーの本拠地の在り処が分かった事をトッパーに告げられると、ひかるの号令と共に決戦の地に向かう決意を固める。
  • 連合の母艦がワープを繰り返して本拠地へ向かう中、プルンスにプリンセスが宇宙を創った事を知らなかったのかと問うと、プルンスは申し訳無さそうに知らなかったと答えるばかりだった。
  • ノットレイダーの本拠地へ向かう間、宇宙船の整備を行うアイワーンを手伝う。

コツがいるニャン

  • やがて本拠地が見えて来ると、ひかる達と共に変身。蛇遣い座のプリンセスの妨害をノットレイダー幹部の協力を得て潜り抜け、スターパレスへと到着。迎え撃つ相手の攻撃も、レインボーパフュームで切り抜けると、トゥインクルイマジネーション前回のレインボースプラッシュを他の4人のサザンクロスショットと共に放ち、蛇遣い座のプリンセスをノックアウト。フワを無事に助け出す事に成功した。
  • だが、蛇遣い座のプリンセスは無傷だった。それもその筈、プリキュアのイマジネーションは元々12星座のプリンセス達が宇宙創造の際、この宇宙に生まれて来る者達に与えた自身の力の半分。その程度のイマジネーションの力では蛇遣い座のプリンセスを止める事は不可能だった。そしてプリンセス達は力の器であるフワにプリンセスと、プリキュア達のトゥインクルイマジネーション双方の力を込め、爆弾としてぶつける事で蛇遣い座のプリンセスを消して宇宙を救おうとしたのだ。12星座のプリンセス達がひた隠しにしていた真実を蛇遣い座のプリンセスに暴露され、唖然となる一同。更に、蛇遣い座のプリンセスは儀式を行えばフワが消える事を告げ、動揺した所へ攻撃を仕掛ける。だが、皆を守る為にフワは単身立ち向かう。自分達のトゥインクルイマジネーションをフワが吸収した影響で変身が解ける中、フワは双方のイマジネーションの力を宿して突貫し、蛇遣い座のプリンセスを消滅させる。宇宙は救われたが、その犠牲は余りにも大き過ぎた。そして………?

■第48話

  • 前回のフワの突貫によって消滅したと思われた蛇遣い座のプリンセスだったが、ひかるの「フワを消したくない」と言う想いが邪魔をして威力を不完全な物にしていた為に倒し切れず、その場に再び姿を現した。力を使い果たして変身も出来ぬまま、フワがパレスに還った事で儀式を遂行出来る様になった蛇遣い座のプリンセスは、自身の力の塊をスターパレスに突き立てる事で、とうとう全宇宙を闇に覆い尽くしてしまった。

  • 宇宙が闇で閉ざされる中、ひかるの前にララ達と共に現れる。他の者達は闇に呑まれ、無事なのはペンダントを持った自分達だけ。だがその輝きももうすぐ失われ、消えるのは時間の問題。「これで…終わりな訳?」と呟く中、トゥインクルブックがひかるの元へ飛んで来る。「諦めるなんて自分達らしくない」として、それぞれの心の宇宙を信じる5人。みんなを守りたいと言う想いを奮い立たせるひかるだったが、「でも、もうプリキュアには…」とユニは弱腰になりかける。するとひかるは不意に変身の時の歌を口ずさんだ。それにつられて仲間達と共に歌い、ユニはスターカラーペンを翳す。すると、奇跡は起きた。ペンが光を放ち、5人の中のイマジネーションの輝きが力を取り戻したのである。ペンを手に五芒星を描き、トゥインクルスタイルのキュアコスモへとユニは最後の変身を遂げる。

  • そして他の4人と共に蛇遣い座のプリンセスが鎮座するパレスの上空へと移動すると、彼女と最終決戦を繰り広げる。セレーネのセレーネアローと共に、コスモもレインボースプラッシュを放って蛇遣い座のプリンセスを挟撃。最初はプリンセスから与えられたイマジネーションでも、自ら考える事によって自分だけのイマジネーションを育んで来たプリキュア達の力は、蛇遣い座のプリンセスと互角の強さとなっていた。だが、「自分だけのイマジネーション」と言う独り善がりな考えがノットレイダーを生み、あまつさえイマジネーションを……宇宙其の物を歪めるとして、蛇遣い座のプリンセスは猛反撃に出る。

覚醒

  • イマジネーション無き自らの宇宙こそが美しいと主張する蛇遣い座のプリンセスだが、スターとミルキーはそれを「つまらない」と否定し、「誰もが異なるイマジネーションを持つから楽しい」と主張。それに続いてコスモもソレイユ、セレーネの2人と共に追い打ちを掛ける。

コスモ「それが有るから、苦しむ事もあるニャン!」

ソレイユ「でも、だから…分かり合えた時の笑顔が輝く!」

セレーネ「イマジネーションが有るから、わたくし達は…未来を創造出来るんです!!」


  • その言葉と共に放たれるレインボースプラッシュ、ソレイユシュート、セレーネアローの追撃により、ダメージを負う蛇遣い座のプリンセス。だが、スターの歩み寄る言葉を撥ね退けて彼女はブラックホールを放つ。それを5人で形成する星型のバリアで受け止めると、闇に消えた者達のイマジネーションの輝きを集め、消滅して思念だけとなったフワと共に最後のスタートゥインクルイマジネーションを放ち、蛇遣い座のプリンセスの闇を浄化。宇宙は元通りになった。

  • 全てが終わり、蛇遣い座のプリンセスが去った後、改めてコスモは惑星レインボーがどうなるのか尋ねる。するとおうし座のプリンセスは「あなたのイマジネーションは、我々をも超える力。全ては、望むがままに…」と告げた。その言葉に希望を見出し、コスモは表情を明るくする。

  • スターがプリキュアとしての全てを失うリスクを承知でフワを復活させようとすると、コスモもそれに賛同。自身が力を失っても、惑星レインボーに関してはアイワーンが元に戻す研究をしたいと言って来た為に気にしなくて良いと付け加えた。

  • フワが復活すると同時に、代償としてペンダントが力を失うと、いよいよ別れの時が迫る。ユニは「みんな、今までありがとうニャン。みんなと一緒にいられて、とってもキラやば~っ☆だったニャン!」と目に涙を浮かべながら感謝の気持ちを伝えるのだった。

■第49話(最終回)

  • あれから時が流れ惑星レインボーの民はアイワーンの研究によって皆元通りになった。石の呪縛からオリーフィオが解き放たれると、感涙と共に彼女に抱き着く。

  • 更に時が流れて大人になったユニは、同じく成長したアイワーンやレインボー星の仲間達と共に惑星レインボーの開拓に励んでいた。ララとの交流は今でも続いており、惑星調査員として降り立ったララと話している。すると夜空に煌めく流れ星を目撃し、願い事をするララに倣い、自身も手を合わせて願う。ユニも、ララと同じ事を望んでいただろう。遠い昔に別れた地球での仲間―――ひかる達との再会を。そしてそれは思い掛けない形で……?

映画

星のうたに想いをこめて

  • プリキュア映画初登場。本作では冒頭でアン警部補に追われることになりロケットで宇宙をプルンスと彷徨うことに。途中で宇宙ハンターが地球に向かっているところを発見し、地球へ帰還。中盤では、スター達4人から1本ずつペンを借り、チョップと対峙するも苦戦する。ミラクルライトの光によって力を宿したおとめ座ペンによりおとめ座ドレスへとパワーアップ。強化されたおとめ座レインボー・スプラッシュにより倒す。その後、ユーマがスタードロップであることをララに伝え、ユーマの幸せを考えるなら離れるのが1番と説得する。
  • 終盤では、ふたご座ドレスに変身し、分裂して多くの宇宙ハンターを倒す。スター、ミルキーがピンチの際におひつじ座ドレスでガードし、直接ユーマの星へ向かうよう話す。ソレイユとセレーネが道を作った後、みずがめ座ドレスへ変身し、水流を放ちスター、ミルキーを向かわせる。宇宙ハンターを倒した後は、ソレイユ、セレーネと共にユーマの星へ向かい歌とダンスで気持ちを伝える。

ミラクルリープ

  • 天体観測キャンプのためひかる達とともにすこやか市を訪れる。
  • 同作品の真の主人公の花寺のどかラテとは最終話で会っているのだが大人のひかるの夢の中で出会っている為、同作品で初めて出会う。

オールスターズF


関連タグニャン

スター☆トゥインクルプリキュア マオ ブルーキャット バケニャーン キュアコスモ

青キュア 虹キュア 光堕ちキュア 惑星レインボー オリーフィオ

亜人プリキュア 獣人 猫キュア 第三勢力 猫娘 真ん中っ子キュア


プリキュアシリーズ内

菱川六花:カラーリング、キャラクターデザイン、眼鏡、中の人の同学年繋がり。⇒りつユニ


風鈴アスミ:次のプリキュアの追加戦士、学校に通わなかった、年齢不詳繋がり。


菓彩あまね:3年後のプリキュアの追加戦士で、怪盗繋がり。


ヒロインキュア5号キュア」タグ

ルールー・アムールユニローラ・ラメール


歴代青キュア

薬師寺さあやユニ沢泉ちゆ


歴代追加キュア

愛崎えみる/ルールー・アムールユニ風鈴アスミ

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