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概要

SF映画スターウォーズ』シリーズの、アナキン・スカイウォーカーを主人公としたエピソード1~3の三部作のこと。


歴代最強のジェダイとも言われたアナキン・スカイウォーカーがいかにしてフォースの暗黒面に堕ち、ダース・ベイダーとなって行ったのかが描かれる。エピソード4〜6(旧三部作)へ至る伏線や、これまで補完されていなかった事柄もしっかりと描写されているほか、旧三部作と対になる展開なども存在するなど、シリーズ全体で見ればかなり重要な作品群である。


旧三部作と比べると、人物同士の交渉や愛憎劇・動乱に重点が置かれた描写がなされており、シリーズの見せ場とも言える宇宙艦隊戦闘機同士のドッグファイトはやや少なめ。そのためなのか、興行的には一定の成功は納めたものの、映画批評家からの評価は旧三部作と比べるとお世辞にも芳しいものでは無かった。


旧三部作が分かりやすい冒険活劇であったのに対し、新三部作はどちらかと言えば軍記物に近い作風である。「平和な時代が終わり、戦乱と恐怖の時代がやってくる」という陰鬱で重々しいストーリー展開もファンにとっては好き嫌いの分かれるところである。


一方で、丁寧に描かれた世界観とリアリティのある社会描写によってスターウォーズの世界がより深く掘り下げられたこともあり、その後も続くスピンオフシリーズにも多大な影響を与えることとなった。


現在となっては比較的評価もある程度落ち着いた物となっており、ディズニー傘下後の作品らがより手厳しい評価となった影響からか、本トリロジーの人間関係の描写やシリーズトップクラスのライトセーバー戦のアクションも含め再評価する声も少なくない。


このシリーズの放映に先立ち、エピソード6に新しく製作されたシーンを挿入した特別編が制作・公開された。


名称について

時系列上は後の時代のエピソードになるエピソード4~6よりも後に製作されたため、「新三部作」(あるいは表記ぶれで新3部作)とも言うが、いずれもタグとして使用は2015年現在のpixivでは確認できない。しかし、エピソード7『フォースの覚醒』の公開に伴い、以降のシリーズの呼称に困る形となっている(「新三部作」と呼ぶと被るため)。


近年では元々海外での呼称である「プリクエル・トリロジー」の使用がよく見られる。プリクエル(prequel)とは「(物語の)前編」「前日譚」の意味。


ちなみに、時系列上最初のストーリーに当たるエピソード1~3をなぜ最初に製作しなかったのかというと、銀河系の首都惑星であるコルサントや大軍同士の激突する「クローン戦争」の描写などが当時の映像技術や予算では到底実現不可能なものであったこと、その後の映画のシリーズ化を踏まえると冒険活劇としての側面の強いエピソード4~6を最初に製作・公開した方が興行面で有利であろうと考えられたことなどが理由らしい。結果的にこの判断は功を奏し、以降四半世紀以上にわたって映画が制作され続けることになったことを考えると英断であったと言えるだろう。


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