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アバレンオー

あばれんおー

アバレンオーとは、特撮テレビドラマ『爆竜戦隊アバレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。
目次 [非表示]

スペック(プロフィール)


概要

アバレンジャーのパートナーである、3体の爆竜(ティラノサウルストリケラトプスプテラノドン)が「爆竜合体」することで完成する戦闘巨人。本作における1号ロボに相当する。

攻防にバランスの取れたスペックと、素の状態でも多彩な武装・能力の持ち主で、後述の「爆竜コンバイン」をも併用することによりさらに多彩な戦い方を可能とする。


合体の際には、アバレンジャーが爆竜の体内に取り込まれる形で一体化し、その上でティラノがボディの大部分を構成、そこに右腕に変形したトリケラと、胸部・ヘルメットに変形したプテラが合体する形となっている。

また、合体後は体内に出現したコックピットより、「ダイノボール」と呼ばれる球形のコンソールに触れることで、爆竜と心を通わせ自在に操縦を行う。


特徴・能力

最大の特徴として挙げられるのが、左腕の「ティラノテイルドリル」である。その名の通りティラノの尻尾が変形し、左腕の大部分を占めるこの武器は、高速回転による刺突だけに留まらず、切断・掘削など様々な用途に活用される。また、ドリルは取り外しも可能で、その下には人間と同様の五指を備えたマニピュレーターも隠されている。

右腕はトリケラがほぼそのままの形で合体しているが、こちらもその頑強な身体を活かし、鋭い角とともに打撃を叩き込む「トリケラパンチ」を繰り出すことができる。その形状とは裏腹な器用さも発揮可能で、作中では角を巧みに動かすことにより、下に埋もれていたものを傷つけずに瓦礫を持ち上げてみせたこともあった。先端のトリケラの頭が分離可能な点は左腕と同様で、分離後の頭部は「トリケラシールド」として機能する。

この他にも、胸部のティラノの口(ティラノジョウ)から放つ「爆竜ファイヤー」や、両目からの「爆竜ブラスト」、トリケラの目から照射する透視光線など、光線技も豊富な方である。


ボディの一部を分離させることで、それを手持ち武器として活用することもできる。前述の左腕のドリルは、同じく分離させた右肩のトリケラの尾と合わせることで「ダブルテイルソード」として振るえる他、胸部から分離させたプテラをブーメランのように投擲する「プテラカッター」も高い威力を発揮する。

この他にも、「体内電流増幅放射装置」「電撃ビリビリアンテナ」のように、発明家のらんるが開発した装置を装備したこともあるなど、金属質の身体を持つ生命体であるという爆竜の特性もあってか、拡張性に富んだ部分も作中では度々見せている。

一方で、作中でもハッキリと言明されている弱点として、アバレンオー単体では空中戦が不可能という点が挙げられる。実際に初陣となったアノマロガリス戦では、上空からの敵の攻撃に苦しめられた末に、触手による拘束を逆用して上空高く跳躍、そこから逆転に転じたことさえある。逆に言えば、空中以外の環境であればある程度は活動が可能であるとも言え、作中でもドリルを活用して地中を潜航したり、離島へ向かう際に海中を航行したこともあった。


必殺技は、ティラノテイルドリルを掲げながら高々と飛び上がった後、前方に突き出しながら敵へと肉薄しそのまま刺突・貫通せしめる「爆竜電撃ドリルスピン」と、ダブルテイルソードを逆手に構え、地中に潜った敵に対し銛の要領で投げつけ直撃させる「爆竜サーモンハンター」


爆竜コンバイン

アバレンオーには他の爆竜と合体し、その特性を活かした強化を可能とする能力が備わっており、これを「爆竜コンバイン」と呼称する。コンバインは主に左右の腕のいずれか、もしくは両方を換装するというパターンとなっており、その際にはトリケラが分離したり、ティラノテイルドリルを体内に収納する(※)ことでコンバインを可能とする。


アバレンオーナグルス

バキケロナグルスが右腕にコンバインした状態。

バキケロの硬い頭を活かしたパンチ攻撃を得意とし、連続パンチで敵をぶっ飛ばす「爆竜必殺バキバキパンチ」を繰り出せる。


アバレンオーノコドン

ディメノコドンが左腕にコンバインした状態。

巨大な回転ノコギリを備え、これを十文字に振るっての「爆竜必殺クロスサンダー」で敵を斬り裂く。


アバレンオースライドン

ステゴスライドンとコンバインした状態。

背中を左右に展開したステゴスライドンの上に、アバレンオーがそのまま乗るという珍しいパターンのコンバインとなっている。

サーファーのように水上を高速移動することが可能で、波に乗りつつ敵に突進し、そのままティラノドリルで敵を貫く「爆竜必殺スライダーアタック」を得意とする。


アバレンオーロッキル

パラサロッキルが左腕にコンバインした状態。

パラサの尾部が巨大なハサミとして機能し、三・三・七拍子にのせての「爆竜必殺チョキチョキシザーズ」で敵を切り刻む。


アバレンオーベイルス

アンキロベイルスが右腕にコンバインした状態。

左腕と併せて、2本のドリルが備わった形態であり、右腕のドリルは先端をアンカーのように発射できる他、肩に備わった盾「ベイルブロッカー」を回転させて敵の攻撃を弾くこともできる。

両腕のドリルを高速回転させ、Xを描くように敵を斬る「爆竜必殺ダブルトルネード」も強力である。


アバレンオーベイルスロッキル

パラサロッキル・アンキロベイルスと同時にコンバインした状態。

右腕のアンカーの先端を射出し、敵を釣り上げる「爆竜カツオの一本釣り」を繰り出した。


これら以外にも、オリジナルビデオではディメノコとアンキロが同時にコンバインした「アバレンオーベイルスノコドン」を、ドラマCDではファイヤーノコドンとコンバインした「アバレンオーノコドンファイヤー」をそれぞれ披露している。また、玩具限定ではあるが爆竜ブラキオサウルスとも、分離した首をコンバインすることが可能となっている。


(※ 劇場版では、バクレンオーによって戦闘中に左腕を奪われ、そのまま右腕にコンバインされるという形で相手に悪用されたこともあった)


強化・派生形態

個別記事があるものについてはそちらも参照。


アバレンオージ

アバレンオージ

ティラノとトリケラのみで合体を行った状態。

ギガノイド第4番「復活」との戦闘の際、とある事情からプテラが離脱していたため即興で編み出したもので、ネーミングも凌駕「アバレンオーになりかけだから、アバレンオージだ!」と、やはりその場のノリで付けたものである。

身軽な動きを得意とする一方、2体のみでの不完全な合体のためパワー不足は否めず、プテラが復帰するまでの間「復活」相手に苦戦を強いられた。そのためか作中への登場も1度きりに留まっている。


キラーアバレンオー

キラーオーと合体した形態。初出は劇場版で、トップゲイラーを背負うことで弱点であった飛行能力を獲得した。


オオアバレンオー

キラーアバレンオーに武鋼竜・スピノゴールドとランフォゴールドが合体した最強形態。


旋風轟雷アバレンオー

OV『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』に登場。ハリケンジャー達の助力によって出現した「ゴールドソードスラッシャーを新たに装備している。


備考

スーパー戦隊シリーズの1号ロボとしては初めて、電動アクションギミックを内蔵しているアバレンオーであるが、これはデザインの段階からすでに念頭に置かれていたものであり、さらに前々年からの流れを汲む形で、「マルチ合体」の要素も併せて盛り込まれている。

一口にマルチ合体と言っても、先行するパワーアニマル(『百獣戦隊ガオレンジャー』)が、動物がほぼそのままの姿で合体するという点で目新しさを狙ったのに対し、アバレンオーの場合は腕に合体する爆竜に「色々な工具として遊べる玩具にする」というテーマを設けることで差別化が図られている。

また、本作の巨大ロボについては、噛みつきから連想される「ギザギザ」をデザインのポイントに置きつつ、怖いものとすることが当初より心がけられている。胸のティラノの張り出しについてもその一環であり、最初は非常識じゃないかとの声も上がったものの、こちらもガオハンター(『百獣戦隊ガオレンジャー』)が結構受けが良かったという前例があったのも手伝い、これだけ胸を出してもいいだろうと判断されたことを、デザインを手掛けたプレックスの菊地和浩が後に証言している。


関連タグ

爆竜戦隊アバレンジャー

戦隊ロボ 戦闘巨人

爆竜(アバレンジャー)


大獣神 キョウリュウジン キシリュウオー:スーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、恐竜モチーフの1号ロボ達


邪悪竜デンベエ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する敵怪人の一体。デザインモチーフとしてアバレンオーが採用されている


相棒(刑事ドラマ):東映制作の刑事ドラマの一つ。本作と同時期に放送されたseason2の第9話に、DXアバレンオーが小道具として登場している


歴代1号ロボ

旋風神アバレンオーデカレンジャーロボ

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