ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

アイヌの伝承に登場する怪火で、かつて白老町の登別温泉の西にある聖地、クッタラ湖岸の山に現われたといわれる。


名前の意味は「神の火」で、この火が現われるのはタチの悪い疫病が流行る前兆であるとされ、目撃されると、村の老人達は村に周知するのと同時に酋長と相談して穀物や魚を登別岳の神に捧げ、特別の木弊(いなう)を作って病魔の侵入を防いでくれるように祈ったのだという。


そんなカムイラッチャクが現われるこの地には、このような伝承が伝わる。


昔々この地にとても美しい娘が産まれたが、7,8歳頃に謎の病により頭に腫れ物ができて、両親は神々に治癒を祈願したが、その腫れ物はどんどん悪化して顔にまで広がってしまった。


さらにこの娘は18歳になる頃に行方知らずになってしまい、両親や村人が探し回ったがとうとう見つけることができず、人々は変わり果てた顔を悲しみ身を隠したのだろうと噂した。


実はこの娘の腫れ物は、美しすぎる娘が汚されないために神が引き起こしたことであり、年頃になった娘は神の世界に連れて行かれたのである。


女神となった娘は6人の娘に恵まれたが、自らが腫れ物によって苦しんだことを思い、長女に病を癒やす役目を与えて登別に下らせた。


そのため登別温泉は病を癒やし皮膚病に効くのだという。


関連タグ

アイヌ神話 アイヌ民話

怪火 病魔

関連記事

親記事

アイヌ神話 あいぬしんわ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 13

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました