ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

クトゥルフ神話に登場する架空の神性。

原語表記揺れ

Ghatanothoa(ガタノソア)

Ghanta(ガンタ)

Gtantha(グタンタ)

邦訳表記揺れ

 ガタノトア ガタノトーアなど

概要

ガタノソア

 初出はラブクラフト代作のヘイゼル・ヒールド『永劫より』。後に他作家達によりゾス三神やロイガー族の設定が拡張され、現在に至る。

 旧支配者クトゥルフの第一子で、ゾス星系で生まれ一族で地球に飛来した。ガタノトア、第二子イソグサ、第三子ゾス=オムモグの三兄弟はゾス三神と呼ばれる。さらに、秘密の末妹としてクティーラがいる。

 ムー大陸で信仰され、棲みかである火山ヤディス=ゴー山に封印されている。

 コリン・ウィルソンの『ロイガーの復活』によると、地球に飛来したロイガー族の首領がガタノトアとされている。この星間種族は旧支配者の『ロイガー』とは全く別の存在である。

 人間がガタノソアを見ると、たちまち皮膚が硬化して石のようになり、脳と主要器官だけを生かされ、意識を保ったまま永遠に身動きもできないまま生きなければならない。

 これはガタノソアを映した写真はもちろん、精巧な絵や像を見た場合でも避けられない。


 20万年前の原始ムー大陸において、人々はガタノソアに毎年12名の若い戦士と12名の娘を生贄にしていた。ムー大陸の人々はガタノソアとその神官に多くの生け贄を捧げたが、それはガタノソアを鎮められなければ、棲みかを出て生け贄を探し求めるだろうと恐れていたからである。

 『無名祭祀書』にシュブ=ニグラスの大神官であったトヨグという人物が言及されている。

 トヨグはガタノソアとその従者に敵対した。トヨグはガタノソアを滅ぼすため、ツトヨの作成したガタノソアを見た者をその影響から守る魔術的な文字で覆われた巻物を持って、ガタノソアのいるヤディス=ゴー山に登頂した。

 ガタノソアに仕える神官はこれに反対し、トヨグの魔術的な巻物を効果のない偽物とすり替えた。

 トヨグはヤディス=ゴーの頂上への旅から二度と戻らず、ガタノソアを滅ぼすことが出来なかったためこの神のカルトはさらに大きな力を獲得した。

 トヨグの登頂から一万年後、ガタノソアの神官はムー大陸の他の全ての神すべての寺院を閉鎖することが出来るほどの力を持つに至った。

 史上最も強力な魔術師の一人であるザンツーは、新たにユトグタの神官に任命された直後に寺院の閉鎖の布告を受けて怒り、自らの神を召喚しようとした。

 しかし、その行いが知らず知らずのうちに大陸の破壊を引き起こしてしまった。

 こうしてガタノソアもろともムー大陸は海に沈んだが、ガタノソアのカルトの多くの分派が生き延びた。


信仰

 20万年前の原始ムー大陸において、人々は毎年12名の若い戦士と12名の娘を生贄にしていた。ガタノソアを崇拝する神官と教団はムー大陸で最も力を持っていた。

 この教団はクトゥルフを崇拝する教団とは対立していたが、クトゥルフとガタノソア自身が本気で争っていたとは考えづらい。

 現代のガタノソアの信仰は環太平洋を中心に世界各地で見られる。アトランティス、エジプト、クンヤン、カルデア、ペルシア、バビロン、アフリカ、中国、メキシコ、ペルーなどでも崇拝の痕跡が確認されている。

 これらのカルトはガタノソアの水の牢獄から、主人を解放出来る日を待ち続ける。


カルト

ユゴス星人

ロイガー族

ムー大陸の人類

など。


関係性

両親

・クトゥルフ

 父親。

・イダー=ヤアー

 母親。クトゥルフの一族が地球に飛来する際ついて行かず、惑星ゾスにとどまったようだ。


兄弟

 ブライアンラムレイ作品においては、ゾス三神の長兄だとされている。

・イソグサ

 ガタノソアと同じくゾス三神の一柱。

・ゾス=オムモグ

 ガタノソアと同じくゾス三神の一柱。

・クティーラ

 女神。クトゥルフの末の姫だとされている。世界観によっては存在しない。

・ヌクトーサとヌクトルー

 双子の姉妹。クトゥルフと三番目の妻カソグサの間に生まれた。ガタノソアにとっては異母姉妹になる。


・ロイガー族

 未知の精神エネルギーで構成された非物質的存在。かつてムー大陸を支配し、人間を奴隷としたが力を失い地中に逃れた。ロイガー族は現在でも生き残っており、人間から力を吸い取る。時に物質的な姿をとるときには伝説上の竜に似た身体を作り出すため、世界中の神話に関係があると考えられている。ガタノソアに仕えているが、ガタノソアがどれだけ支配を及ぼしているかは不明。


クトゥルフ神話を扱ったサブカルチャーでの登場

本邦におけるガタノトアの知名度を高めたのが、ウルトラマンティガのラスボスの邪神「ガタノゾーア」である。

過去に超古代文明を滅ぼしており、現代に蘇った。(ガタノトアのみならず、クトゥルフに由来する設定も拾われている)

アンモナイトのようなデザインはここから。


這いよれ!ニャル子さん』ではグタタンが登場。

名前はガタノトアの表記の一つ「グタンタ」に由来し、巻貝ツインテールなどはウルトラマンティガのガタノゾーアから設定が拾われている。

関連タグ

クトゥルフ神話

旧支配者

クトゥルフ

関連記事

親記事

クトゥルフ くとぅるふ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 27662

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました