概要
SASUKEに登場するエリア。第3期以降の2ndステージの代名詞でもある。
バーにぶら下がり、それを上に押し上げ、上にある木製の突起に引っ掛けて上って行く。
最後の突起だけ、間隔が他より大きいことがある他、突起に足を乗せると失格となる(腕以外で体重を支えたと判断されるため。第23回大会の中村哲が該当)。
上記の説明からも分かる通り、典型的な腕力エリアである。
このエリアが登場するまでの2ndステージは、
「厳しい制限時間内でいかに早くクリアするか」というスピード重視のステージであったため、
このエリアの登場は、従来の概念を根本から覆す、衝撃的な出来事であった。
初登場となった第18回大会では、挑戦者の半数を奈落に叩き落とし、
第19回大会に至っては、このエリアで挑戦者が全滅しており、史上初の2ndステージで全滅した。第23回大会では、日本の予選通過者を悉く阻む等、大抵何かしらの形で猛威を振るっている。
最近ではSASUKE常連組にはすんなりと攻略されており、このエリアで脱落する挑戦者はかなり減っている(そもそも1stにドラゴングライダーが追加され、多くの挑戦者はここでふるい落とされるため、逆をいうとここを成功した挑戦者はサーモンラダーも難なくクリアできる傾向がある)。
しかし、第38回からはこのエリアの前にかつて1stステージに設置されていたローリング丸太のリメイクであるローリングログが登場し、そのエリアで体力を消耗してサーモンラダーで脱落する挑戦者が続出した。
派生
ダブルサーモンラダー
第25回から第27回まで登場した、名の通りサーモンラダーが2つとなった進化版。1つ目のサーモンラダーを登った後にバーごと2つ目に移ってそのまま登る。
スワップサーモンラダー
第28回から第30回まで登場した前後交互に飛び移るやや特殊な形態。従来のようにリズミカルに登っていくようなものではなく、どちらかというとフライングバーに近い。突起も金属製になっており形もこれまでのサーモンラダーの中ではかなり独特な形態。
なお、移って行く事に応じて次の突起が出てくる仕組みになっているが、逆に終わった下の突起がしまわれる訳ではない。
ルール上唯一掛け違ったら失格であり、ここで失格になってしまう選手がかなり多かった。理由は安全上の都合だが、今までは失格にならなかったのにこの形態だけ失格だったこともありルールがかなり不評(このサーモンラダー自体は好きな人も多いが)。
せめて、下の突起を仕舞う設計にしておけばこのような批判も少なくなったとの意見もある。
サーモンラダー上り・下り
第31回から登場している現在の形態。
異質だったスワップから一転、従来のようなサーモンラダーに戻ったが、登った後に逆に下るという新たな動きが追加された。
サーモンラダー15段
第35回からはFINALステージの2番目にも登場しており、通称「天空のサーモンラダー」と呼ばれている。
第32回から20段が登場予定であったが、調整が入って現在の15段となっている。つまり、当初の構想であった20段を登った挑戦者はいない。
SASUKE全体の最難関エリアの一つ(二度の完全制覇をしている森本裕介は一番難しいとYoutubeで語っている)。金属製で上がった時の腕への負担も大きく段差も2ndのものより大きくその上にFINALステージ全体の制限時間を考えた上で登らなければならず、完全制覇のためには一つのミスも許されない(実際にノーミスで突破した挑戦者は、第40回まででサスケくんこと森本裕介のみである)。
初登場からFINALの大きな鬼門となっており、大体の挑戦者はこのエリアの突破ができずにタイムアップしてしまうことがほとんど。今現在突破しているのは森本の他には山本良幸しかおらず、そこから完全に綱登りに移行できているのは森本しかいないという鬼畜なエリア(山本良幸は綱を握った直後にタイムアップ)。