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ジャクソンビル

じゃくそんびる

アメリカのフロリダ州にある都市。人口だけなら州内最大。またアラスカを除いて全米で最も広い都市でもある。
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アメリカ合衆国、フロリダ半島の東の付け根にある港湾都市。


概要

日本人にはNFLのジャクソンビル・ジャガーズがあることで知られることがあるが、決して知名度は高くない。人口は約95万人だが、これは広域合併により実現したもので、また周辺カウンティを軒並み合併したためその面積はアラスカを除けば全米最大である(といっても2264キロ平米なので日本最大面積の高山市とあまり変わらなかったりする)。


人口は約95万人とフロリダ州最大。単純な人口だけだと有名なマイアミを凌ぎ、全米だとアトランタ(49万)、ボストン(66万)、シアトル(75万)、サンフランシスコ(81万)などより多い。


しかしながら、この人口は事情が絡んだ広域合併によって実現したもので都市圏人口だと165万ほどである(マイアミ、タンパ、オーランドより少ない)。それでも市域人口ならびに都市圏人口は年々拡大している(ジャクソンビル市だけでもここ20年で約20万人増)。


ダウンタウンには夜間に青いイルミネーションでライトアップされるアコスタ橋を初め、市街地を縫うようにセントジョンズ川の河口沿いに多数の橋が懸かっているなど、市街地はけっこう写真映えするものとなっている。また、アメリカの港町にしては治安はかなり良い方である。


広域合併の理由

広域合併についてだが、これには色々な歴史に翻弄された複雑な事情が絡んでおり、当時のジャクソンビルは税金も高く、市街地が荒廃しかかっていた。一方、フロリダが行楽・保養の地、または宇宙開発、ロケットの打ち上げ基地にも選ばれたことで全米の注目を浴びていた。そこで広域合併を実施しフロリダ最大の都市、また世界最大面積の都市(当時は)としてアピールすることで、産業誘致と人口移入を図るためであった。結果、広域合併によって大幅な税金引き下げが実現し、市制は正常化していった。ジャクソンビルの主力産業は観光や物流のほか、宇宙開発関係の産業もある。


かつての「映画の街」

かつては映画産業も盛んであり、「Film Capital」の異名を持つほどの都市であった。しかし、西海岸、ハリウッドの台頭によって過去を語るものとなっているらしい(サイレント映画主力時代にはかなりの作品が作られたという)。アメリカ国内ではけっこう関心の深い話題であり、衰退の主な理由として


  • 俳優を滞在させる場所がなく、交通費、宿泊費が映画会社の負担になっていた(特に女優に敬遠されていた。ハリウッドでビバリーヒルズが設けられた理由)。
  • 湿潤のため、フィルム保存に向かない土地だった(カリフォルニアは乾燥している)
  • マーケットが小さい上に敬虔なクリスチャンが多い土地柄で、休日でも映画館の入りがさっぱりだった(それでマーケットの大きいロサンゼルスが発展することになった)

が挙げられている。今では過去を偲びながら、映画祭が行われている。


地理

市域が最高でも12メートルほどしかない低地にある上にハリケーンの通り道であるため、高潮、洪水の被害を受けやすい。とりわけハリケーンイルマでは2~3m級の高潮が発生し、多くの住宅が浸水する被害を受けている。


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フロリダ NFL ハリケーン 港町

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