プロフィール
概要
2018年2月26日に誕生し、2020年にデビューした。母父は牧柵破壊神としてお馴染みのタニノギムレットで顔もよく似ている。また、父のエピファネイアの両親はシンボリクリスエスとシーザリオで、シーザリオの父はスペシャルウィーク、スペシャルウィークの母父はマルゼンスキーとウマ娘のモデルになった競走馬が多い血統である。
2歳-3歳
その新馬戦では7番人気の中勝利し、その後、アルテミスS3着と世代の中でも期待の高さはあったものの、フェアリーS、チューリップ賞の連敗あってGⅠ路線には進まず、自己条件に進んだ。同年、1勝クラス、2勝クラスを勝ち上がり、3勝クラスでも2着に入るなど、古馬オープンも時間の問題と思われていた。
4歳-5歳
その後、3勝クラスの壁にぶつかるも5月のフリーウェイSを制しオープン入り。しかし、それを最後に低迷。この間にも重賞に参戦しているが、結果は残せず、次の勝ち星はそこから1年以上経った朱鷺Sだった。その前走パラダイスS以降、津村明秀騎手が主戦となった。
6歳
その後、重賞に挑むも連敗。ただ、タイム差はそこまで無かったことも影響し、ヴィクトリアマイルでGⅠ初挑戦を決めた。
ヴィクトリアマイル
そのヴィクトリアマイルにはGⅠ馬ナミュールや、前走敗れた阪神牝馬ステークスを制したマスクトディーヴァの2強であり、勝ち鞍がリステッド競走の朱鷺Sのみだった彼女には荷が重いと判断されたか、14番人気だった。レースは中団後方からの末脚にかけ、直線に向くと、人気薄とは思えない末脚を発揮。一旦は前に出たフィアスプライドを差し、そして同じく伸びてきたマスクトディーヴァの追撃も凌ぎ、ゴール板を駆け抜けた。
鞍上の津村明秀騎手はこれが初のGⅠ。共に苦労した人馬が報われた瞬間だった。
マイル女王に君臨した彼女の今後が期待される。
関連タグ
ストレイトガール:2015年・16年のヴィクトリアマイル覇者。特に15年の勝利は「目ぼしい同期が軒並みいなくなった後」に、「6歳での初G1勝利」で、「歴代屈指の万馬券が発生」と非常に共通点が多い。