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概要

バスタードソード(Bastard Sword)とはロングソードの一種であり(※)、片手でも両手でも扱える剣である。

細かい分類としては、片手半剣(ハンド・アンド・ハーフソード)とよばれるカテゴリーに属する。

なお「雑種」「私生児」を意味する「Bastard」は罵倒・侮辱語にあたるので、英語圏ではハンド・アンド~の方が正規呼称になる場合もある。


カタカナ表記では似ているが「バスターソードは「Buster Sword」(壊者の剣)なので別物である。


※···学者によっては14世紀以降につくられたロングソードと同じだとする説もある。ロングソードは、中世も終わりになるとより長くなり、両手で扱うことも増えていった。こうしてロングソードとバスタードソードは区別が曖昧になり、最終的にほぼ同一のものとなる。


解説

発祥はドイツまたはスイスであるとされ、刃渡りは90〜120cm程度重量は1.1〜1.5kg(※2)で片手でも両手でも振るえるよう柄の長さを長く作っている。

西洋の剣は片手に盾を持つ必要から、片手だけで扱うのが常識であり、両手剣というのは稀であった。しかしバスタードソードはその名の通り、攻撃を重視した両手剣にも、防御を重視した片手剣にもなるのである。

だがその両方をこなすために、通常の剣とは重心の位置が異なるため、独自の訓練を必要とした。しかも片手で扱うには長く、両手で扱うには短い、という「帯に短し襷に長し」の産物であった。

そうした背景から、便利さ以上に扱いにくさが前面に出てしまい、普及するには至らなかったようだ。


※2···独版wikiからの引用。日本語版だと2.5〜3kgと表記している事が多いがそれでは標準的な両手剣と同等ということになってしまうため翻訳家の誤訳(lb(約450g)をKgと勘違い)の可能性が高い。これはほかの西洋刀剣にも当てはまることである。

英米の艦娘が入渠するようになってから一週間後の明石さん

つまり(刀剣に関してではないが)こういう事。


フィクションでのバスタードソード

ゲーム・アニメ・ラノベ等フィクション作品では、片手剣・両手剣を区別せず単に『剣』として十把一絡げに扱うことが多いため、そういった作品では『普段は盾と併用し、破壊力が必要になった際には盾を捨てて両手で持つ』という使い分けのできる便利な武器として史実とは逆に重宝されている。


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