概要
崩壊後の世界で出現するダンジョン「狂信者の塔」のボス。ケフカのお宝である「ソウルオブサマサ」を守っている。最上階にあるソウルオブサマサの宝箱の前に立つと「かえせ～」という声が聞こえるので、この時に部屋の外に出るとコイツとの戦闘になる。そのためソウルオブサマサを入手して装備してから戦闘に突入することも可能。
マジックマスターという名前であるが、使ってくる魔法は非常に限定的であり、前作に登場した名前だけは凄い立派だったじいさんと似たようなものを感じる。
それでも攻撃系のみで限られている為、無意味な行動が多い何故か物理攻撃力の高いじじいよりもマシかも知れないが。
なお、素早さは90と高めで、物理防御に至っては250もある。
攻撃魔法の大半は常時リフレク状態になる「リフレクトリング」があれば反射することが出来る為、ここに辿り着くまでの間にザコとして登場する「魔法レベル60」や「魔法レベル90」らの強力な攻撃に耐えてこられれば、それ程強力には感じないかもしれない。
ただし、リフレクトリングが無い場合は元々高い素早さも相俟ってかなりの強敵と化すので注意。
一応色違いであるナンバー024同様にバリアチェンジで弱点を変化させてくる。このバリアチェンジの使用頻度はかなり高い為、無属性魔法で攻めた方が良い。
…というかライブラを使って変化した弱点を調べても、すぐにまたバリアチェンジをされるのでほとんど意味が無い。
リフレクトリングがあれば持久戦にはなれど負ける要素はまず無い……と思われがちなのだが、この敵の真に恐ろしいところは「死ぬ間際に必ずアルテマを放ってくる」という点である。
この攻撃で受けるダメージは6000程度であり、この塔に挑めるようになってすぐの時点ではまず確実に殺される。
よって、パーティーメンバーの少なくとも1人には戦闘不能に陥った際、自動的に蘇生させてくれるリレイズの魔法を掛けておかないと、折角倒したとしてもほぼ確実に全滅してしまうのだ。
なお、物理攻撃しかできなくなるバーサクの魔法は普通に通用するうえ、バーサク状態にすればひたすら物理攻撃しか仕掛けてこなくなるので戦闘は非常に楽になるが、死に際のアルテマだけは防げないので注意。
ちなみに、この「狂信者の塔」というダンジョンそのものも「原則的に塔内は物理攻撃が行えず、実質的に魔法オンリーでの戦闘を強制される」という非常に面倒な特性があるため、必然的に道中の難易度も高く、そのくせ途中にセーブポイントが一切存在せず、ダンジョンから脱出するテレポの魔法も使用不可なため「マジックマスターのアルテマで全滅し、泣く泣くやり直し」という憂き目を見たプレイヤーはかなり多いのでは無いかと思われる。
一応、ザコ敵が全くエンカウントしなくなるモグ専用の隠しアイテム「モルルのお守り」があれば道中の敵は完封できるため非常に楽になるが、ボス敵には効果が無いため「ソウルオブサマサ」が欲しければマジックマスター戦だけは避けて通れない。
また、リレイズを入手するには、この魔法がセットされた魔石「フェニックス」が必要となり、そのためにはこれまた高い難易度を誇る「フェニックスの洞窟」を先にクリアする必要があるため、必然的に崩壊後のダンジョンの中でも後半のダンジョンになりがちであり、「ソウルオブサマサ」自体もあると便利だが絶対必要不可欠というアイテムではないので、プレイスタイルによってはスルーされてしまうこともある。
マジックマスターの倒し方
基本的に「どうやって最後っ屁のアルテマをしのぐか」が一番の課題といえる。
- 「リレイズをかける」…鉄板。わかりやすいが、リレイズを使えるようになるまでの下準備に苦労するのが欠点。
- 「アルテマに耐えられるぐらいHPを上げる」…レベルを上げてアルテマに耐えればいい。だいたいHPは6500以上が目安。それだけのHPを確保するためのレベル上げやHPの底上げ不可欠なのが欠点。
- 「集団ジャンプでトドメを刺す」…魔石「ケーツハリー」を召喚し、パーティー全員でジャンプ攻撃を仕掛けてトドメを刺す。ジャンプの滞空中は完全無敵になるため、一人でも空中に残っていればアルテマも届かない。全員ジャンプし終えてもマジックマスターにトドメを刺せないと失敗するので、確実にトドメを刺せるようにHPを細かく調整する必要があるのと、ジャンプし終えたパーティーメンバーは確実にアルテマを喰らってしまう点が欠点。
- 「MP切れを狙う」…MPを吸収するアスピルや、MPにダメージを与えるラスピルの魔法を連発し、マジックマスターのMPをゼロにする。さしものマジックマスターもMPが枯渇してはアルテマも唱えられず、またMPがゼロになると死亡するため安全性は極めて高い。ただし、マジックマスターはじつに50000ものMPがあるので、MPを枯渇させるためには嫌になるぐらい繰り返しアスピル＆ラスピルをかける必要があり、育成が普通程度のパーティーだと冗談抜きで30分以上かかるため、どうしても長期戦になってしまうのが欠点。
