「いつか…あの背中に追いつくために…!!」
プロフィール
フルネーム | ルーク・サリバン |
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出身地 | アメリカ |
誕生日 | 2月17日 |
身長 | 185cm |
体重 | 90kg |
血液型 | O型 |
職業 | 元アメリカ陸軍特殊部隊→民間軍事会社コンストラクター |
好きなもの | ビデオゲーム、漫画、変なTシャツ、旅 |
嫌いなもの | ホラーゲーム |
好きな食べ物 | ペパロニピザ、ブリトー、スナック菓子 |
嫌いな食べ物 | きのこ |
格闘スタイル | 総合格闘技 |
声優 | 前野智昭 |
概要
『ストリートファイターⅤ』ファイナルシーズンの最後に追加された完全新規キャラクター。
開発陣からは「『Ⅴ』の『次』に繋がるキャラクター」「SF世界(ユニバース)の未来を担う存在」と紹介されている。
『ストリートファイター6』で正式に主人公格として扱われ、ストーリーにも深く関与する事になる。また、新モードである「ワールドツアー」ではプレイヤーの所属するメトロシティの民間警備会社の教官の立場にあり、最初の師匠となるキャラであると同時に、新人ファイターである彼らに冒頭から戦いのいろはを教えてくれる頼れる存在となっている。
性格はお調子者ではあるが、強くなる事に真摯に向き合う熱血漢。
それ故にファイトスタイルに粗さが目立つが格闘家として将来性は高い。
ゲーマーでもあり、スナック菓子を好む今時の若者だが、ゲームにもひたむきに取り組む。
ただし、ホラーゲームだけはどうしても苦手なようで他のゲーム以上にクリアに時間を要してしまうらしい。
6においてはリュウの波動拳を真似した「ハドゥーケン」という挑発ボイスが話題を呼んだが、ワールドツアーにおいてはプレイヤーに対して良き教官として振る舞ったことで評価を上げた。
なお、件の挑発ボイス(公式曰く「ルークお得意の挑発」)に関してはとんでもない形で制裁を受ける形になった。また、同じくワールドツアー内では師匠と友好度を上げるためにプレゼント専用アイテムを渡すことが出来るが、上述の通りゲーマーであるルークは「Straberry Fight 6(SF6)」「Red Elevator 8(RE8)」を渡すとそれぞれ固有の会話が発生する。
来歴
幼少期、父・ロバートと共にショッピングモールで爆破テロ事件に巻き込まれ、父親を亡くす。
当時のルークにとって父の印象は『大人しく、度胸のない男』であったが、そんな父がテロに際し、
足がすくんで動けなかった息子を殴りつけてでも逃がし、爆発の直前まで声を張り上げ他の客にも避難を促し続けた、
その勇敢な背中は幼いルークの心に強く焼き付いた。
その後成長したルークはテロと戦うことを志し、軍の特殊部隊に入隊。自らを鍛え上げ順調に力をつけていったものの、
戦っても戦ってもどこか満たされない気持ちを抱え、悩む日々を送っていた。
そんな折、空軍大佐のガイルに声をかけられ手合わせをした後、自らの悩みを打ち明ける。
ルークの上官から相談を受けていたガイルはそんなルークに対し、
軍を離れて『自分の闘い』をしようしていることを見抜いた上で、そんな決意をした人間を止める言葉はない、と快く送り出す。
かくして、ルークは自らが求める本当の強さを探すべく、果ての見えない闘いに身を投じてゆく。
いつか、あの日の父の背中に追いつくために。
その後、メトロシティに本拠を持つ民間軍事防衛企業「バックラー社」に入る。
その仕事の一つとして、マスターズ財団の御曹司ケン・マスターズの息子・メルの護衛を依頼されたルークは、アジアの新興小国・ナイシャールから出資を受けたケンからナイシャールへの同行を頼まれ同国に向かう。だが、ナイシャールで待ち受けていたのは国際NGOの実業家・ヨハン・ペトロヴィッチによる卑劣な罠だった。
事件後は、新人に格闘技を教える指導員となった。
彼のoutfit2はストリートファイターVの衣装...ではなく6で新たに登場した私服になっている。
6発売後は6のoutfit1の姿で描かれることも増えている。
ストリートファイターVの旧衣装はoutfit3として登場。
ちなみに5の衣装で腕に入っていた星型のタトゥーが6で消失している理由にも言及があり父親が「死んだ戦友の数だけ星をジャケットに刻んでいるのが理解できず入れてしまい、恥ずかしくなって消したとのこと
戦闘スタイル
主人公キャラの総合格闘技だけあって技構成のバランスが良い。
高速で衝撃波を飛ばす「サンドブラスト」、正統派の対空ジャンプアッパー「ライジングアッパー」で波動昇竜の立ち回りは盤石。
コンボにはホールド後のジャスト入力で強化もある「フラッシュナックル」を組み込み、「アベンジャー」からの派生で奇襲も可能と隙が無い構成。
通常技もスタンダードな物が揃っており、扱いやすい。
『Ⅴ』においてはVトリガー関連の爆発力が高く、しかも使わなければゲージが回復していくというトンデモ仕様(他のキャラはネカリを除き時間で減少)だったため、公式大会直前にも拘らずダメージを受ければゲージが減少するという下方修正が入るほどに猛威を振るった。
が、それでもなお最強キャラの一角として君臨し、豪鬼やリュウ、ケン、さくらといったいわゆるスタンダードキャラが軒並みルークの下位互換と言われるほど。
その圧倒的な性能に豪鬼使いとして名をはせた有名プロが次々とルークにキャラを変更したことから最終シーズンはルークエディションと揶揄された。
Ⅴ最後のカプコンカップを優勝したMenaRD、およびⅤ最後の大会となったTOPANGAワールドチャンピオンシップを全勝優勝したときどもルークであったことから、そのキャラパワーがうかがえる。
『6』においてはシステム変更でVトリガー関連は失ったもののドライブラッシュでの接近やドライブインパクトでの横押しの相性が良い。
またモダン操作との相性も良く、クラシックでは咄嗟には出しにくいスーパーアーツを1ボタンで出せるため、立ち回りにおいて圧をかけることも可能で攻撃力低下のデメリットを補うことが可能。
特にⅤでVトリガー1の技だったバルカンブラストはSAの中でも最も出が早い上に打撃技に対して無敵が付いている弾属性の技なのでモダンではバーンアウト中でも強力な切り返し手段として使えるため、ゲージ運用もクラシックとモダンでは別のキャラとなる。
初心者にもボタン連打やボタンを順番に押せば強いタゲコンが使えることから比較的扱いやすい上にジャスト入力という点でやりこみの要素もある。
全ての要素が強く、あらゆる面で90点の性能を持っているため、たとえ1つの要素で劣っていても他の要素でカバーできる超ハイスペックなスタンダードキャラである。
カプコンカップⅩにおいては本戦出場者48名の内、ルークを使用するプレイヤーはなんと11名。2桁はルークのみであり、SFLのワールドシリーズでもルークが猛威を振るったことからもルークの圧倒的な強さがうかがえる。
特にクラシックルークは高い火力に加えて高性能な弾とルーク使いのプロをして「バグ」というレベルのジャンプ強Pはなんと通常技対空を粉砕してしまう。このため、昇龍拳を持たないキャラクターはそれだけでルークに不利がついてしまう。ストリートファイター6は過去シリーズに比べて全体的に対空攻撃が弱体化しているため、一見対空が強そうなガイルやディージェイもルークの飛びが落とせないことがある。
ただでさえ飛びが強いのに、地上戦は高性能な弾に”長い”、”判定強い”、”当たったらフルコン”という強い要素しかないしゃがみ中パンチに加え、ドライブラッシュからのサプレッサーは一瞬やられ判定が後ろに引っ込むため、止めようと振った弱攻撃や咄嗟の投げを狩ることができる。つまり、地上戦もトップクラスの強さを誇っている。
弱い要素も無くはないのだが、他のキャラに比べると圧倒的に少ない。
モダンルークは1ボタン必殺技や1ボタンSAの恩恵を最大限に受けているキャラである。
1ボタン昇龍にめくり飛びも落とせるしゃがみ強P、1ゲージでもあれば6フレ不利を背負った時点でSA1が確定すると言った要素から非常に隙が無く、一部プレイヤーからは嫌われていた。
反面、アシストコンボが全てODゲージとSAゲージを消費してしまうため、きちんとコンボを覚えないとすぐに息切れしてしまう性能ではある。
また、ジャンプ強Pなどの攻めで強い技がオミットされているため自分から攻めようとすると途端に難しくなる他、コンボ中にアシストボタンの押し離しが必要だったりとモダン特有の難しさもある。
流石に強すぎるとカプコンも自覚があったのか、カプコンカップⅩ終了後のアップデートで弱体化。
しかし、ガッツリ弱体化を喰らったJPに比べ、しゃがみ中パンチの空振り硬直の微増と溜め無し空中フラッシュナックルの着地硬直の追加、SA1のやられ判定の若干の拡大であり、ルークの強さを支えている部分は一切弱体化されていなかった。
シーズン2ではジャンプ強P、しゃがみ中P、アウトローキック、しゃがみ強Pと言った強かった部分が軒並み弱体化。迎撃に関連する技にも弱体化を受けたため「攻めても守っても超強い」から「それなりの防御力を持ちつつも強い攻めが展開できる」というキャラに変更された。
余談
スト6の主人公格となる彼の声優を務めている前野智昭氏は、ストリートファイターシリーズと双璧をなす格闘ゲーム作品の、2016年にリリースされた新作での(元)主人公キャラの新キャストにも抜擢されている。
なお、前野のルークに対する愛情は凄まじいようで、多忙の身であるにもかかわらず何とマスター帯まで上り詰めてしまった。
関連動画
Taking Aim
ストリートファイター6・ルークテーマ曲