儚石楠花

そこからは第25号『学級兵長講和会議』にて登場。この時に他兵長は決定戦について要望を出していたのだが、彼女だけ「なんにもないです」と答えていて、他兵長とは異質な部分が強かった。また、講和会議内では柘榴口接吻や育雛醇乎が決定戦について説明していた時や、いろは坂いろはが「どのクラスが優勝しようと、この戦いが終わったらここで全員で、バウムクーヘンを食べる。」と提案していたが、彼女だけ話を聞いてない様子で別の方向を見ていた。この時に東洲斎享楽が「そんな心意気が微塵も通じない相手が最低でも1名…」と述べていた。彼女は間違いなくその1名に入るであろう。しかし、育雛醇乎が「アラクネアリアドネ」を出題した時や、いろは坂いろはが「禁止したんはバトル中の使用やろがい」と匿名希望エミュをした時だけ、目線をその方向に向けていた。

先ほど述べた「アラクネアリアドネ」では⑥を選び、D組と対戦する結果となった。

第30号にて、匿名希望が「ワシも立ち位置決めんとあかんのや。F組と絡む前に。」と語っていたことからF組との関係が予想されていた。

また第31号では牡丹山春霧からD組と同盟を組んだことが明らかになった。

その後第32号から始まる学年大将念々対戦決定戦『三竦み捕物帖』ではD組と同じく「ヘビさんチーム」だった。この時、F組からは彼女と越訴越丸腰、神砕抱が参加しており、全員が覆面を被っていた。この時に匿名希望から「F組メンバーに尻尾をつかまれるくらいなら、反則負けの方がなんぼかマシでんねん。1年F組特命クラスa.k.a.暗号学園拷問御免隊！」と語っており、他クラスとは異質な雰囲気を出していた。また、第33号にて匿名希望がF組の覆面を被っている様子が描かれており、ここでも関係性が仄めかされていた。第34号では匿名希望がそのF組に捕まったことが児戯野御辞儀、域城或國の口から語られた。第35号でいろはは匿名希望を助けに行くことを選び、F組が潜む『ヘビさんチーム』のアジトに向かった。この時にいろははジャンプをして屋根から入るのだが、F組2人は当然驚くのだが彼女は全く驚いてない様子だった。

第36号にて彼女は『ヘビさんチーム』の看守ではなかったのだが、「兵長同士がバトらへんのも締まらんし？」という理由で看守にジョブチェンジし、いろはと暗号バトルをすることになった。のだが、紙にインクで作られた暗号文を渡しており、いろはから「ダメでしょ！『三竦み捕物帖』は30秒以内の、自然界の何かを使って出題がルールなんだから…」と当然言われてしまうのだが、彼女は鎌を手に持ち「これで草木を刈って、刻んで溶かして作りましてん。紙を。」と語った。神砕からは「インクにはブルーベリーを用いました。」と付け足された。

この盲点をつく戦闘スタイルがF組であり、この方法でB組3人を撃退し、匿名希望を捕獲することに成功した。いろはは紙を舐め暗号文を特定するという方法で彼女に勝利したのだが、この時もF組2人は驚いてるのだが、彼女だけ驚いていない様子だった。この後に越訴越から「いいの？逃しちゃって。」と言われたのだが彼女は「拷問（きき）たい台詞は仰山聞けたわ。」と返しており、不穏な表情を浮かべていた。

第38号では柘榴口接吻から「そちらからは何かありますか？」と言われ、「なんにもないです。」と返していた。バウムクーヘンパーティーでも匿名希望のことを気にかけている様子だった。が、彼女は描写から覆面を被っているため、バウムクーヘンを食べれないようであった…

『メタバース暗号学園』にも彼女は参加しており、亡骸なもというクラスメイトを連れていた。のちに、亡骸なもは匿名希望であることが判明するのだが…第52号にて匿名希望は要塞村鹵獲と組んでおり、彼女は「こんな人と一緒に来るなんて約束が随分違うみたいやけど？」と匿名希望に質問したのだが、「知っとるやろ。ワシに破れん約束はない。」と返されてしまった。

同話第52号で要塞村鹵獲と『翡翠リヴァーシー』というゲームで勝敗をつけることになったのだが、彼女は要塞村に敗北し、脱落することになった。一時は1モルグという硬貨を用い、勝利が目に見えていたのだが要塞村と匿名希望に文字通り逆転された。そして、脱落する寸前に要塞村に何かを託した。

ここからは単行本未収録の部分です。

第55号にて要塞村は脱落することになるのだが、この時にいろはに何かを託している様子だった。第57号にてその正体が1モルグの硬貨。を装ったウィルスだということが判明。彼女の目的は「500億モルグを掘り起こされることによって起こるハイパーインフレーションを止めること」であり、いろはは戦災の遺産、500億モルグをウィルスによって消去しようとするのだが、結局は掘り起こすことを決めた。

また、同話第57号にて洞ヶ峠凍から彼女の正体は「NSAの職員（エージェント）」であることが判明された。