データ
概要
神戸市兵庫区水木通7丁目に所在する阪神電気鉄道の駅だが、駅施設は神戸高速鉄道が保有している。
「種別幕が赤」の直通特急のみが通過、他の列車は停車する。
新開地エリアの西に位置している神戸高速線標準の地下駅。改札は東西2か所あり、西改札は21世紀に入ってから設置されている。
JR西日本の兵庫駅はすぐ近くにあり、神戸高速鉄道が開業する前は山陽電気鉄道本線の始発駅である兵庫駅が地上駅として存在していた。神戸高速鉄道開業時に西代ー兵庫駅間が廃止となり、大開駅は廃止となった兵庫駅の代替駅としての側面もある。
所在地の水木通は、この地に居住しアパート「水木荘」を経営していた、水木しげるのペンネームの由来になった。
阪神淡路大震災で1年間休止
当駅は1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災で特に被害が著しかった駅のひとつでもある。
発生時、当駅は頭上にあった国道28号線が陥没した影響で、大きな被害を受けた。地下駅は地震に対して強いという当時の風説を根底から覆し、当駅は大震災の被害の象徴の一つともなった。
この際、東行を山電の車両(3000系のクモハ3070-モハ3071-サハ3540-クハ3640)が走行中だったが、震災発生前に通過。発生時には既に高速神戸駅に停車中だった。幸い人的被害はなかったものの、車両はその後、山電の2編成や阪神の青胴車1編成ともども、一時的に阪神三宮〜新開地間に閉じ込められてしまっている。
なお、路線自体は同年8月に運転再開したが、当駅は休止が続き、再開はちょうど大震災発生から一年後の、1996年1月17日になった。
ホーム
地下駅・相対式2面2線。現在は6両編成まで対応している。のりば番号は現地では無番。