人物
剣心一行が横浜に行った時に出会った志士。元会津藩士。背中まである長い髪を束ねており白の袴を着用し、堂々と帯刀している。
剣心達と度々会うようになり親睦を深める。しかし今の政府を倒し、維新をやり直す「新・維新」を企てており、それが亡くなった高槻厳達への罪滅ぼしになると考え、政府に反旗を翻し剣心と戦うことになる。
斎鬼鹿沼流の使い手で、「鹿沼三羽烏」の1人。自ら厳達より強いとも言った通り序盤は剣心を圧倒していた。龍槌閃をはじめとする剣心の太刀筋を完全に見切っている(人斬り時代の剣心が厳達を龍槌閃で倒した瞬間を目撃し脳裏から離れなかったため)上に、剣心は先読みに頼りがちなので下記の消月剣は剣心にとって相性が最悪とだた。
激闘の果てに剣心との決着がついた後、田母野が陸軍に撃たせた銃弾から朱鷺を守り、朱鷺と剣心と左之助に看取られ息を引き取る。
剣技
斎鬼鹿沼流(さいきかぬまりゅう)
時雨滝魅や高槻厳達が使う流派。鞘と剣を二刀流のように使うのが特徴。屋内での戦闘を得意とする。なお時雨は鉄拵えの鞘に紐を付けての鞘打ちを多用した。
- 鹿沼・消月剣(かぬま・しょうげつけん)
鞘を相手に向け、どこから自らの剣撃が出るかを見抜かれないようにする。
- 鹿沼・消陽剣(かぬま・しょうようけん)
円を描いての二段攻撃。間合いの外でも鞘を飛ばすことで攻撃可能。
- 鹿沼・消炎剣(かぬま・しょうえんけん)
鞘を地面と摩擦させ、鞘に着火させる。時雨が使った技。
- 秘剣・双頭剣(ひけん・そうとうけん)
空に飛び上がった剣心を攻撃するため、時雨が使った技。二本の刀を交差させ切り裂く技。