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予告

勝利するのはガイアか!?アグルか!?

その時、最大の敵が地球を襲う!


「大事なものなんて……いくらでもあるじゃないか!!」


次回、ウルトラマンガイア『決着の日』

概要

1999年3月6日放送。

  • 脚本:小中千昭
  • 監督・特技監督:村石宏實

ガイアアグルの死闘の末、明かされる真実。そして恐ろしい敵が襲いかかる時、ガイアが奇跡のヴァージョンアップを果たす。

STORY

今もなお激しい戦いを続けるガイアとアグル。ピースキャリーで現場に駆けつけたチーフは、同乗させていた石室コマンダーにガイアを援護するか問い質す。


石室「今は手を出すな。これは巨人同士の戦いだ。我々の行動は、この決着が付いた時に決定する」


どちらが勝つのか見守る中、アルケミー・スターズの議長・ダニエルから通信が入る。先日観測された恒星の歪みを調査していたところ、歪みと同時に空間の位相がねじれており、これは遥か彼方のどこかの宇宙と地球とが繋がろうとしていることから引き起こされた現象だということが発覚した。

かつて出現したコッヴヴァーサイト等は、何者かがワームホールの出口を外気圏に作って送り込んできたのだが、今回は直接巨大な穴で繋がろうとしていたのだ。エリアル・ベースで通信を聞いていた千葉参謀は、「根源的破滅招来体そのものが来るのか?」と問うも、現時点ではまだ判っておらず、光量子コンピューター・クリシスで解析中とのことだ。ただ1つだけ不可解なのが、今までとは違ってすぐにワームホールが開かないという点だった。

コマンダーは「巨人同士が戦ってるこの時になぜ?」と疑問を抱く中、ガイアとアグルは互いに睨み合った後、必殺技を発動させる。

「これで決着が付く」と誰もが確信する中、コマンダーはワームホールがなぜすぐに開かないのか考えている。その時、何かに気づいたコマンダーはピースキャリーと、同じく現場に駆けつけたファイターチームを即刻退避させる。


そして、ついにガイアとアグルはフォトンエッジフォトンクラッシャーを放つ。それが激突し、膨大な光エネルギーが発生して周囲をその衝撃波が襲う。


石室「これを待っていたのか……!」


光エネルギーが空へ向かう中、我夢藤宮はその光の中で対話していた。


藤宮「強くなったんだな、我夢」


我夢「僕が強いんじゃない……やっと分かったんだ。僕は地球の力を借りている。君だってそうなんだ」


藤宮「そうさ……地球は慈悲深い母などではない。こんな破壊的な力を俺に授けてくれた。俺がしようとしているのは、地球が願っていることだ。それを我夢、お前は━━━」


2人の対話は途切れ、光エネルギーはワームホールへと吸収された。


変身が解け、我夢と藤宮は互いに大きなダメージを負ってしまった。玲子はその場へ駆け寄ろうとするも、瀬沼に「ただの人間が踏み込める場所ではないから踏み込まない方がいい」と止められる。


玲子「人間だよ!人間だからこんなことになっちゃったし、人間だからあんなに傷ついて……!!」


それに対し玲子は涙ながらにそう反論する。


堤チーフらは藤宮を発見し、かなりの怪我をしていたためにジオ・ベースのメディカルセンターへと連れて行く中、コマンダーは我夢を発見していた。


我夢「コマンダーは、僕のこと……」



担架で運ばれ、救急車に乗せられた藤宮はメディカルセンターへと搬送されていき、それをただ見送ることしかできない玲子。そこへ倫文が駆け寄ってきて、玲子は彼の胸で泣き出した。


しかし、そうこうしているうちにワームゾーンが400%にまで拡大し、その影響で空が暗闇に覆われる。そればかりか、ワームゾーンへ撃ち込むためのミサイルも間に合わない状態だった。

そんな中、コマンダーは我夢を建物の中に運び、彼の手当をしていた。


我夢「憎しみとか、怒りとか……そんな思いのままで、ウルトラマンが戦っちゃいけない。そんなこと分かってたはずなのに、どうして……どうしてウルトラマン同士が戦うなんてことに……?」


自問自答するように呟くと、コマンダーは「それを望んだ者がいた」と説明する。ガイアとアグルが互いに激突した時に膨大なエネルギーが生じ、それを利用しようとした存在がいたのだという。

我夢を安静にさせ、ひとまずエリアル・ベースに戻ろうとするコマンダー。その際、XIG-NAVIを外して「傷が治ったら戻ってこい」と言い残した。


コマンダーたちはエリアル・ベースに戻ってきた。千葉参謀によると、ミサイルは使用不能なために、軌道衛星の防御システムで食い止めるしかない状況だという。

しかし、ここで新たな問題が発生した。なんと衛星防御システムがハングアップしたという。ダニエル曰く、クリシスがいきなり暴走し、衛星専用回路を遮断してしまったのだ。一度に多くの問題が発生し、単なる偶然ではないと感じ始めた。


コマンドルームにライトニング、ファルコン、クロウのファイターチームを集め、作戦会議を開く。とはいえ、ワームゾーンからどんな敵が現れるのかも判らないため、戦術も立てられる状況ではなかった。その時、ファルコンのリーダー・米田が自分たちを先行させてほしいと堤チーフに頼み込む。それを聞き、梶尾敦子「我夢なら直感を信じる」と呟く。

話し合いの結果、ファルコンを先行させてワームゾーンを攻撃することが決まり、チーム全員がファイターで出撃しようとする中、クロウのメンバーの慧が「なぜいつも命と引き換えみたいなミッションばかり……」と、ずっと感じていた疑問を米田にぶつける。米田は「命を安売りしているつもりはない」と返し、「長く飛んでいるといらないことまで考えてしまう」と答える。とにもかくにも、まずはこれから行われるミッションのために2人はファイターに乗り、出撃した。


その頃、我夢は建物の中にあったパソコンを起動し、アルケミー・スターズのサイトにログインする。そしてクリシスに呼びかけるが、クリシスは暴走しており全く応答しない。そして我夢は気づいた。クリシスが発しているパルスパターンとワームゾーン内部の反応が酷似していることに。


我夢は外へ飛び出し、ワームゾーンを見上げる。そしてついに、ワームゾーンの中から巨獣ゾーリムが現れた。

巨獣 ゾーリム

まだ頭部しか出ていないが、あまりの巨大さに圧巻される。


そこへ、メディカルセンターから脱走した藤宮が、ゾーリムなど関係なしにと言わんばかりに「まだ決着は付いていない」としてアグレイターを構える。


我夢「まだ分かんないのか!」


藤宮「何が?」


我夢「あいつは、僕たちのパワーを使ってここまでやってきたんだ!」


藤宮「なんだって……!?」


我夢「僕たちが戦うのを、あいつはずっと待ってたんだ!」


さらに我夢は、藤宮が開発したクリシスが暴走していると教える。藤宮は疑うが、我夢はXIG-NAVIを開いてクリシスが暴走している映像を見せ、クリシスが発している光のパルスはゾーリムとシンクロしていると明かす。

その原因は、システムの一番奥深いところに紛れていたものにあると我夢は言う。そして藤宮の中で思い返される、クリシスがはじき出した『削除項目:人類』という結論。藤宮が得たその結論こそ、根源的な破滅をもたらす者の意思によって書き換えられていたのだ。

自分の信じていたものが破滅招来体に操られ、そして自分自身も破滅招来体に利用されていたという真実が明るみになり、藤宮は絶望の叫びを挙げる。


ファイターチームが到着し、ゾーリムに攻撃を開始。しかし、その巨大さ故にゾーリムはビクともしなかった。そしてゾーリムが口から吐いた火炎が地上にまで到達する。


自分は何のためにウルトラマンになったのかと、藤宮は失意に陥り、それでも大事なものを守るために今は戦うしかないと我夢は意気込み、エスプレンダーを構えてガイアに変身しようとする。しかし、今の状態ではまともに戦えないと藤宮に止められる。

信じていたもの、大事なものに裏切られて絶望し、藤宮はアグレイターからアグルの光を手放し、我夢に託そうとする。


藤宮「俺にはもう……守るものなんて何もない……光を取れ!我夢!」


そう言って去ろうとする藤宮の前にゾーリムの火炎が直撃し、彼の姿がどこかへと消えた。






我夢「大事なものなんて……いくらでもあるじゃないか!!」


我夢はそう叫び、アグルの光をエスプレンダーに収め、それを掲げてガイアに変身する。


「ガイアアアアアアアアッ!!!!」


アグルの力が加わり、赤だったプロテクターが黒に変わり、V2へとヴァージョンアップを果たしたガイア。そして飛び上がってゾーリムにクァンタムストリームを放つ。しかし、それも効かないゾーリムの火炎を受けて地上に落ちてしまう。


ガイア「アグルの力を貰ったんだ……!このまま終わるか!」


それでも決して諦めないガイアは両腕を天にかざすと、体が光り出した。


敦子「ガイアが……ガイアが変わる!」


そして、ガイアの体に青が加わり、赤と黒部分の面積も増し、屈強な体格へと変化した。

ウルトラマンガイア スプリーム・ヴァージョン

自身とアグルの光の力を最大限に開放した姿・スプリーム・ヴァージョンが誕生した。


そんな中、ピースキャリーがゾーリムの目を攻撃して気を逸らし、ファイター全機をワームゾーンに進入させる。そしてファイターから放たれた全てのミサイルがワームゾーン内部で爆発し、それによりゾーリムが苦しみ出した。

フォトンストリーム

その隙を突き、ガイアSVはゾーリムが開いた口から体内に入り込み、最強必殺技・フォトンストリームを発射。それを食らったゾーリムは粉々に粉砕された。


輝く空を飛行するガイアとファイターチーム。皆はガイアにそれぞれ敬礼やサムズアップを送り、ガイアもチーム一同に敬礼し、遠くへと飛び去った。

新しくなったガイアに興奮する敦子とジョジーに、我夢から通信が入る。我夢は色々と迷惑をかけたことを謝罪し、そしてコマンダーや千葉参謀からXIG復帰の許しを貰い、迎えに来たピースキャリーに手を振る。


我夢(生きてるよね?藤宮……いつか一緒に戦える日が来ると、僕は信じてる)

関連項目

ウルトラマンガイア ウルトラマンアグル ゾーリム 光量子コンピューター・クリシス


ヴァージョンアップ V2 スプリーム・ヴァージョン

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