概要
相良宗介と相良かなめの娘。身体能力及びアーム・スレイブ(AS)操縦などの戦闘スキルにおいては父親譲り。
名前の読みは一般的な「なつみ」ではなく「なみ」。かつて宗介が死に別れた彼女の名と同じ読みである。
趣味は読書で母親譲りの可憐な容姿と抜群のプロポーションを兼ね備えており普段は口数は少なく物静かな印象もあって異性から好意を寄せられることが多いが、前述の通り父親譲りの戦闘能力やサバイバルスキルとASの操縦技術も引き継いでおり 相良家では貴重な戦闘要員の1人となっている。
弟の安斗が戦渦の日常ではなく日本の日常の下で生まれ育っていた場合の宗介なら、彼女は女性として戦禍の日常を生まれ育っていた場合の宗助といえるかもしれない。(ただし、かなめの教育の御蔭もあって日本の常識は一般人と比べれば疎いものの、事あるごとに大騒動を引き起こして戦争ボケと称されていた頃の宗介よりは弁えている)
余談
ナミという故人の名前を付けた理由は宗介が自分のせいで悲惨な最後を遂げてしまったとうちに秘めていた深い後悔の念を少しでも和らげてあげたいというかなめの思いからだった。かつて宗介は彼女の名をもらしながらうなされる日々が続きそんな状況に心を痛めたかなめが少しずつその理由を聞き出していった。そのあと、宗介は娘の重荷になると強く反対したが最終的にその名を引き継いだ娘が育っていく過程で、過去の辛い思い出が新たに積み重ねていく明るい思い出で上書きされていくことを期待して名前が引き継がせることを決めたもの。その試みは功を奏し夏美が物心つく頃には宗介が過去の悲劇にうなされることは殆どなくなった。
ちなみに、夏美本人は名前の由来については知らされておらず、両親たちは聞かれてもはぐらかして明言を避けていたが、安斗がカリーニン由来であることは聞いていたことから自分にも由来となる人物がいることは薄々察していた。
※ ファンタジア文庫公式サイト内作品紹介ページの表紙絵にて確認。