「みんな戦ってるんだよ」
「自分だけが特別だと思わないで」
概要
CV:三上枝織
竜神戦隊ドラゴンキーパー率いる大戦隊に所属する少女。単行本での単独表紙は第9巻。
登場したばかりの頃は、どのドラゴンキーパーの部隊にも所属していなかったが、正隊員昇格試験での事件を経てグリーンキーパーの部隊に配属される。
桜間日々輝（に擬態した戦闘員D。以降「桜間」）と、もっとも交流が深い人物。
人物
ボブカットの黒髪にオッドアイを持つ容姿。身長の割にバストは大きめ。桜間を「桜間君」と呼ぶ。
似顔絵描きの特技がある。
作中の動向
日々輝になりすました桜間が「パイロンの巣」で大戦隊の正隊員昇格試験を受けた時の同期10人の一人。
最終試験の際、志望部隊別でペアを組んだ初日と2日目はグリーン部隊志望の石川宗次郎とペアを組んだが、その後は宗次郎ら5人が結託して「エリートチーム」を組成したことから、あぶれた5人の「落ちこぼれチーム」（他は桜間と来栖大和、小熊蘭丸、七宝司）で最終日の試験に臨み、結果、合格して上記の通り桜間ともどもグリーン部隊に配属された。
グリーン部隊入隊後、最初の戦闘である廃校での「巳」の幹部マガティア率いる「ウロボロス」との戦闘こそ特筆すべきところはなく桜間に助けられるほどであったが、次の天ノ川中央動物園での「午」の幹部フワリポンの策動による怪獣との戦闘では、ドラゴンガジェットの「バーストフォルム」（高エネルギーを発散する火炎放射器形態）を使用して自らを火球にして怪獣にそれを呑み込ませてその体内から爆殺する「丸呑み作戦」を敢行して戦功を挙げている。
ところが、その天ノ川中央動物園の戦闘を最後にグリーン部隊を離脱（大戦隊を脱隊）している。
関連タグ
その後の動向
（以降『戦隊大失格』原作第9巻所収の第82話以降のネタバレ箇所を含む）
大戦隊を脱隊した天使が次に姿を現した場所は、怪人の権利向上を訴える市民団体「怪人保護協会」の総会の場であった。彼女は同会の代表理事である薄久保薬師（うすくぼ やくし）の娘であり、彼女もまた同会の理事の一人である。
理事となった天使は桜間に接触し、彼の怪人への宥和的な態度（この点は元が末端怪人である戦闘員のDは当然としても、本物の日々輝も同様である）から彼とは共闘できると思って協会本部へ招き入れ、薬師も加わって説得をしたものの、一緒に付いてきた目付役の翡翠かのんの横やりもあって物別れに終わった。さらに天使がドラゴンガジェットを持ち出していたことを桜間に発見され、大戦隊にいたのは潜入目的であることを告白した（この点は桜間の本体であるDも同様であるが）。
さらにこの事件で監禁された翡翠に対しては、入隊試験の時に「酉」の幹部ペルトロラが「パイロンの巣」に侵入した理由が大戦隊からの実験装置の回収であり、それを手引きしたのが天使であることを告白した。
