概要
兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町五丁目にある山陽電気鉄道本線及び須磨ロープウェイの駅。駅番号はSY07。
阪神特急は一部や直通特急を除き当駅が終着駅となっている。
1998年2月14日までは阪急神戸線の列車も当駅まで乗り入れていた。(後述)
行楽シーズンの特定日や元旦の早朝に直通特急が臨時停車する事がある。
駅から東へ3km先にはJR西日本神戸線須磨海浜公園駅がある。
阪急車乗入れについて
阪急神戸線の列車は基本8連(平日朝の一部10連)だが、新開地以西は6連しか入れず、三宮で分割併合になる。
梅田から当駅まで全区間に亘って6連の阪急特急も存在したが、当然積み残しが多発した為、後に各駅停車に振替えられている。
こうした運用面での不都合が多かったので1998年2月15日の直通特急運転開始を機に廃止された。
京都線用の2300系が神戸線へ貸し出され、当駅まで乗入れた事がある。
8000系8020Fは当駅へ乗り入れる為に6連(現在8連)で落成した所謂「須磨浦編成」であり、8009Fから8019Fまでが欠番。
駅周辺
当駅の北側には須磨浦山上遊園があり、ロープウェイとカーレーターを乗り継いで山上へ登っていく。徒歩だと駅西側のハイキングコース(六甲全山縦走路)で行ける。
南側は民家が殆ど無く、喫茶店やタクシー用のロータリーがあるのみ。更に南側を国道2号とJR神戸線が海沿いを通っている。
当駅と塩屋駅の間に須磨区と垂水区の境界があり、そこは明治初期の兵庫県と姫路県の県境、摂津国と播磨国の国境でもある。
須磨浦山上遊園のリフトもこの境界線を跨いで建設されており、駅名が「せっつ駅」「はりま駅」となっている。
駅構造
相対式2面2線の地上駅。
姫路方面には折り返し線があるが、本線に分岐路がある関係で70km/h制限がかかる。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は727人である(神戸市統計書より)。
- 山陽電鉄の駅で最も乗降客が少ない。
なお、山陽電鉄と阪急、阪神との乗り入れが開始された昭和43年4月7日には、報道では30万人が当駅に押し寄せたとあり、過去最高記録(恐らく破られていない)の乗降客数を記録したとされている。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 816人 |
2009年(平成21年)度 | 795人 |
2010年(平成22年)度 | 756人 |
2011年(平成23年)度 | 729人 |
2012年(平成24年)度 | 762人 |
2013年(平成25年)度 | 734人 |
2014年(平成26年)度 | 836人 |
2015年(平成27年)度 | 809人 |
2016年(平成28年)度 | 816人 |
2017年(平成29年)度 | 893人 |
2018年(平成30年)度 | 734人 |
2019年(令和元年)度 | 727人 |
隣の駅
本線 | ||||
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種別 | ←大阪方面 | 当駅 | 姫路方面→ | 備考 |
| 通過 | |||
特急 | 山陽須磨駅(SY06) | 須磨浦公園駅(SY07) | ||
普通 | 山陽須磨駅(SY06) | 須磨浦公園駅(SY07) | 山陽塩屋駅(SY08) | |
須磨浦ロープウェイ | ||||
種別 | 当駅 | 鉢伏山上方面→ | 備考 | |
普通 | 須磨浦公園駅(SY07) | 鉢伏山上駅 |
関連項目
安徳天皇:内裏跡伝説地がある。
もしかして→スマブラ:語呂が近い1文字違いで、須磨寺駅とセットでネタにされやすい。
六甲駅(阪急神戸線) 大石駅(阪神本線) 乗り入れ開始時に山陽電鉄が乗り入れた最端駅。現在の最端は阪急は神戸三宮駅、阪神は直通特急が大阪梅田駅、それ以外が神戸三宮駅までとなっている。