俗に「ゴム」「スキン」「サック」「近藤さん」などと呼ばれる。
概要
ゴム、もしくはポリウレタンの薄膜で出来ている袋状の避妊具。性交時、勃起したペニスに被せることにより、精液が膣内に流れ込むのを防ぐ。また、体液や粘膜同士を直に触れ合わないようにすることで、性行為感染症の予防にもつながる。そのため妊娠の心配のないゲイのアナルセックスなどにも使用される。
一部風俗店ではフェラチオや素股などのサービスでも着用させているが、「ナマ」を好む客が多いこともありなかなかそうした店舗は増えないのが現状である。
女性の膣内に装着する女性用コンドームも存在するが、ほとんど普及していない。
さすがHENTAI国家というべきか、日本のコンドーム製造技術は定評が高く、薄さと丈夫さの両立をめざし各社がしのぎを削っている。
なお、仕様上正しく使っていれば妊娠することなどありえない……ということはなく正しく着用しても避妊率は(大きく低減はできるものの)100パーセントではない。コンドームを正しく付けていても妊娠することはある。”破れて無意味になる”、”あふれる”、”あいていた穴から漏れる”などといった事故で避妊に失敗し、妊娠してしまうケースが後を絶たない。また、装着するタイミングや使用方法を間違えて妊娠に繋がる場合もある。
コンドームによる避妊失敗の確率は3~14%とされる。ピルを女性に飲んでもらえればさらに落とすことができるが、それでも”0”ではない上に、今度は性行為感染症の予防ができなくなってしまう。また、ピルは体質により合うものが簡単に見つからない人もいる。
高い避妊率を求める場合、コンドームとピルの併用がベスト。ほぼ完璧と言える。
もし行為中にうっかりコンドームが破れてしまった、などの事態が発生した際は、72時間以内に女性に婦人科、産婦人科の診療をうけてもらい、モーニングアフターピルを処方してもらえば妊娠を防ぐことができる。しかしモーニングアフターピルは通常のピルよりもきつく、吐き気などの副作用があり、基本はこうした手段をとらなくて済むよう、コンドームが破れないよう正しく扱うことが大事。
当たらなければどうということはないと言わんばかりである。