園咲若菜とは、特撮ヒーロー番組『仮面ライダーW』の登場人物。
概要
クレイドール・ドーパントに変身し、仮面ライダーWと対決する。
物語終盤では秘密結社"ミュージアム"の野望を達成する上での重要な役目を帯びる。
人物
ファンからは"若菜姫"と呼ばれ、親しまれている。フィリップや刃野幹夫も彼女のファンである。
風都のラジオ局"WIND WAVE"で、「園咲若菜のヒーリングプリンセス」という看板番組を持つ。
風都の名家・園咲家の娘で、お嬢様でもある。
だが園咲家はミュージアムという裏の顔を持っており、若菜もまた、無関係ではなかった。
アイドルとしてはにこやかであるが、ファンの見ていないところでは、ことあるごとに苛立ちを募らせ、舌打ちをする。
なお、アイドル活動をしているころはお団子頭だったが、物語終盤では髪を下ろしている。
人間関係
園咲家
幼いころから、園咲家の跡継ぎとして教育される姉・冴子を見て育つ。
父・園咲琉兵衛からスパルタ教育を受ける冴子を"お父様から目をかけられている"と感じ、嫉妬。自分のことを見てくれない父にも不満を抱えていた。
加えて、冴子からいじめを受けていたことから、強く恨むようになる。冴子もまた若菜を憎んでおり、姉妹は不仲である。
唯一、家族の中で愛情を向けていたのは、弟の園咲来人であった。
だが、十年前に行方不明となってしまう。
フィリップ
フィリップは鳴海探偵事務所の探偵であり、仮面ライダーWという裏の顔を持つ。
第13話にて、ストーカーに狙われるアイドルと、それを護衛する探偵として出会う。
若菜はフィリップを、かつて愛情を向けた弟に重ね合わせ、フィリップも若菜といることに安心感を抱き、二人は単なるアイドルとファンを超えた関係を築くのだった。
だが、冴子の失脚によって、園咲家の新たな跡継ぎに選ばれた若菜は、芸能活動を休止することになる。
若菜は悩んだ末、フィリップと駆け落ちしようとするが、失敗。
さらにフィリップの正体を知らされる。
その後の若菜は暗黒面に堕ち、ミュージアムの後継者として辣腕を振るう。
実は、園咲琉兵衛は最初から若菜を後継者にするつもりで、冴子は若菜を奮い立たせるための"火付け役"に過ぎなかった。
クレイドールエクストリームに進化したことで、若菜は"地球の巫女"となる。
フィリップの能力「地球(ほし)の本棚」へ介入できるようになり、フィリップに対しても挑発的な言葉を投げつける。
だが"地球の巫女"とは、ミュージアムの最終目的であるガイアインパクトを起こすためキーアイテムに過ぎず、若菜の身は翻弄されることとなる。
ドーパント態
クレイドール・ドーパント
身長:170cm 体重:150kg
若菜が、園咲家の次女として所持するクレイドールメモリで変身した姿。
重力を操作し、天井を歩くことができる。また、手から重力エネルギー弾を発射する。
再生能力も兼ね備え、木っ端微塵に破壊されても元通りになる。
クレイドールエクストリーム
身長:428cm 体重:800kg
ジーン・ドーパントの遺伝子操作能力によって、有機情報制御器官試作体(ガイアプログレッサー)を体内に埋め込み、究極形態になったクレイドール・ドーパント。
他のあらゆるドーパントを凌駕する巨体と能力を持つ。
園咲琉兵衛は、若菜を巫女としてガイアインパクトを起こし、人類を地球の記憶と一体化させようと企てていた。
これによって、若菜は"地球の意思"を体内に宿すこととなり、最終回に重要な役割を果たすのだが――。
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