概要
アナザーガンダムの中で、G~Xまでとそれ以降の作品で区切りを付ける場合に、この三作を「平成三部作」と呼称する。
平成三部作は公開・放送が近かった機動戦士ガンダムF91や機動戦士Vガンダムの流れを受けてか機体のサイズは16~17m、重量も7~8t前後と小型・軽量のものが多めである。
また、ガンダムと呼ばれる機体はメインとなるビーム兵器のビームの色はグリーン主体(それまでの作*品は大半がピンクだった)が多い他、鎌やナイフなどビームサーベル以外の白兵戦用ビーム兵器のバリエーションがある。バルカン以外の内蔵型ガトリング砲として、より破壊力が高いマシンキャノンの搭載率が高いのも新世紀ガンダムにはない特徴。
全編を通して登場する主要キャラの戦死率も低く、どの作品も所謂ガンダムチーム(新生シャッフル同盟、ピースミリオン、フリーデン)からは一人も戦死者が出ていない。それ故に宇宙世紀ファンから批判される理由の一つになっている。
ただし主人公のドモン・カッシュ、ヒイロ・ユイ、ガロード・ランはいずれも過去に家族を失うきっかけとなった何かしらの暗い過去を抱えており、その他主要キャラ達も例外ではない。本編が始まってから家族が巻き込まれる宇宙世紀の主人公と比べると本編開始時点で「既にそれなりの哀しみは抱えている」と考えた方が妥当だろう。
平成三部作一覧
- 機動武闘伝Gガンダム(未来世紀)
- 新機動戦記ガンダムW(アフターコロニー)
- 機動新世紀ガンダムX(アフターウォー)
余談
ときた洸一が漫画版で、G,W,Xの登場人物たちがクロスオーバーしている、『がんばれドモン君』という題名のおまけ漫画がそれぞれの漫画版の巻末に付属していた。
登場人物はSDガンダムのような2頭身にデフォルメされている。
本作は当初、漫画『機動武闘伝Gガンダム』連載中に、夏休み増刊号に『がんばれ!ドモンくん』として開始し、その後本誌でも連載を開始し、作者が『新機動戦記ガンダムW』連載時に『がんばれ!ドモンくんW』(がんばれドモンくんダブル)、『機動新世紀ガンダムX』の連載時に『がんばれ!ドモンくん ガンダムパーティ』と改題し続けられ、人気を博した。