ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

アーマードトルーパーの編集履歴

2015-10-07 18:25:52 バージョン

アーマードトルーパー

あーまーどとるーぱー

アニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場する人型機動兵器の名称。

アーマードトルーパーとは、百年戦争末期にギルガメス連邦の主星であるメルキアで開発された、全高4メートル前後の人型機動兵器の総称である。

略称はAT


開発の経緯

ATは宇宙戦艦同士の艦隊決戦や惑星破壊ミサイルの応酬により双方の国力が疲弊、目的が有人惑星での資源争奪戦に移行したことによって、陸戦における戦車+機械化歩兵の役割を単体で担うことを期待され開発された。


人型であるATの長所は、市街地や山岳地で小回りが効き不整地走行能力の高い二足歩行システムと、マニピュレータによる兵装選択システムによる多様性である。また足底にはコアレスモーターのローラーや履帯が装着されており、平坦な場所ではこれを使った高速移動「ローラーダッシュ」が可能である。


陸戦兵器として開発されたATだがラウンドムーバー等の宇宙空間用ブースターユニットを装備することで宙間戦闘に対応することもできる他、ファッティーのような宇宙専用タイプの機種も開発されている。


機体構造

人間の頭と胸に相当する部分にコクピットがあり、パイロットは耐Gスーツ機能と真空中でも活動できる気密性を持った耐圧服を着用した上、外部視察・情報表示用の専用ゴーグルと酸素マスクを装着して搭乗する。これはATの構造簡易化により、一部機種を除きパイロット用生命維持装置は一切装備されていないためである。ただしある程度の気密性とヒーターくらいはある模様。

操縦装置は2本のスティックと2枚のペダルによるシンプルなものであるが、音声入力型コマンドシステムと基本動作制御のためのミッションディスクが採用されており、パイロットの負担を軽減している。ミッションディスクは状況に応じて交換やカスタマイズすることができるようになっており、劇中ではキリコが対PS戦用のミッションディスクを自ら製作するシーンがある。

多くの機体には直接外を見ることのできる窓がなく、ATの頭部にあるターレットレンズからの映像と機体各部にあるセンサーの情報が、まとめてゴーグルに投影されるようになっている。


パイロット搭乗時やパラシュート降下の着地時などには、脚部を変形させて胴体が前方に沈み込む独特の「降着形態」を取る。バララントATはギルガメスATと逆に胴体が後方に沈み込む体育座りポーズである。一部、降着機能が無い機種も存在する。


ATの駆動系はマッスルシリンダーという人工筋肉の一種によって四肢を作動させるようになっている。これはポリマーリンゲル液と呼ばれる液体に満たされており、アイドリング状態ではポンプによってシリンダー内を循環している。さらに駆動時には電気信号によって化学反応が発生、マッスルシリンダーが収縮する。ポリマーリンゲル液は気化性と引火性が高いために扱いが難しく、このためATは少しの被弾でも引火・爆発しやすい。また、使用及び経年によって劣化するため一定周期での交換が必要である。


武装

基本的な携帯火器は、人間用のレーザー照準器付きアサルトライフルを拡大したような形状のGAT-22、30mmヘビィマシンガンであるが、任務に応じハンドガン的な万能カタパルトランチャー、GAT-49、50mmペンタトルーパー、ロケット弾をマシンガン的に連射する、HRAT-23ハンディロケットガン、エネルギー弾を放つ対艦大型火器・GAT-35ロッグガンや、SAT-03ソリッドシューター、SMAT-38ミサイルポッドなども使用される。


また多くのATには格闘戦用固定兵装として火薬カートリッジの爆発力によってマニピュレータ前腕部をスライドさせて相手に打撃を与えるアームパンチ機構や、一部の機体には槍状のパイルバンカーやクローが装備されている。


鉄の棺桶

人型戦車とも言えるATだが、機動性やコスト面を優先したが為に装甲は小火器に耐える程度の薄いもので、平均10mm前後の装甲厚は実在の兵器でいうなら軽戦車並である。

引火性の高いポリマーリンゲル液を内蔵する構造に加え、脱出装置の類も搭載されておらず、一部の機体を除いて自動消火装置や気密構造といった装備は無い。せいぜい非常用のポリマーリンゲル液の火災を消火するための中和剤が、申し訳程度に付属してるくらいである。


こうしたATの人命無視の効率重視の設計や運用される任務環境の過酷さに加え、ATパイロットは総じて素行の悪い荒くれ者が多い為、AT乗り達は『ボトムズ(最低の野郎ども)』と呼ばれるようになったという。


主なAT

主にスコープドッグ等のドッグ系AT、スタンディングトータス等のトータス系AT、ラビドリードッグ等の秘密結社/マーティアル製ATに分類される。

またサイズによる分類もあり、ツヴァークなどをライト級、ドッグ系などをミッド級、トータス、ビートル系などをヘビー級としている。


問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました