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アサルトライフル

あさるとらいふる

本来はドイツ語の「Sturmgewehr」という言葉を英語に直訳したもの。「突撃銃」とも。近代の歩兵の標準装備であり各国で様々なアサルトライフルが開発されている。
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概要

最初のアサルトライフル

1940年代、歩兵用小銃と軽機関銃と機関短銃の特性を一つにまとめた新しい銃弾を使う新しい種別の小銃が開発された。
当初はMkB42という名称だったが、アドルフ・ヒトラー総統が「補給の混乱を招く」との懸念を示した事によりMP43(Maschinenpistole=機関短銃の意)と改名。その後1944年にMP44と再び改称され、最前線の兵士がMP44を強く渇望した事で流石のヒトラーも折れ、MP44の大量生産にGoサインを出した。その際にプロパガンダの意味を込め「Sturmgewehr(シュトゥルムゲヴェーア=突撃銃)」という新名称を考案。突撃銃という概念が誕生した瞬間であった。

ついでに、フェドロフM1916小銃を世界初の突撃銃とする向きも共産趣味者を中心に少なからず存在するが、いくら小口径軽反動であろうが所詮フルロード弾である有坂弾を使用し、銃床も現代的な直銃床では無く古典的ライフルと同じ曲銃床、拳銃と同じショートリコイル方式を採用するなど、100歩譲ってブローニングオートマチックライフル(BAR)と同じく突撃銃の始祖になった「自動小銃」であるとは言えるが、到底「近代的な突撃銃」の要素に掠っているとは言えたものではない。

コンセプト

第二次世界大戦で連合軍はドイツの開発した突撃銃StG44に苦しめられた経験から、この小銃の持つ特徴を引き継ぐ小銃を主力火器として開発する事を考えた。
そして、それまでの「小銃」と「サブマシンガン」の中間に位置する威力の弾丸、連射と単発射撃の切り替えが可能な機構を組み込んだ新たな設計思想の小銃が開発された。
それがアサルトライフルと呼ばれるカテゴリである。
現代では

  • 旧来の小銃弾と拳銃弾の中間の威力を持つ
  • 連射、単発射撃の切り替えが可能
  • 300〜500m程度の射程
  • 従来の小銃弾より軽反動
というのが基本的な設計である。

運用状況

第二次世界大戦以降急速に発達し、現代では軍の標準装備となっている。
近年ではこれらの中でも特に「カービン」「バトル」「CQB」などの分類分けもなされており複雑な活動、作戦に柔軟に対応できる様になっている。
アサルトライフル黎明期と言える1960年代頃のそれらで傑作と言えるものを四大アサルトライフルと呼ぶ事もある。こちらは後述。
また、最近では発射機構部がトリガーより後ろにある「ブルパップ」と呼ばれるタイプも存在している。
こちらは従来の銃身長を維持しつつ全長を短く収めることで取り回しを良くしたモノであるが、アサルトライフルのみの特徴ではないので詳しくは説明しない。
アサルトライフルを拡張し軽機関銃として運用できるものも存在しており、分隊支援火器として活躍するものもある。

代表的なアサルトライフル

これら以外にも上げればキリがないほど存在するが、際立って有名どころを下記に表記します。

StG44

P38/Kar98k/Stg44
MP43/StG44


近代的なアサルトライフルの分野の先駆けとなる。
伍長閣下がらみでMP43、MP44と呼ばれていた時期もあった。

四大アサルトライフル

Assault Rifles (In the Cold) 1


(画像一番上の銃はアメリカのM2カービンという、AKシリーズの構造の参考にされたM1カービンの、セミフルオート切り替えが可能になった発展型である。中段が折り畳み式銃剣を備えた中国製56式I型、下段が削り出し加工だったレシーバーをプレス加工で作るようにしたAKM。)
紛争地、グンマーなどでも有名。恐らくほとんどの方が知ってる。
整備性と耐久性を追及したため命中精度は低いが、水に浸かっていた物や砂の中に埋めてあった物でも普通に使える耐久性を持つ。
粗悪な模造品でも十分に稼動し、世界中にシリーズ総計1億丁以上が出回った結果「人類史上、最も多く人を殺した武器」と不名誉な名前で呼ばれ、設計者ミハイル・カラシニコフを悲しませる事になった。
モザンビーク独立戦争を戦い抜いた人々の間では偉大な銃として評価され、モザンピーク共和国の国旗のデザインに取り入れられている。

Assault Rifles (In the Cold) 2


アメリカ軍主力装備。
フルロード弾を使うアーマーライトAR-10から始まり、小口径化したAR-15に発展、陸軍に採用されM-16となる。軍用から民間用まで幅広く出回っている。
リュングマン式作動機構により良好な射撃精度を誇る。メンテナンスも簡単だが長期間整備を怠るとベトナム戦争時の米軍兵士と同じ苦労をするハメになる。
後ろに立っちゃいけない人も多用しているので、日本では上のAKより有名かもしれない。

H&K G3A3 放熱ハンドガード


西ドイツ政府が、ドイツ人技術者が開発に関わったスペインセトメモデロA2の開発・製造権を買い上げ、H&K社で改良を加えた銃。当初よりフルロード弾である7.62mmNATO弾を使う設計で、フルオート時のコントロールも比較的行いやすい。
汎用性が高く、恐らく最も安定して使いやすいであろうアサルトライフル。一時期ラインメタル社でも製造していたが、ラインメタル製G3は長年使っていると設計上の関係でフレームが歪む問題があった。
発展系は今でも活躍中。中でもG36、G3を縮小して設計したサブマシンガンMP5が有名か。
コピー品も製造されたが元が繊細な構造故、まともに動かなかった。

  • FALシリーズ

C1A1 SLR (初期)


ベルギーFNH社が開発したもの。元々は7.92x33mm弾や.280ブリティッシュ弾といった弱装弾を用いる予定だったものが、アメリカのゴリ押しでNATO標準小銃弾がフルロード弾である7.62mmNATO弾に変更されたため、フルオート射撃での制御が難しくなり、英国版であるL1A1ではセミオートのみの仕様となっている。今なお正式装備する軍隊が存在するが、近代化に向け小口径アサルトライフルへの更新が行われている。
後継種としてFNCがある。

各国のアサルトライフル

  • L85シリーズ
とある紳士の国のジャムおじさん


1985年にイギリス陸軍に制式採用された。ブルパップ方式で5.56mmNATO弾を使用。
同時期の各国のプラスチック部品を多用したアサルトライフルに対し、鉄をプレス加工した造りで、「弾が出るこん棒」などと呼ばれる。導入当初は動作不良に悩まされ、改良がドイツのH&K社に依頼された。

89式小銃と9mm拳銃


日本の豊和工業が開発したアサルトライフルで、小柄な日本人の体格に配慮した設計。
同社によりライセンス生産されたAR-18のガスピストン式を改良した作動機構により、M4カービンG36と同等の射撃精度を持つ。
武器輸出三原則により納入先が自衛隊などに限定されているうえ、製造数が少ないため価格が高く、現在も64式小銃からの配備替えは完了していない。

G36
MG36


軍に止まらず警察の特殊部隊にも使用されている、ドイツ軍制式採用アサルトライフル。
銃身やハンドガードなどの長さによりG36K、G36Cなどのモデル分けがされる。
更にブルバレルと脚を装備したMG36(画像二枚目)や民間向けのセミオート型など、派生製品は多義に渡る。
中東などの紫外線量の多い地域で長時間使用した結果、ポリマーが劣化しヒビが入ったと報道されたが、デマである。

FA-MAS G1


フランスのサン=テチエンヌ造兵廠が製造するブルパップ式アサルトライフル。
その形からトランペットの愛称がある。
独特な形状や作動機構のため、現場の兵士からは不評。ドイツH&K社製のHK416がその後継に決まった。

女子高生とAUG


オーストリアのステアー社が開発したブルパップ式アサルトライフル。
樹脂パーツが多く非常に軽いにも関わらず耐久、精度共に安定している。

soldatenmesser 08


スイスを代表するアサルトライフル。
長距離射撃に秀でるが、1丁約30万円と非常に高価(M16は米軍納入価格で約3~6万円)。
一家に一丁SG550

戦士の窓辺


ベルギー軍が制式採用しているアサルトライフル。
FALの後継の小口径アサルトライフルとして開発され、他のアサルトライフルに負けない性能を持っているが、商戦に出遅れて自国と一部の国にしか採用されなかった。

ARM


イスラエルのIMI社が開発したアサルトライフル。
AK47をモデルにしたため、頑丈で安定した性能を持つ。自国よりも、紛争地域や自然環境が厳しい国で愛用されている。

へタレじゃないもん


ヘタリアもとい、イタリアが開発したアサルトライフル。
機能・外観ともにオーソドックスな構造になっている。

アバカンの騎士


ロシアが開発したアサルトライフル。
凝った構造のためAK-74Mの後継とは思えない程欠陥が多い。

人家只是想画95式而已啊


中国が開発したアサルトライフル。
比較的良好な性能を持つとされるが、ブルパップ特有の操作性などで従来タイプを使っていた一般兵には不評だったため、特殊部隊などの精鋭部隊や戦車兵には95式、一般部隊には新たに開発された従来タイプの03式自動歩槍と住み分け配備されている。

SAV


韓国軍が制式採用しているアサルトライフル。
AR-15のコピーだが、機関部はガスピストン方式を採用している。

ていちゃん


中華民国(台湾)軍が制式採用しているアサルトライフル。
M4A1の用兵思想を強く意識している。

次世代のアサルトライフル

イーナさん


FNH社が、特殊部隊向けに開発したアサルトライフル。
SCAR-L(口径5.56mm)とSCAR-H(口径7.62mm)の二種類がある。

ココMASADA


マグプル社が開発したアサルトライフル。
現在は、レミントン社とブッシュマスター社が製造している。
近年は、ヨルムンガンドCODシリーズなど漫画やゲームに登場している。

戦闘工兵にとり


G36をベースに開発された近未来的なアサルトライフル。
アメリカ軍に採用寸前の所を、突如取り消され(主に外見のせい)、SCARが採用された過去を持つ。

とある妹の


FNH社が開発したブルパップ式アサルトライフル。
ブルパップの問題点だった排薬方向と刺激性ガスを、銃口付近に排莢口を設置して解決した。
現在開発国ベルギーでは試験運用段階だが、スロベニア軍が次期主力小銃として採用しているほか、サウジアラビアやインド、パキスタン、シリアも発注している。

タボール


イスラエルのIMI社から独立したIWI社が開発したブルパップ式アサルトライフル。
M16とガリルに代わる制式採用アサルトライフルである。

その他


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