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PSG-1

ぺーえすげーあいんす

ドイツのH&K社が開発した性能重視、生産性度外視の精密狙撃銃。正式名称はräzisionsschützengewehr1(1号精密狙撃銃)である。ある事件をきっかけに開発されたが実用向きでなく、多弾数射撃を行う必要のない警察機関などで配備されている。
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開発経緯

1972年に起きたミュンヘンオリンピック立てこもり事件で、テロ部隊は犯行グループに対し狙撃を行ったが、使用したライフルが一般的なアサルトライフルであり、狙撃にたえ得るものでなく、加え様々な要因も加えられ、人質の全員が死亡、警察側にまで被害が出るという惨事が引き起こされた。
この結果から、多人数の標的に素早く対処でき、かつ精密な狙撃を可能とするライフルが必要とされ、それを満たして開発されたのが本銃である。

 動作方式はローラーロッキングによるディレードブローバック方式を採用している。これはベースとなったG3と同じ方式で、銃をバイスツールで完全に固定した状態で射撃するとマルファンクション(動作不良)を起こす。

運用状況

 西ドイツ(当時はまだ冷戦下であった)GSG-9(第9国境警備群)の要望で開発されていた。同国の対テロ警察部隊SEK(ゾンダーアインザッツコマンド)も所有している。ロス五輪オリンピック警備に合わせてロサンゼルス警察も採用した。日本の警察にも数も場所も不明だが配備されているらしい。メキシコやパキスタンでは若干のコストダウン的改造を加えたものがライセンス生産されている。現在はその使用弾の射程、精度が長距離に対応できなくなってきている為一線から退きつつあるが、近代化改修を施した後継のPSG1A1が2006年に発表された。
 余談ではあるが、過去に日本は「ピストルグリップタイプのミリタリーライフルの新規所持の規制」という銃刀法改正があった。その改正前にミリタリーライフル所有クラブのメンバーによって最低1丁のPSG-1が個人輸入の形で持ち込まれ所持されている。規制前の当時は比較的関税が緩かった為に銃籍に「HK」と記入して輸入できたという。(とある銃砲店主からの情報)

正直言って、狙撃銃としてのみならず、火器としても非常に高価であり、加えてオートマチックという複雑な機構と使用用途から警察機関程度にしか配備されず、その知名度とは裏腹に現場での人気は少ない。また、非常に大きく重量がかさみ、加えて、銃身が長い為にフリーフロート(バレルを本体に極力触れさせず、本体にどこから力がかかっても銃身が曲がらない)でありながら銃身が歪みやすかった。この事からそれほど、セールスは振るわなかったようだ。後に軽量化・簡易化を図った普及版PSG-1とも呼ぶべきMSG-90という製品を開発し、こちらは米軍特殊部隊にまで採用されるなど目覚ましい活躍を見せている。
ゲームでは高性能かつ連射の効く狙撃銃という事で、装弾数は少ないものの扱いやすいため人気がある。また、二次元でもその高性能、特殊部隊というステレオタイプから人気を得ている。東京マルイからも遊戯銃がリリースされているが、群を抜く高値であり何よりとても重いためゲームには向いていない。現実は非情である。
本銃のようにメディアでの評価や扱いはいいが、現実では微妙な銃はいくらもあるが、代表的なのはSPAS12FA-MASがこの子のお仲間である。前者は「造ってから気付いたがお前の銃のコンセプトにまず需要がなかった」という衝撃の事実、後者に至っては「実戦で使うような銃じゃない」と言われる始末。

性能


口径7.62mm
使用弾薬7.62mmNATO
装弾数5+1
全長1208mm
重量8100g
有効射程約800m
標準装備スコープヘンゾルトZF6x42PSG1
サウンドサプレッサーブルガー&トーメ
※wikipediaより概値

セミオートマチックでありながら長銃身、フリーフロートとG3より受け継いだ発射機構から高い命中精度を獲得しており、それは各国の警察部隊でも使用されている事から理解できる。しかし、それ故に非常に高価になっており、日本円にして約70万円超と火器そのものの中でも高価な部類にはいる。
また、エアソフトガンは前述の通り多弾数を打ち出す事を前提としておらず、ハードな使用では銃身が曲がったり、その長さから運搬中にぶつけやすかったり、果ては自重でバレルが曲がったりと扱いには細心の注意が必要である。

関連タグ

スナイパーライフル
狙撃銃
MSG-90
SR9
H&K

【登場作品】

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