げんしのちから

ポケモンの技の一つ。

データ

第2世代から存在する技。

原始の力だけあって化石ポケモンや古代から存在するポケモンが多く習得する……と思いきや結構な種類のポケモンが覚える。どんなポケモンでも使える原始の力とは一体……。

ちなみに技説明は「原始の力を　呼び覚ます」。この辺りはお約束である。

なお、モジャンボ・メガヤンマ・マンムーへの進化にはこの技の習得が必要不可欠。

威力60にしてPPが5しかないと、この威力の技の中では最低レベルの性能。

その一方で追加効果が全ステータスが1段階上昇すると言う破格の効果になっている。

但し発動率は10%と低くあまり当てになるものではない。

曲がりなりにも追加効果なので、ゲーム内のバトル施設ではアレが発動して毎ターン当たり前のように強化を遂げる凶悪な攻撃兼積み技に変貌する事もある。

第3世代までは技がタイプ毎に分類されていた都合上物理技だったため、「いわなだれ」を習得できないポケモンが代用として積む事もあった。

第4世代からは数少ないいわタイプの特殊技となった為、岩特殊アタッカーに積まれるようになる……かと思いきやそもそもいわタイプに特殊アタッカーなど指で数える程度しか存在せず、出来てもオムスターやマグカルゴ・ルナトーン程度のものだった。

ここで大きな壁として立ちはだかったのが「めざめるパワー」岩。

最速にできないと言う難点はあったものの、最大威力・命中率・PPと全ての点であちらが上回っており同じく特殊技。取り合いは目に見えていた。

その為げんしのちからの採用理由は大体がめざパ岩の代わりと言う酷い目に遭っていた。

当時のオムスターが少しでもいわ技の威力を上げるために必死に高威力のめざパ岩を粘っていた時点でお察しください。

第5世代からは積み技である「からをやぶる」が追加され、最速にする意義(=めざパ岩を切る意義)が出来たため、これを習得できるオムスターやマグカルゴに採用する事も増えた。

第6世代では「めざめるパワー」の威力が60に固定化され、威力面でめざパとの取り合いをする事はなくなったが依然PPは5のままであり、技そのものの調整は未だない。

但しメガバクーダのように特性とのシナジーがあるポケモンも追加されている為、殆ど使われなかった時代よりは大分ましな方になっていると言える。

他、同族を対策する為にメガリザードンYが稀に採用する事も。

ちなみにポケモンカードでは特殊能力として扱われている。

その効果は場のポケモンの進化を封じる。強烈を通り越して凶悪な効果である。

特に初代ポケモンカードは進化しないと力を発揮しないポケモンが多く、出されただけでデッキがほぼ封殺されてしまった事も。