「………沈むまで乗りゃあ満足か…」
「呆れたもんだ…。てめェそれでも一船の船長か」
「俺は今…奇跡を見てる。…もう…限界なんかとうに越えてる船の奇跡を…。長年、船大工をやってるが…俺はこんなにすごい海賊船を見た事がない…。見事な生き様だった…。」
概要
プロフィール
所属 | トムズ・ワーカーズ 社員→ガレーラカンパニー社長・ウォーターセブン市長 |
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異名 | アイス |
誕生日 | 1月3日(1←I←アイ,3←スリー←ス) |
年齢 | 38歳→40歳 |
口癖 | ンマー |
ペット | ティラノサウルス |
CV | 及川以造、岸尾だいすけ(少年時代) |
経歴
少年時代はトムズワーカーズの一番弟子。師であるトムさんには素直だが、弟弟子のフランキーとは反目しあっていた。ゴール・D・ロジャーの船を造ったという罪で、トムさんがエニエス・ロビーに移送された後は、トムさんから受け取ったウォーターセブン改革の意思と古代兵器プルトンの設計図を持ち続け、ガレーラカンパニーを組織し、ウォーターセブンの市長となった。その後、フランキーの生存を知った後には、設計図を彼に渡し、涙を流して喜んだ。「てめェ…本当に……!!生きててよかったなぁ…………!!!」
その後、古代兵器を復活させる危険性があるニコ・ロビンやCP9と対立するも、ロビンに復活の意思がないことを知り、フランキーが設計図を燃やした後は彼らとの対立は解消された。
二年後もウォーターセブンは快調なようである。
人物像
W7(ウォーターセブン)市長にして造船会社「ガレーラカンパニー」社長。元トムズワーカーズ社員。海列車の管理者。
ルフィ達に会う少し前に拾ったハツカネズミのティラノサウルスをペットとしている。
口癖は「ンマー」で、青髭も濃いので一見そっち方面の人に見えるが、全くその気はなく、男らしい好人物。むしろ扉絵での新秘書を決める面接において、肌の大部分を露出させた網タイツのお姉さんの積極的なハニートラップに頬を染めている描写がある。まあ、そもそも前秘書があんなだし…。
職務としての予定を気分で突然キャンセルするなど、一流企業のトップらしからぬ無節操な振る舞いが垣間見られる上、言葉遣いもさほど丁寧ではない。しかし能力自体は非常に優秀であり、頭脳明晰かつ理性的で造船技術も一流である。また、とても強かな人物で、ウォーターセブンの造船所を腕一本でまとめ上げ大会社を組織した後には恨みがあるはずの世界政府にあえて近づき、“世界政府御用達”としての地位を確立する。造船会社ガレーラカンパニー社長とウォーターセブンの市長を兼任することで誰もが支持し、政府にとっても不可欠な存在となり、サイファーポールが自分に下手に手出しできない状況を生み出す。また、政府がCP9をスパイとしてウォーターセブンに潜り込ませた後は、政府が求める古代兵器プルトンの設計図に関する情報はほとんど明かさないどころか、一度は超一流のスパイであるCP9に偽物をつかませた。
船大工としての信念は当然に持っており、ルフィがボロボロのメリー号で航海を続けると主張したときは叱責する一方、そのメリー号の雄姿には感動する姿を見せた。(上記セリフ参照)
ルフィやウソップにも会って間もなく、話の判る男として認められ「アイスのおっさん」と呼ばれる。
フランキーが去った後も海列車2号機「パッフィング・アイス」を完成させるなど精力的に活動を続け、現在、地盤沈下に悩むW7を滅亡から救うための「ある秘策」に取り組んでいる。
能力
戦闘能力があるかは不明。
トムズワーカーズ社員時代から、トムにも将来を有望視された天才的な腕前と設計センスを持つ優秀な船大工であり、ウォーターセブンの市民や船大工らの信頼と敬意を一身に集める。
かつて七つの造船会社が業績を競い合う群雄割拠の世界だったウォーターセブン造船業界を纏め上げ、ガレーラカンパニーを創設するなど、指導者・経営者としても優秀。
敵であるスパンダムやロブ・ルッチもその実力を高く評価している。スパンダム「お前の兄弟子アイスバーグは厄介だった」。ルッチ「あなたの思慮深さには呆れて物も言えない…!!!」。
そして麦わらの一味二代目海賊船サウザンドサニー号の造船後、不可能だった筈の海列車2号船「パッフィング・アイス」を作り出す事を成し遂げている事からも、自分やトムやフランキーに匹敵するかそれ以上の天才的な腕前を持つ船大工を多く集め、育てられる事も伺える。
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