概要
竜使いとは、猛獣使いと同じように、ドラゴン(竜)を使役するファンタジックな職業である。
類語に、龍使い・ドラゴンマスター・ドラゴンテイマー、関連するものに竜騎士・ドラグナーなどがある。
史実においては、中国の夏王朝に豢龍氏という龍を飼育する技術を持つ一族がいたと「新唐書」に記述がある。なおその一族がどうなったかは伝わっておらず、劉累という重臣がその技術を学んでいたが、メスの龍を死なせてしまったために逃亡してしまい、その技術は途絶えたという。
なお「竜使い」の中には本当の竜ではなく、竜に象徴されるものを扱う者も存在する。
版権作品における竜使い
ここでは竜使いおよびそれに類するものが登場する主な版権作品とその紹介を記す。
小説
作品名 | 紹介 |
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パーンの竜騎士 | 惑星パーンを舞台とするSF小説。竜と呼ばれるが「火蜥蜴」と呼ばれる原住生物を遺伝子操作した存在。 |
龍使いのキアス | 巫女見習いキアスは「呼びだしの儀式」に失敗して巫女になる夢を断たれたため、300年前に龍を操ったという偉大な巫女マシアン様を探しに旅に出るが… |
ミュース 翡翠の竜使い | 滅ぼされた翡翠の里の生き残りの少女ミュースは復讐のため禁断の黒竜シャグランの封印を解くが… |
最弱無敗の神装機竜 | ルクス・アーカディア、切姫夜架、リーズシャルテ・アティスマータ、フィルフィ・アイングラム、クルルシファー・エインフォルク、セリスティア・ラルグリスなど。(強化外骨格の様な機竜使いである。) |
獣の奏者エリン | 作品中は竜ではなく闘蛇、王獣と呼ばれる。また主人公のエリンは「使い」という言葉を忌避している。 |
ヒックとドラゴン | イギリスの児童文学。アニメ映画化もされ好評を得てヒックとドラゴン2も制作されている。 |
エルマーのぼうけん | アメリカの児童文学。9歳の少年エルマーはりゅうの子が囚われていることを知り助けに行く。 |
ドラゴンライダー | ひょんなことからドラゴンの卵を孵した青年エラゴンは、帝国に殺された叔父の敵を討つために旅に出る。 |
漫画・アニメ
なるたる | 少年少女は竜の子「竜骸」とリンクしてしまったことにより争いに巻き込まれていく。 |
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レジェンズ-甦る竜王伝説- | レジェンズクラブの面々が、伝説の魔道具「タリスポッド」で復活したドラゴンを含めたレジェンズたちとDWCと戦う。 |
白亜紀恐竜奇譚竜の国のユタ | 作品中の竜とは恐竜のことである。 |
カオシックルーン | 竜界のカード使いが様々な異能を持つ竜を召喚して、他の界のカード使いと闘う。 |
ゲーム
テイルズオブヴェスペリア | ジュディスが該当。 |
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オウガバトル | 職業としてドラゴンテイマーが登場。 |
タクティクスオウガ | ドラゴンテイマーのオクシオーヌ・ラヴィンが登場。 |
ドラゴンクエスト | 職業としてドラゴン系も含めたまもの使いと、モンスターとしてドラゴンライダー(DQ)が登場する。 |
ファイナルファンタジーシリーズ | 竜に乗る意味での竜騎士はFF2のリチャード・ハイウインドが該当する。 |
サンサーラ・ナーガ | アル・シンハ、アムリタ、主人公が該当。笛の音でしつけを行う。掟が守れないものは「クズレ竜使い」と呼ばれ、野生化した野良竜をまたたびのようなソーマの実で操り野盗まがいの生活を送る。 |
サンサーラ・ナーガ2 | アムリタ、ダップ、パリラが該当。「龍苑」というギルドによって管理されている。 |
慶応遊撃隊 | バニーガール少女の蘭未ちゃんがドラゴンのポチに乗り、架空の江戸時代慶応年間で活躍する。 |
バハムートラグーン | ビュウが主人公だがヨヨの「サラマンダーより、ずっとはやい!!」が有名。 |
LUNARシリーズ | LUNAR世界の女神アルテナを守るドラゴンマスターは、女神に従う白竜、赤竜、青竜、黒竜の力を得て戦う戦士である。 |
パンツァードラグーン | カイル、ランディ、エッジ、AZEL、ORTAが該当。ドラゴンは、人類を見守る役目もあるようで乗り手との立場は対等のようである。 |
ドラッグオンドラグーン | カイム(DOD)、ノウェ、ゼロ(DOD3)が該当。本来はドラゴンをはじめとする魔物は自らの大切なものを捧げる契約により使役できる。 |
ティアリングサーガ | ラフィンが該当。 |
カードファイト!!ヴァンガード | 銀の茨の竜使いルキエ、銀の茨の神竜使いミスティック・ルキエ、銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ、銀の茨の竜女帝ルキエ“Я”が登場する。 |
悠久の車輪 | 飛竜使いであるエルライが登場する。 |
聖竜伝説モンビット | ドラゴンを操れる、ウサギの様な耳を持つモンビット族の生き残りである少年が主人公。 |