- 日本神話における、死後に魂が行く世界。黄泉比良坂によって現世と隔てられている。冥土・あの世・冥界。(古事記だと黄泉比良坂を塞いだ描写はあるがそれっきりなので実は現在行けないらしい。死後の世界は複数あるとされている)
- ヴィジュアル系ロックバンド・ナイトメアのメンバー。YOMI。
- 冨樫義博の漫画作品『幽遊白書』に登場する魔界三大妖怪のひとり。本項で解説。
- 瀬川はじめの漫画作品『喰霊』及びそれを元にしたアニメ『喰霊-零-』の登場キャラクター。→諫山黄泉
- えすのサカエの漫画作品『未来日記』の登場キャラクター。この場合「よもつ」と読む。→平坂黄泉
- ゲーム『モンスターストライク』の登場人物。→黄泉(モンスト)
- PSP用ソフト『真・三國無双 MULTI RAID 2』の登場キャラクター。この場合「こうせん」と読む。
- いしかわえみの漫画作品『絶叫学級』の登場キャラクター。10巻の課外授業では邪神(黄泉(神)を詳細)。詳細は作品記事にて解説。
黄泉(幽遊白書)
CV:江原正士
魔界三大妖怪の一人。
かつては蔵馬率いる盗賊団の副総長を務めていたが、あまりに血の気が多く身勝手な行動が目に余ったため蔵馬に見限られ、彼の放った刺客に襲われ両目を失う。
盲目になった分、嗅覚と聴覚がかなり優れるようになる。年月をかけて実力をつけ、雷禅・軀と並ぶ魔界三大勢力にまでのし上がる。後述のトーナメント前に修羅という息子が出来た。三大妖怪の中では最も若年で同時に野心家でもあり、雷禅の見立てでは魔界だけでなく霊界や人間界も侵略するつもりだったらしい。
魔界統一トーナメントでは3回戦で浦飯幽助と60時間にも及ぶ熱闘を繰り広げ、相討ちになるかと思われたが倒れる直前、修羅の声援により踏みとどまり辛勝した。しかし、その闘いで妖気を大量消費したためか4回戦で孤光に敗れてしまった。
その後は息子の修羅と旅に出るが、トーナメントを通じて改心し蔵馬とも和解を果たしている。
黄泉の部下
修羅:黄泉の息子。培養器内にいた時点で妖力値は8万ポイントを越えていた。魔界統一トーナメント開催時、幽助と互角程度の実力の持ち主だが、歳相応に生意気。黄泉のことは「パパ」と呼んでいる。予選で黄泉と対戦し、敗退。アニメでは救いの手を差し伸べた黄泉に対して攻撃を仕掛ける卑怯な一面が加えられている。
妖駄:黄泉国家の参謀の一人。戦闘要員としてでは無く、知略要員として黄泉に仕える。黄泉が国家を解散した後、魔界統一トーナメントの解説に。スター・ウォーズ・シリーズのヨーダがモデル。
鯱:黄泉国家の軍事総長。数百年に渡って有望な幹部候補を暗殺しNo.2の地位を守り通してきたが、蔵馬が新たな軍事総長に就任した事で左官された。ポストを奪還するべく暗殺を試みるが、部下である空を使い蔵馬の義理の弟を人質に取るものの空に裏切られてしまい、妖狐に戻った蔵馬の前に瞬殺される。黄泉からは既に自分の謀略を見抜かれており、鯱に代わる有能な人材が現れるまで泳がされていたに過ぎなかった。
軍事総長の座を奪われた場面にて、蔵馬が六人の部下と謀反を起こす危険性があると異議を申し立てるも(皮肉にも、彼の警告は程なくして現実のものとなる)黄泉に一蹴されたが、アニメ版ではこの直後に妖駄から手の平を返したように「策士としては無能」「蔵馬は僅か半年で優れた力の持ち主を六人も連れてきたのに、お前は誰一人として育てるどころか見つける事も出来なかった」と、蔵馬を引き合いに出した上で散々酷評される。挙句の果てに、罵倒を止めに入った黄泉からも「確かに鯱の優れた妖力は誰もが認めるが、それ以外の事を求めるのは酷というものだ」と追い討ちを掛けられるシーンが追加されている。その前には黄泉から遠回しに鯱の裏での行ないについて鯱本人に言及しており、蔵馬への殺意や殺害動機がより明確になっている。
他にも蔵馬への闇討ちの際に、三叉の槍を使って戦うシーンと共に、返り討ちにされた際に妖気計が計測した妖狐蔵馬の(文字通り桁違いの)妖力値を目の当たりにしつつ死亡するシーンが描かれた。
空(から):鯱の直属の部下。鯱の命令で、蔵馬の人間界での義弟に諜報活動と並行して人質にするためにとり憑くが、後に蔵馬側に寝返る。