概要
様々な作戦や戦況に応じて武装や装甲を換装するCAS(チェンジング・アーマー・システム)を
採用している事で知られているが、本来ライガーゼロはガイロス帝国が
バーサークフューラーと同時に開発を進めていたゾイドであった。
しかし、帝国軍が暗黒大陸へと撤退した際に開発途中だった試作機を共和国軍に奪取され、
以降共和国軍高速戦闘ゾイドの中核としてガイロス帝国に牙を剥く事になってしまう。
それから半年後、帝国軍はようやく独自の専用CASを完成させ、ライガーゼロを実践投入。
それがこのイクスである。
イクスユニット
背部に備えられた展開式の高電磁剣スタンブレードとそこから放たれる電撃砲
エレクトロンドライバーは同クラスのゾイドを一撃で破壊する威力を秘めている。
また、エレクトロンドライバー使用時には尾部の先端部を地面に突き刺し、アースとしての役割を果たす。これはバーサークフューラーのバスタークローを参考にしたとされており、まさに兄弟機の名にふさわしい。
弱点は機体後部のドラムコンデンサーで、破壊されると機能が著しく低下してしまう。
総合能力では共和国が開発したどのCAS形態よりも性能が高く、
ブロックスとの合体形態(B-CAS)を除けば最強の形態である。
『サイバードライブ』では、「ドナー」と呼ばれる、共和国カラーの素体のバージョンもある。どこかシーザー・ザ・キングを思わせるかもしれない (参照)。
とあるゲームでは、ムラサメライガーのような、まるで共和国カラーとも言えるような蒼い装甲に金色のタテガミと銀色のエレクトロンドライバーをしている (参照)。
活躍
小学館より発売された「機獣新世紀ZOIDS 公式ファンブック」内のバトルストーリーでは、
ガイロス帝国内で旧ゼネバス帝国出身者やその血縁者を数多く擁する精鋭部隊
鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)配下のゾイドとして登場。
同部隊内でステルス性や機動性に優れたゾイドを専門に扱う幻影部隊に所属する
ヨハン・ホルスト・シュタウフィン軍曹が本機(84%の完成度)に搭乗し、ヘリック・ガイロス両国の部隊による
極秘会談を妨害、カール・リヒテン・シュバルツ大佐の搭乗するセイバータイガーSSを撃破し、
彼に瀕死の重傷を負わせるも、ロブ・ハーマン少佐の駆るケーニッヒウルフによって倒された。
また、共和国軍不在の隙を突いたアイゼンドラグーンによる中央大陸本土強襲の際にも
他のゾイドに混じって戦線投入されているのが確認できる。