概要
漫画『超人キンタマン』(コロコロコミック)の登場キャラクター。名前の通り、ガンダムのパロディ。
本名は「ノビルスーツ サワンナRX-6 オガンダム」。
お祈り戦士の名の通り「ナンミョーホーレンオガンダム」なるわけのわからない祈祷を行うプラモロボット。ではあるが、開発会社が開発に積み込みすぎて6割完成したものの、資金不足で折れかかった大黒柱やトイレットペーパーなど粗大ゴミをかき集め内部パーツにしている(特集で組まれた事実です)。武器はワイパーバズーカ、ハエタタキ、肥え柄杓。数珠も備えている。
見ているだけで腰砕けになりそーなキャラであるがなんと読者アンケートで主人公より人気になり(これに関しては予想外だったのか、作中でもヒロインから「アンタは盗作キャラなんだから本家が人気なだけ」と罵倒されるシーンまである。後述の単行本では別の台詞に書き換えられている)、最終的にスピンオフ読切「オガンダム えぐりあい宇宙」なる漫画まで作られた。
その後本家からクレームが来たらしく、作中で洗濯機に入ってばらばらになってしまい、組み直されて少しデザインの違う新キャラクター・バカラスに生まれ変わった。
単行本でもそれまでのオガンダムの登場シーンは全てバカラスに描き替えられている。
当時は商業誌でも他社のキャラクターを勝手にパロディ化することは珍しくなく、本作品も主人公はウルトラマンのパロディで、もう1人の主要キャラクターは「お面ライダーマン」という始末だった。
しかし(真相は不明だが)ガンダムは当時、コロコロコミックのライバル誌「コミックボンボン」で、「プラモ狂四郎」など公式公認の展開が行われており、それがクレームに繋がったという説が有力である。
これとは一切関係ない。あと検索すると「ネオガンダム」がよく引っかかる。
そして時は流れて
2011年、コロコロコミック6月号にてなんとコロコロ×ガンダムプロジェクトが始動することが発表された。まさかの本家ガンダムのコロコロ参戦が決定してしまったのである。
このニュースは少年誌の一大事件として取り上げられるほど当時のコロコロ・ボンボン世代に衝撃を与えた。
これによりコロコロでもガンダム出演にOKサインが出たためなのか、2016年コロコロアニキ第5号では「オガンダム封印の経緯」を説明した漫画でまさかの再登場を果たした。
関連タグ
ヒュッケバイン デュラクシール…いずれも大人の事情でこれ同様に散々な目にあわされている。
コロコロ創刊伝説…オガンダム爆死に関する顛末が収録されており、作者・立石佳太によるインタビューも2巻に掲載された。