概要
JR東日本が発行するICカード。乗車券・電子マネーとして利用できる。
有効期限は最後に利用した日から10年。
「Super Urban Intelligent CArd」の略称であるが、ロゴマークにスイカをモチーフにした意匠が使われているあたり、鉄道会社発行系ICカードの例に漏れず略称に合わせて正式名称をひねくり出した疑いが濃厚ではある。
首都圏・仙台近郊・新潟近郊のJR東日本各線を始め、東京臨海高速鉄道、東京モノレール、仙台空港鉄道、伊豆急行、富士急行の各路線で利用可能であるほか、カードの相互利用により首都圏の私鉄各線を始めとした各地の鉄道路線やコンビニエンスストア、デパート等の「街ナカ」店舗、更にAmazonやYahoo!ショッピングといった通販サイト等でも利用できるようになっており、ほぼ全国で何らかの形で利用可能となるに至っている。
また2014年には任天堂が、WiiUに於いてコンテンツ利用料の決済などに関してSuicaに対応することを発表した(WiiUゲームパッドにはICカードリーダーが搭載されている)。
初期はイオカードの名前も冠していた。
種別
等で利用可能。
なお、チャージに対応したクレジットカードは原則として
- JR東直系のビューカード(Type I)
- 「VIeW」ロゴが付記された他社発行のカード(Type II)
の何れかとなるが、モバイルSuicaに関しては一般的なVISA・MasterCard・JCB・AMEX・Diners各ブランドのカードであればチャージ可能(但し、Type I・II以外だと税込1,030円の年会費が必要)。
イラスト事情
pixivでは正調のスイカペンギンのイラストもあるが、擬人化したものもある。
伊吹萃香(東方Project)を「すいか」つながりで絡めたイラストもある。というより初期のイラストはこのパターンがかなり多かった。
CM
初期にはフォークシンガーのなぎら健壱が、着ぐるみを着てSuicaペンギンを演じていた。さいたま新都心駅の改札口で、出勤して行く国仲涼子に絡むという不思議なCMを通して「タッチ&ゴー」のフレーズが広まった。
また近年では、夏帆がコンビニ、自販機等の日常の様々な場面でSuicaを利用するシリーズCMにおいて、スキップした時の揺れ具合(何のか、はお察しください)が話題になったりもしている。
相互利用可能なICカード
2013年3月23日より上記の他PiTaPa・manacaを加えた計10種のICカード乗車券の相互利用が開始された。PiTaPa以外は電子マネー機能も相互利用可能となっている。
2016年3月26日から仙台エリア限定で、icscaとの相互利用を開始した。ただし、電子マネーは対象外かつ、icscaエリアではSuicaと相互利用可能なICカード乗車券も利用可能である。また、icscaはSuica仙台エリア以外では利用できない。
Suicaをめぐる事件
その1:履歴販売問題
2013年夏、個人情報を伏せる形とは言え、ユーザーへの告知無しに利用履歴を外部企業に販売し、ネットを中心に大炎上する事態となった。
その2:記念Suicaパニック
2014年12月、東京駅100周年記念Suicaの販売において、段取りの不手際であわや大惨事となりかねない混乱を招き、これまた大炎上。