基礎データ
図鑑説明
ポケットモンスターブラック
ブルンゲルの じゅうきょに まよいこんだ ふねは しずめられて のりくみいんの いのちは すいとられて しまうのだ。
ポケットモンスターホワイト
からだに すいこんだ かいすいを いきおいよく ふきだして すすむ。せいめいエネルギーが だいこうぶつ。
ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2
からだの ほとんどが かいすい。かいていには ブルンゲルが しずめた ふねで できた しろが あるという。
進化
プルリル(Lv.40)→ ブルンゲル
概要
プルリル同様モデルとなった生物はユウレイクラゲ、触手の数が少しどころか大いに足りない気もするが気にしたら負けである。
図鑑の説明文からクラーケンや海坊主もモチーフになっていると思われる。また、海月の妖怪としては海月の火の玉もおり、おにびを使う事もできる。
語源は恐らく「ブルン(『ぶるぶる』もしくは『ぶるんぶるん』)+ゲル」。
間違ってもプルンゲルではない。似ているがプリングルでもない。
だからといってプリングルスでもない。
進化させてみてその容姿の変化とブラックのホラーすぎる図鑑説明に驚愕した人もいるかもしれない。
その結果、一部では『水死体クラゲ』と呼ばれている。
こいつに限らずイッシュ地方のゴーストタイプは、可愛い容姿と恐ろしい設定を併せ持つものが多い。
雄は青、メスはピンクという区別がある。口の形もちょっと……いや、だいぶ違う。
特殊耐久に優れ、たまに相手の技を封じる特性「のろわれボディ」で長期戦に強い。
実際の所、タイプの関係上かくとうタイプを中心とした物理主体のポケモン相手に交代で出したいポケモンのため、特殊耐久ではなく物理耐久中心の育成が多い。
BW初期は同じ耐久型で攻撃対象と弱点を補完しあうナットレイとの組み合わせで名を馳せた。
特攻も悪くない値まであるので、耐久型だけでなく、重戦車アタッカーとしての素質もある。
弱点はブルンゲル自身が攻撃力を上げる積み技(「めいそう」等)を覚えられないこと。
このおかげで相手の積み技の起点にされ、自身どころかパーティが壊滅してしまうこともある。
一応「ちょうはつ」を覚えられるので、「すばやさ」の低い相手に対してはある程度何とかなるのだが。
ダブルでは上記のような耐久方面に特化した戦術も強いが、「しおふき」や「トリックルーム」を使い攻撃やサポートもこなすことができる。
シングルと異なり「ちょすい」でも味方との組み合わせ次第で十分運用可能。
製作スタッフ曰く、元々はみず単タイプとして能力も容姿も作られていたらしいが、後にバランス調整としてゴーストタイプが追加され、それに合わせて図鑑説明も恐ろしくなったとのこと。担当した人はそのことを残念がったらしい。
もっともゴーストタイプが追加されたおかげで、かくとうやむしにも強くなり、「おにび」「とける」「ちょうはつ」「トリックルーム」などの強力な変化技を手にすることができたのは嬉しい誤算といえる。
またこのポケモン、隠れ特性が大外れなことでも知られる。
隠れ特性は爆発技を失敗させる「しめりけ」なのだが、
- 爆発技はBW以降弱体化しておりあまり使われない
- そもそもブルンゲルは爆発技が無効
- 「ゆうばく」にも反応するがブルンゲルは接触技を殆ど使わない
という有様。
……どう使えと?
まあ、隠れ特性が存在しないポケモンがいるのでそれよりはましだと思おう。