サウンドノベルゲーム「428~封鎖された渋谷で~」と、そのスピンオフ作品であるアニメ「CANANN」の登場人物。
428~封鎖された渋谷で~
大沢マリア誘拐から始まる一連の事件を画策した黒幕であり、正体不明のテロリスト。CIAの情報網を持ってしても「アルファルド」という名前以外は人物像がまったく掴めておらず、本名、性別、人種、年齢、風体とほぼ全てが謎に包まれている。
アルファルドの犯行はどれも大胆かつ精緻に計算されているうえ、実行中になんらかのアクシデントが発生するように仕組まれている。これは自身の正体を掴まれないよう、トラブルを挟むことで計画の全体像をぼやけさせる為である。
CANAAN
CV:坂本真綾
正式名称アルファルド・アル・シュヤ。
犯罪組織「蛇」のリーダーである女。カナンと同じように左腕に蛇の刺青を持つ。ビジネスとなる生物兵器としてボナーを求め、「蛇」を率い裏社会で暗躍する。愛用の銃はFN Five-seveNのUSGモデル。
共感覚のような特殊能力を持たずとも冷徹・怜悧な戦法と、高い戦闘能力でカナンを苦しめる。カナンより以前にシャムから戦闘技術を学んでおり、「カナン」は元々シャムが彼女に付けた名。師であるシャムを超えるという理由で殺害したためカナンとは宿敵関係にある。シャムの下へ来る以前は資産家の娘であった様子。両親を亡くしたため戦闘に関わる立場に立たされた。現在でも表向きはダイダラ社の筆頭株主である良家の者。
シャムに「極限」と呼ばれ、また「無敵」とまで呼ばせしめた有能な戦士だが、目的のためではなく個人としての欲望を持てば「孤独」が訪れるとの言葉も預かる。シャムを敬い順じ続けているカナンとは違い師の存在を抹消することで強さを保っている。しかし反面、実際はシャムを超えられないジレンマを抱えている。
カナンとの決戦では追い詰めるが「覚醒」したカナンに敗北。列車から転落しカナンに助けられるも、掴まれた左腕を自ら銃で射ち千切って落下。生死不明となったが存命しており、その後カナンに「片腕の女」として再び知られることとなる。