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リゾット・ネエロの編集履歴

2019-08-11 01:21:57 バージョン

リゾット・ネエロ

りぞっとねえろ

「ジョジョの奇妙な冒険」第5部「黄金の風」に登場するキャラクターの一人である。

『俺は、お前には近づかない・・・』

『楽しみだぞッ! お前がこのまま死んだ後、どんな顔になって死ぬかが楽しみだッ!』


概要

イタリアのギャング組織「パッショーネ」に所属していた暗殺チームのリーダー。白目と黒目が逆転した目が特徴。

シシリー出身の28歳(生まれは1974年となっているが、物語の時系列は2001年のため矛盾が生じてしまっている)。


暗殺チームの冷遇に苛立っていたある日、ボスの正体を調べていた部下のソルベジェラートが殺害される。特にソルベの方は生きたまま輪切りにされ、しかもそのパーツをホルマリン漬けにして、暗殺チーム宛てに送りつけるという残忍極まりない手口であった。

チームの誇りを侮辱されたと憤りつつも、このボスからの「自分の正体を探る者はこうなる」という恐怖のメッセージの前に、暗殺チームは復讐を断念。飼い犬としての屈従を余儀なくされた。

しかしボスの娘「トリッシュ・ウナ」の存在を知った時、その娘を手に入れればボスの秘密がわかると考えたリゾットは、ボスを暗殺して「麻薬ルート」を横取りするために他のメンバーと共に組織に反逆。

サルディニア島でブチャラティらを追跡していたが、そこでドッピオと遭遇。優れた観察眼と冷静な判断力、自身が持つスタンド能力を武器にドッピオと激しい死闘を繰り広げることとなる。


アニメ版では

ホルマジオの回想から登場。二年前、暗殺任務を遂行していた時だった。


暗殺任務終了後の報酬額が少ない事に憤るギアッチョを諌めた後に、ソルベとジェラートが不在であることに気づいた。ホルマジオやイルーゾォの言葉を聴いた時に『ジェラートは、ともかく・・・金にガメついソルベが、報酬の分け前の話に来なかったなんて一度もなかった・・・』と事態に気づきチームの総力をあげて二人を捜索(ジェラートはホルマジオが発見したが、ソルベは凄惨な状態で発見された)。


捜索後、ソルベとジェラートの弔いの時にメンバーの命の安全のために『ソルベとジェラートのことは、忘れるんだ』と告げるが最後まで残った。 駅のホームである男が持っていた写真の残骸を発見・回収し技術屋に頼んで解析させたりと活躍。更に、過去にチーム総がかりでボスの正体を探っていた時に昂ってしまっているメンバーに、慎重に行動するよう呼びかけた。



過去

14歳の時、いとこの子供が酒酔い運転の自動車にひかれ死亡。

社会はドライバーを数年の刑で済ませたが、自身は決して許さず、18歳の時そのドライバーを暗殺。

以後裏の社会に生きることになり、齢21の時にパッショーネに入団・スタンド使いとして活躍する。

その活躍は目覚ましく、パッショーネの脅威となる障害は力を持つ政治家であろうと他国のギャング組織の人間であろうと退けており受けた任務は全て成功している。



幽波紋(スタンド)「メタリカ」

【破壊力:C / スピード:C / 射程距離:C / 持続力:A / 精密動作性:C / 成長性:C】


磁力で相手の血液中の鉄分を刃物等に作り変えることで、体内から攻撃することができる。また、リゾット自身は鉄分を身にまとうことにより、景色と同化することも可能。

切断したリゾット自身の体をくっつけることもできる。


この能力の恐ろしい点はターゲットの体内の鉄分を減らすことにある。 つまり早く鉄分を補給しないと、血液中の赤血球が酸素を運ばなくなり酸素欠乏症になってしまうのだ。

おまけに上述どおりスタンドが体内に潜在しているためにスタンド使いにありがちな「スタンドのビジョンがスタンド使いに視認されることで自身がスタンド使いであることがバレてしまう」という欠点も存在せず、対スタンド使いに対しても能力発動時でも自分がスタンド使いであることを悟られず優勢な立場に立つことが出来る。

まさに任務の失敗は一度もないのも頷ける、暗殺に適した能力であるといえよう。


とはいえ、しばしばこの戦法には、カミソリやハサミを敵の体内で作ったり鉄欠乏性貧血にさせてジワジワといたぶるような回りくどいことをするよりも、脳や心臓のような重要な臓器の血管内の複数箇所に金属片を生成して一瞬で血流を停止させ、重度の脳梗塞や冠動脈閉塞に至らしめるなどの手段で殺した方が手っ取り早いのではないのか?というツッコミがされる。

ドッピオとの対戦でも、ボスの正体への手がかりを引き出すため命までは奪うつもりが無かったであろう序盤戦はともかく、ボス=ドッピオの確信を得て完全に殺しにかかっていた終盤の状況においてもなおリゾットが刃物を作るのに拘ったのは何故なのだろうか。

「戦闘が成立しないくらい強くなってしまう上に絵的に地味で面白くないから」という漫画の事情を無視して擁護してみると、上掲した、メタリカのスタンド能力評価における「精密動作性」はC(=人間並み)なので、敵の体内の鉄分を操作する時は皮膚に近いところ限定、かつ繊細なコントロールが出来ない等の、本編では語られなかった制限があるからなのかもしれない。


スタンド名の由来はアメリカのヘヴィメタルバンドMETALLICAから。


磁力をコントロールする能力は他に、3部に登場したバステト女神があるが、そちらは人間自体を磁石に変えてしまうのに対し、こちらは体内の鉄分を磁力で操作してしまう。能力は同系統でも、攻撃タイプ的には正反対である。



ブチャラティvsジョルノの比較描写

5部においてディアボロに逆らった暗殺チームだが、後に護衛チームも裏切っている為、多くの読者から比べて見られる傾向がある。

そしてアニメ版の放送に伴い、ジョルノvsブチャラティ 、ドッピオvsリゾットが非常に似通った演出となっている。

嘘を見抜くチームリーダー、そして実質ボスの立場にもあるドッピオ(裏にいるディアボロ)と、未来のボスであるジョルノを対比させている。

口から異物を吐き出させたり、姿を消し困惑させる、普通の少年じゃないと警戒させるなど、作者も意識して書いていた節が存在する。


アニメ版ではイルーゾォが、ポルポに直接ディアボロの娘(トリッシュ)について聞き出そうと提案するも、却下されている。

しかしポルポが生きていた時間軸では、ジョルノはまだ独り身でありながらマフィアのボスに成り代る野心を抱いていた為、イルーゾォの提案を聞いていたら敵対してない時にジョルノと出会えてた可能性もある。


ブチャラティと対にあるリゾットが、ジョルノと出会ったらどうなるかは気になる所ではある。


ジョルノが初めて暗殺チームに出会った団員はイルーゾォ。

そしてイルーゾォが空港に居座るシーンが存在し、ジョルノもブチャラティに会う前までは空港で荒稼ぎしていた。

そのイルーゾォを殺害したのはフーゴだが、涙目のルカを殺害した犯人(ジョルノ)を捕まえようと名乗りでたのはフーゴでブチャラティが自身で探すと拒否するなど、皮肉に満ちた共通項がある。


余談

名前の「リゾット・ネエロ(Risotto Nero)」はイタリア語で「黒いリゾット」=イカ墨のリゾットのこと。


彼やポルポの逆転した目は作者曰く「黒目がすごく大きい人」であるとのこと。


担当声優

根岸朗(黄金の旋風)

黒田崇矢(アイズオブヘブン)

藤真秀(アニメ版5部)


関連イラスト

おまえがこのまま死んだ後!どんな顔になって死ぬかが楽しみだッ!

リゾットリゾット


関連タグ

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風

ホルマジオ イルーゾォ プロシュート ペッシ メローネ ギアッチョ ディアボロ

暗殺チーム 護衛チーム

メタリカ

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