「おかわりだ!!」
概要
CV:若本規夫
華麗なるビクトリーム様は、千年前の魔界の王を決める戦いでゴーレンに敗れ、石板に封じられた魔物の子の1人。
本の色はスカイグリーン。千年前でのパートナーは紫式部。現代でのパートナーは彼女の子孫であるモヒカン・エース。そしてメロンをこよなく愛している。
アニメ版では第62話「Vの衝撃 ベリーメロン!!」と第63話「ブルァアア!紳士怒りのチャーグル」に登場する。
原作者がコン・バトラーVをみて即興で作ったキャラクターである。
基本シリアスキャラばかりな石版編の魔物の中ではベルギム・E・Oと並ぶギャグキャラクターである。そのベルギム・E・Oとはアニメ版ではライバル的な立ち位置になったこともある(ミニドラマCD内でもベルギム・E・Oと掛け合い漫才的なことをやっており、前々から知り合いだった模様)。
基本的にバカではあるが術の威力は桁違いに高く、その実力は本物。また、(自分の声掛けに対し耳を貸さなかったことについての怒りもあったとはいえ)相手が気づくまで待つなど卑劣になりきれないところはあるが、相手の心の力や身体状況、人数差をある程度考慮しつつ参戦するなど、妙なところで知恵がまわる。
カラーリングは原作版では夕張メロンをイメージしたカラーリング、アニメ版では白を基調としたカラーリングである。
自分勝手に見えて情に厚い一面があり、ゴーレンに挑んだのも友人であったレイラが石にされた事による仇討ちの為である。
使用する術
マグルガ
頭部からV型の強力ビームが放たれる。また自身は頭と体が分離ができる為それを生かして死角なしの回転攻撃(通称:荘厳回転(グロリアスレヴォリューション)3・6・O(スリー・シックス・オー))を仕掛けることができるので強力であるが……体はVの字で待機(Yではない)している為、体が全範囲の回転攻撃に当たったら自滅してしまうという弱点がある。
「我が体、撃沈!!!」
マグル・ヨーヨー
ヨーヨー状になった腕で攻撃、踊る時にも使用する。
またヨーヨー化した腕にはカッターになりどんなものでも切り裂く。
さりげなくベルギムE・Oも似たような技を使用する。
チャーグル
両腕・両肩・股間に5つの光の玉が光り「チャーグル・イミスドン」の攻撃力を高める。
股間の紳士に光ってしまう為ティオに石を投げられるのはご愛嬌。
一回目の下記の術でのコンボ攻撃では原作ではそのせいか3つしか貯まらなかったことに対しアニメ版では焦らしに焦らして最後の5つ目で股間に貯めた。石を投げられる対策をするとはアニメスタッフは正気じゃなかった。
しかも二回目では5つの光の玉が輝いてもアニメオリジナルでは『Vの華麗な力を頂点に!!』と叫んで6回目のチャーグルができている。
千年前の戦いでは、恐らくこのチャージ技をしている最中に石化攻撃を受けたのではないだろうか。
チャーグル・イミスドン
チャーグルで貯めた光の玉を巨大ビームにし一斉に放つ。
半分ほどの力でも、遺跡を壊しかねない破壊力を持ち、当時の最強技だったバオウ・ザケルガをも打ち破った。なおアニメ版では2回の攻撃諸共フル(2回目は+1チャーグル)でぶっ放している。
バベルガ・ベリーメロン
アニメ版の術。フォルゴレの妄想で出た術で、巨大メロンが飛んでくる。
シン・チャーグル・イミスドン
「いいか・・・ガッシュ・・・魔界に帰るときはメロンの種を持って帰るんだ・・・」
クリア最終決戦でまさかの再登場を果たし、繰り出した必殺術。無数の強力なV型の攻撃を多方向に放つ術。
再登場したときガッシュにメロンの種を魔界に持って帰ることを頼んだ(最終話の描写からガッシュは種を持って帰りビクトリームに渡したと思われる)。
余談であるがこのときガッシュの頭の位置がビクトリームの股間の紳士の場所と被ってしまう現象をやらかしている。
余談
元々は石版編のみの使い捨てキャラだったが、登場回以後最も高い人気を誇る魔物である。
実際に彼をモデルにしたオリジナルの魔物の子のイラストが多数寄せられたので、作者が軽いノリで「ビクトリームに応援の手紙が千通以上来たら再登場するかもね~」という旨の発言を単行本巻末でしたところ、三千通超のハガキが届いたために特別編にて再登場を果たした。
更にはビクトリームの再登場を描いた番外編を元にした「フォルゴレの初夢にビクトリームが登場する」という設定のアニメオリジナルエピソード(第89話)までも作られ、サブタイトル映像もビクトリーム仕様になっていた。また、ファウード編後の清麿のアホな夢にまで登場している。
その件もあってか、最初から最後まで敵であったにもかかわらずクリア・ノート編にも再登場を果たすというファンサービスまで設けられており、クリアとの初戦時にガッシュがクリアに対して激怒した際の回想にも登場している他、最終決戦にも(メロンの種欲しさで)レイラやパムーンと見事な連携プレイを見せ、クリア完全体を倒した後のガッシュから礼を言われるシーンではコマ一番上でVの態勢を取り最前列の仲間の魔物よりも目立っていた。
華麗なるビクトリーム様(と同時に若本規夫氏)といえば「ブルァアア!」でお馴染みのキャラクターであるが、これは原作の時点で使われている。
というのも、雷句誠先生の作品ではしばしば他のキャラクターにも使われており、事実高嶺清麿もこの悲鳴を発したことがある。
雷句先生の読み切り作品「玄米ブレード」の主人公である五輪玄米も同じ悲鳴を発しており、何気に歴史は深い。
コミック完全版でもまさかのモブ同然であったモヒカンエースと共に6巻の表紙を飾っている。
雷句先生曰く「ビクトリームとモヒカンエース」か「ゾフィスとココ」で、ものすごく迷ったらしく、ゾフィスとココのカラーを描きたくて仕方なかったようだが、ファンはビクトリームの方が喜ぶだろうと採用されたらしい。
関連タグにおさらばだ!
ジェラシット…ふざけてるのに強い、顔が似てるなど共通点は結構ある。
ビクティニ…モチーフがV(ビクトリー)繋がり。