概要・及び出典
OVA『冥王計画ゼオライマー』のロボット「天のゼオライマー」の強化版機体。
元々はOVAのメカデザイナー森木靖泰が描いた「八卦ロボを全部合体させてみた」というネタ的な簡単な解説が記されていた一枚絵の機体であった。
それをご丁寧にスパロボJのスタッフが、森木靖泰氏と協力して一部設定を作り起こして再現したのがこの「グレートゼオライマー」である。
これを全部組み合わせた事で、スパロボ史上五指に入るチートロボットが誕生した。
なおスパロボだけでなく現在は「機動戦隊アイアンサーガ」の方にもコラボイベントでゲスト出演した。
設定としては、鉄甲龍でルラーンが死の直前に開発した不完全なグレートゼオライマー(マサキオリジナルである「天」の性能部分が欠けている不完全版)との戦闘で辛くも勝利するが、大破してしまった天のゼオライマーを前述の不完全版グレートゼオライマーの残骸を使ってミキシングビルド改修した機体となっている。
性能
全体的に異様な高能力を誇る。ゼオライマー時の欠点だった地形適応が全てA(ゼオライマーは空B水C)となった。
ゼオライマーの時に引き続いて搭載されている次元連結システムによる軽減バリアと分身、そのうえHP・EN共に毎ターン大幅に回復するため、ぶっちゃけ無改造でもどうにでもなるほどのチートぶり。
さらに攻撃面では八卦ロボの全必殺技を低コストで連発でき(いまいち息の合わなかったシ姉妹のトゥインロードも分身して放てる)、メイオウ攻撃の強化版である「烈メイオウ」に至っては地球終了のお知らせといわんばかりの演出とそれに違わぬ桁違いの威力を発揮する。しかもMAP兵器版込みである程度連発可能。
そして、最弱武器の「デッド・ロン・フーン」ですら、フリーダムガンダムの必殺武器「ハイマット・フルバースト」を凌駕しているという凄まじさである。
欠点として「EN消費武器しかない」があるが、ぶっちゃけ前述の通り最弱武器ですらこの火力(ついでにP属性長射程)なので烈メイオウ連打でもしない限りあってないようなもの。
さらに恐ろしいのは、この機体に使われている技術が地球外文明や異世界、未来からの通信などによってもたらされたモノではなく、(作中における)完全に純粋な地球の技術によって建造されているため、開発者がその気になれば量産も出来てしまう点にあるだろう(長い目で見ればだが)。
武装
- デッド・ロン・フーン
多数の竜巻を合成し大竜巻を相手に叩き付ける格闘属性武装。風のランスターの武装。まだ地球に優しい。
- アトミック・クエイク
射撃属性武装。地のディノディロスの「地震攻撃」と山のバーストンの「核ミサイル」を同時に放つ。ゲームシステム上は合体攻撃でしか使わないが実際はそれぞれ単体で使用する事も可能と思われる。
- トゥインロード
射撃属性武装。火のブライストと水のガロウィンの合体攻撃をグレートゼオライマーが二体に分身して行う。こちらもゲームシステム上は合体攻撃でしか使わないが単体の「マグラッシュ」と「メガサーチャービーム」でそれぞれ使う事は可能と思われる。
- Jカイザー
射撃属性武装。月のローズセラヴィーの物。マサキ版の初期型ローズセラヴィーと異なりスカートアーマーを変形させる砲身形成を行う。ローズセラヴィーではルラーンの復元力の低さ故に必要だった機能だが他にメリットが存在した為かグレートゼオライマーでもそのまま採用されている。
- プロトンサンダー
格闘属性武装。雷のオムザックの武装。未完成時は「オメガ・プロトンサンダー」でありこちらが最強の武装扱い。攻撃エフェクト回数がオムザックの二倍となっている。
- 烈メイオウ
射撃武器。天のゼオライマーのメイオウ攻撃のグレートゼオライマー版。
余談になるがグレートゼオライマーでは不完全版グレートゼオライマーには存在しない天のゼオライマー由来の手甲部光球が有るので天のゼオライマーの「エネルギー波」や「次元連結砲」も使用可能と思われる。
入手条件
強制出撃以外のステージで天のゼオライマーを出さず、八卦ロボ全部を天のゼオライマーで撃破することが条件。
特にレベル等の縛りは存在しないので、強制出撃面でしっかりレベルを上げていれば特に苦労することはないだろう。
レイズナーMk-IIやダイゴウジ・ガイ、ストライクガンダムI.W.S.P.等諦めなければいけない隠し要素も多々あるが、入ってしまえばもう他のユニットの存在価値が消失する程度の性能なので、入手できないルートでのシナリオを見てみたいなどの理由がない限りは頑張って入手する価値はある。
令和の時代に立体化
グッドスマイルカンパニーのMODEROIDブランドで2020年7月末に販売された。
過去に天のゼオライマーが立体化した事はあったが、令和の時代にグレートの方も立体化するとは予想外だろう。
関連タグ
ヴェルビン:ある意味対を成す存在