概要
ゲッターロボサーガ及びアニメ版の設定ではゲッターロボは宇宙開発用に分離合体機能を付けられたロボットであり、その試作機がこの純白のプロトゲッターだった。
プロトゲッターはあくまで試作機であり、実戦配備された初代ゲッターロボより格段に戦闘力は劣るが、空戦向けのゲッター1から陸戦型のゲッター2、水中戦が得意なゲッター3に変形する能力は勿論持ち合わせている他、ゲッタービームその他の武装もきちんと装備されている。身長・重量もゲッターロボと同一。
東映アニメ版の練習用ゲッターロボは正真正銘の練習機であり、ゲッタードリル以外に武装らしい武装はなく、早乙女達人らが変形テスト中に恐竜帝国の襲撃を受け、破壊されてしまった。
派生作品での登場
またOVA『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』でも数えきれないほど登場しており地竜一族のニオンらが操縦してネオゲッターロボに襲い掛かる。詳細はプロトタイプ・ゲッターを参照。
SRPG『第3次スーパーロボット大戦』では軍縮のあおりを受け、物語開始時にはゲッターチームが初代ゲッターロボならびにゲッタードラゴンを没収されこれでパトロールを行っていた。『スーパーロボット大戦α』では真ゲッターの起動の為に複数使われており、真ゲッターの登場デモでは早乙女研究所の周辺に大量の残骸が転がっている。
プロトゲッター號
アニメ『ゲッターロボ號』においては、ゲッター號の試作機がプロトゲッターロボの名で呼称される。
こちらは斧などの武装も全く無く、鉄人28号やダンクーガ(初期)のようにあらゆる敵に素手で挑まねばならず、当然ながら分離合体機能も無かった。ただし、機体はメタルビーストと同じG鉱石で出来ているので、破壊したメタルビーストの残骸から低予算で修理できるという利点はある。
敵が出現する度にだましだましで強化を続けていった(始動当初は青一色だったが、第3話以降はRGB三原色で塗られた)が、第11話で一度分解され、分離合体機構を持つゲッター號に改造された。
以降は汎用性の高い純粋戦闘型ロボットとしてプロフェッサー・ランドウと戦うこととなる。
小学館のテレビ絵本では設定が異なり、『初代ゲッター』同様にメタルビーストに敗北し大破したため改造されたということになっている。本書では一貫してプロトは「ゲッターロボ」、改造後は「ゲッターゴー」と称されている。
関連項目
プロトゲッター(RGZ):公式擬人化