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セバス・チャンの編集履歴

2021-05-02 04:16:49 バージョン

セバス・チャン

せばすちゃん

セバス・チャンとは、丸山くがね作の小説「オーバーロード」の登場人物である。

CV:千葉繁


データ

基本レベル100
属性カルマ値:300(極善)
種族レベル竜人Lv?
職業レベルモンクLv10、ブオウLv10、ストライカーLv5、ナイキ・マスターLv15、ガイキ・マスターLv5など
役職ナザリック第九階層《ロイヤルスイート》ナザリック地下大墳墓執事長・プレアデスのリーダー
住居ナザリック第九階層《ロイヤルスイート》使用人室のひとつ
異名鋼の執事
趣味?
制作者たっち・みー
身長179cm

容姿

 共通=黒の燕尾服を纏った、白髪白髭の古典的老執事。顔立ちは彫が深く、一見して柔らかくありながらも厳粛なイメージを持ち、その双眸は猛禽のように鋭い。両手には白い手袋を付けている。普段の姿は人間形態を取っているのにすぎず、本体は竜人。怒りにふれると目が赤くなる。

 書籍版の本体=未発表。

 web版の本体=主職業はモンクだが、『そうじゃないだろ』と比喩されるような形態であるらしい。


概要の前に

 WEB版・書籍版である一点が非常に異なっている人物。

 基本路線は変わらないものの、ここでは投稿数および一般認知度が高い書籍版の設定を中心としつつ、オリジナルであるWEB版による誤差を追記・別記等の形にて記載する。


概要

ナザリック第9・10階層に控え、メイド長と共に「至高の四十一人」の生活面を支える最高責任者。創造主は、『どうしてこの人がDQNギルドに入ってんだよ!』と外部から疑問視されている、元《ナインズ・オール・ゴウン》リーダーにして犬猿創造主の宿敵である正義の騎士たっち・みー


厳密には守護者ではないが、役職上も他の階層守護者とは同格の扱いであり、転移前は第十階層のフロアボスを担当していた。(他の守護者が『次の階に行く為の障害』であるのに対し、セバスは『最奥の間に行く為の障害』という違いがある)。

ナザリックでは少数派の善に傾いた性格で、制作者に似た人格者であり弱者救済を是とする。

真の姿を見せた際の戦闘能力は総合的にはナザリック随一のもので、武器を手に取らない格闘戦を主としていおり、搦め手なしの純粋な近接戦闘における技量では同格の戦士職であるアルベドコキュートスに勝る。スキルとしては気功術による治癒や支配化による情報の聞き取りなどを有する。

難点はコキュートスのような与ダメージに特化した攻撃スキルを持っていないために決定打に欠けるところであり、そのため防御に比重を置いているタイプが得意とする耐久戦・消耗戦に持ち込まれてしまえば、まずセバスの方が先に力尽きてしまうことからタンク型とは相性が悪い。

また、見かけによらず割と浅慮なところもあり、作者からは彼の善良さは「優しさ」ではなく「甘さ」であると指摘されている。

その在り方はともすればナザリックの方針に沿わないこともあるが、アインズへの忠誠心自体は、命じられれば自らの善性を躊躇うことなく捻じ曲げるほどには強く、裏切りを疑われた際にも、アインズの命に従ってあれほど優遇したツアレを本気で殺そうとした。

ただし、もしアインズを始め至高の41人の中で誰か一人に仕えるのを選ぶ場合は迷うことなく創造主のたっち・みーを優先するというほどたっち・みーへの忠誠心は普段アインズへ捧げているそれをも上回る。


作中の行動

転移後、最初にモモンガが《伝言》を使った相手にして、ナーベラルと共にナザリックの外に出た最初の一人。

暫くは執事としてモモンガ=アインズの元に仕えていたが、シャルティアの事件を切っ掛けに守護者の外出時に《世界級アイテム》所持の義務化を行ったのだが、セバスは『敵』を釣るのと兼任しての外界任務を行う事となり、ソリュシャンと組んで、令嬢である彼女の執事役として王都における魔法・科学技術の情報収集という任務を与えられる。

その合間の個人的な調査の途上、ある区画でゴミのように打ち捨てられるツアレを目撃し、助けを求められたことから厄介事と知ってなお拠点である屋敷に連れて帰り治療を施す。

この出来事は様々な因縁やら確執とかを生む結果となり、(のちの重要人物である)クライムブレイン・アングラウスと出会う事で知己を得、ツアレの引き渡しを迫る八本指の経営する裏娼館を共闘して壊滅。結果、王都冒険者の間で彼の噂が流れ、アインズは「あいつ王都で何やってんだ(-_-;)」と呆れた。


ツアレの件でアインズ達から裏切りを疑われたが(アインズはセバスを信じ続けていたがデミウルゴスの意見具申によりパンドラズ・アクターと一芝居を打つテストを課すことになった)、何とか誤解を解き、ツアレの身の安全の保障を約束してもらう。その後、先述したツアレが攫われて呼び出しを受けた時は、待ち構えていたアダマンタイト級と謳われる『六腕』を(サキュロントを除き)それぞれ一撃で瞬殺。


ゲヘナでは、作戦に関わらない立場としてそのままツアレと共に帰還。以降、《プレアデス》の指揮権を失った事で本来の仕事(執事)として復帰。新人メイドとなったツアレの教育をペストーニャと共に行うのだが、その際、


「これ、花嫁修業ですよね」(注・意訳)


と言われ、固まった。


魔導国建国後、ナザリックを離れ、エ・ランテル館に務めている。(だからなのか、ここ暫く出番が無い)

 ナザリック内の地位はアインズ→アルベド+デミウルゴス(非常時)→シャルティア・コキュートス・アウラ・マーレ・デミウルゴス(平時)・ヴィクティム→ガルガンチュア(一応)→セバスなので、実質エ・ランテル組のトップ。

 エ・ランテルでの彼の仕事がどのようなものなのか詳しい情報は無いが…




書籍版とWEB版での主な違い

 セバス個人としては、WEB版の方が書籍版よりノリが軽めで、好々爺という印象がある。王都散策も完全に趣味の部類であり、精神年齢的にもWEB版デミウルゴス同様に若い。

 直属の部下は、WEB版では五人の戦闘メイドと『専属メイド』のみだったが、書籍版は10人の男性使用人と執事助手兼副執事長「エクレア・エクレール・エイクレアー」、戦闘メイド隊「プレアデス」を指揮下に持ち、後にプレアデスが指揮下から離れ、ツアレが専属になる。

 そして一番の違いが、書籍で助け出した女性はツアレ一人であり、見た目としては歳の差件純愛カップルを素でやっているリア充(作者曰く、キスまでは済ませた)。

 ただし、WEB版ではツアレ救出時に七名の女性を一緒に助け出しており(書籍ではラナーによって暗殺されている)、計八名の女性をナザリックに住まわせている。状況から全員が何らかの仕事に就いていると思われるが……

 WEB版のセバスはちゃんと毎日部屋で休んでいる、毎日日替わりで、助け出した女性達の各部屋で

 アインズ曰く、

「くそジジィ! 何、ハーレム作ってんだ! どーせ、8人同時とかやったんだろう! ちくしょうが!」

 

 作者いわく、これ以上セバスの相手が増えると『スーパーアインズ様』になるらしい。

 

 なお、書籍・WEB双方で、ツアレ(ツァーレ)は仮メイドとしてセバス・ペストーニャから教育を受けている。アインズ直々の人事で彼女はエ・ランテル館のメイド長になる内定をもらっており、WEBでは帝国の館をメインで勤務。


 セバスは書籍だとエ・ランテル館に常駐、WEBでは第九・第十階層の管理を行っている。

 つまり、書籍セバスはエ・ランテルでセバス付きメイドのツアレと一緒にはたらいて(暮らして)いる。


意外に

中の人曰く、「ここまでまじめなキャラは初めて」らしい。実際氏の演じるキャラのイメージとしては某声優無法地帯のようなハイテンションでアグレッシブなアドリブを暴走気味に炸裂させる印象が強そうだが、一応意図的にアドリブを控え、シリアスに徹したキャラもいないことはない。

セバスも後者のキャラクターであるのだが、第一期・第12話の次回予告(スペシャルバージョン)で懐かしのアレをしたり、OVAでは暴走したりと、本編以外のところではファンの期待に応えるような活躍もしている。というより、それをメインで毎回やっている。

余談

 セバスは自分の事を、役職が執事長であり、ナザリックの家令にしてアインズの執事であると言っている。

 これは文法的に言って、完全におかしい。

 家令とは使用人全体を指揮統括する《ハウス・スチュワード》の和訳、執事は使用人の中で男性の使用人を統括する《バトラー》の和訳である。ちなみに執事及び執事長という単語の元ネタは全く異なる。


 というか、たっち・みーはセバスのフレーバーテキストに何も書いていない。(WEBでは少しあるらしいが)、なので、上記の役職はどこから出て来た?という疑問がある。

 原作十四巻までの情報を照らし合わせると、どうもどこかのフレーバーテキストで、セバスの事を執事長・執事・家令と書かれている模様。

 根拠としてはナーベラルとソリュシャンが共に三女と書かれた事。テキストにプレアデスの●女と書かれたメイドは種族違いであっても全員が姉妹として認識しているが、ナーベラルとソリュシャンにしてみれば、自分は『三女』であって、もう片方が姉か妹かという事は関係ない。弐式炎雷とヘロヘロがどうしてそう記載したかは不明だが、記入ミスだとすると、誰かがセバスの説明をした際に異なる情報を記した結果、その情報が転移時に影響し、セバスが自分の役職を三つ述べたとしても不思議ではないという説明がつく。

 便宜上、アインズ及び周囲はセバスの事を執事長と呼んでいるが、テキストに何も書いていない=細かい情報を創造主が設定していない以上、セバスにとって自分の役職はアインズ含む他の創造主が与えた物で、ナザリックの防衛とたっちの基本思想(弱きを守る)から逸脱していなければ、勤務地が変わったり一部権利が剥奪されても支障が出ないような扱いになっている。(他の御身が与えた地位は、他の御身が剥奪しても仕方がないのというのだろうか)

 その分、行動理念等が固定化されていないので、ゲヘナの時の行動を作者が「優しいのではなく甘い」と指摘したりする。



関連タグ

たっち・みー -創造主。テキストの法則により、記載が無い彼は創造主と非常によく似た性格をしている。その結果、書籍版ではリア充、WEB版ではスーパーリア充を受け継いだ。

モモンガ -敬愛する主人。自身の行いがたっち・みーと重なる事が多く、ひそかにアインズの歯止め役を担当している。

《王座》・《ロイヤルスイート》 -仕事場。元々は《王座》に勤めていたが、転移後に《ロイヤルスイート》に移動する。転移前は事実上の最終階層フロアボス。

ツアレニーニャ・ベイロン -専属メイド。メイド長含む周囲から『お前ら早く結婚しろ』などとからかわれている。ひゅーひゅー。

デミウルゴス -永遠の宿敵。なぜ毛嫌いをしている中は当人たちも解っていない。

ソリュシャン・イプシロン -外界任務時における仮の主人役を担当。

クライム(オーバーロード) -外界任務時に出来た内弟子。

エクレア・エクレール・エイクレアー -執事助手。直属の部下ではトップの地位に居る。だが絡みの描写が無い。書籍限定。

ペストーニャ・S・ワンコ -使用人として自分と同格の女性。メイド長として一般メイドを直属の部下としている。

・助け出された女性達 -WEB版限定。ツアレを助ける時に一緒に助けた。名前はアーニア・ジャネット・バーバラの三名まで判明している。七名おり、ツアレを入れて日替わりで一緒に寝ている。

・リグリット・ベルスー・カウラウ -十三英雄の生き残り。完全に中の人ネタだが、彼女は昔、セバスだった。

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