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フロスト兄弟の編集履歴

2022-05-04 15:19:58 バージョン

フロスト兄弟

ふろすときょうだい

『機動新世紀ガンダムX』に登場するシャギア・フロストとオルバ・フロストのこと。

『そう、邪魔者は全て消す』

『僕らが求めた戦争だ』

概要

機動新世紀ガンダムX』に登場するシャギア・フロストオルバ・フロスト双子の兄弟。シャギアが兄で、オルバが弟。地球連邦の再建を目論む政府再建委員会のエージェント。新地球連邦樹立後も士官として新連邦軍に属する。

双子だが、お互いに容姿が異なる二卵性双生児。19歳。

お互いを「ただ一人の肉親」として認識している為、兄弟の絆は深い。

ツインズシンクロニシティという兄弟間でテレパシーによる意思疎通能力や視覚等の感覚を共有する事が可能な特殊能力を有しており、連邦軍でニュータイプ訓練を受けていたが、彼等のこの能力は感応波で無人モビルスーツを操るフラッシュシステムに反応しなかったため、ニュータイプではなく「カテゴリーF(Fake・フェイク=ニセモノ)」に分類され、似て非なる者として紛い物扱いされた過去を持っている。


新連邦の定義するニュータイプとしては認められなかったが、ツインズシンクロニシティは兄弟でのコンビネーション戦闘で抜群の戦闘力を発揮し、超貴重な最新型のガンダムタイプをそれぞれ受領し独自の判断で動く権限も与えれる等、パイロットとしての実力は認められていた他、最終的には19歳で新連邦の少将まで登り詰める等、ニュータイプとして認められなかったという一点以外はむしろ非常に評価され重用されていた。


自分達の力を認めなかった世界を強く憎んでおり、世界を滅ぼして新たな世界を作ろうとする。実際にはDOMEの語った真実からすると彼らはニュータイプの紛い物では無くニュータイプとは別の種類の特殊能力者という事になるのだが、彼らがDOMEとの接触を拒んだ為、それを知る事は無かった。


二人とも冷酷な性格の持ち主だが、冷静沈着なシャギアに対してオルバは感情的になりやすく、激昂してはシャギアに諌められるシーンが度々見られた。

また、オルバはチェスを趣味としており、テレパシーでシャギアを通じて離れた所に居る相手とチェスを行うといった芸当を見せている。

シャギアはガンダムヴァサーゴ、オルバはガンダムアシュタロンを駆る。


ちなみに厳密には微妙に異なるが、クロスボーンガンダムに登場するカリスト兄弟も彼らとほぼ同様の能力を持っている。


作中での行動(ネタバレあり)

「カテゴリーF」に分類されてからはただ「ニュータイプでない」というだけで蔑まれ、ニュータイプを至上とする大人達や世界に対する恨みと復讐心を糧に生きてきた。

その後、新連邦政府の軍人となると、政治家や上官に巧みに取り入り、用済み或いは邪魔者となれば事故などを装って暗殺。暗躍を続けつつ昇進を続け、ついには新連邦の中枢にまで上り詰める。

その執念は凄まじく、ニュータイプとそれを肯定する人間なら、たとえ同じ新連邦の人間であろうと平然と抹殺する。

同時に、その努力を別の方向に向けていたらまた違った結果を生んでいたかもしれないと考えると、彼等もまたニュータイプという概念に心を囚われた人間であるのかもしれない。


最終決戦においてガンダムDXとサテライトキャノンの応酬で相打ちになるも、ラストシーンでシャギアが乗った車椅子を押すオルバの姿が描かれており、このシーンでの彼等は怨讐の鎖から解き放たれていると願いたい。

コミックボンボンのコミカライズでは憑き物が落ちたような表情で旅に出るティファとガロードを陰ながら見送っている)


また、新連邦軍総司令官フィクス・ブラッドマンと宇宙革命軍総統ザイデル・ラッソは、彼らによって殺害されており、両陣営のトップが亡くなった事で和平への動きが促進された事を考えると、フロスト兄弟は戦争終結を早めた功労者であると捉える事もできる。


NEXT PROLOGUE「あなたと、一緒なら」ではカリスによると、バルチャーを政府の管理下において自治区の警備に当たらせる「バルチャー更生法」の裏で新たな軍を編成し、再び戦争を起こそうとする計画を推し進めているとされているが、あくまでプロローグなので実態は不明。


関連する人物

  • ガロード・ラン 兄弟曰く「永遠のライバル」。オールドタイプでありながらも劇中の名だたるパイロットたちを退け、NTにも引けを取らない技量にまで成長する。NTという言葉に縛られなかったため、あらゆる面で兄弟とは対極の位置にいる。
  • ジャミル・ニート 15年前の英雄にして、兄弟が嫌悪する「ニュータイプ」。すでに能力は失っており、戦後は他のNTの発見と保護を目的に動いている。作中でも幾度となく対戦するが、その本質的な衝動はフロスト兄弟と同様だったのだと判明する。最終回にて「自分が最もNTに囚われていた」と自覚して憑物が落ちるが、逆にフロスト兄弟は囚われたままだった。

他作品

  • ラウ・ル・クルーゼ とある人物の完璧なコピーを目指して造られたものの、テロメア異常による短命を宿命づけられた者。紆余曲折を経てザフトへと軍籍を移すが、己が身の境遇から世界を憎悪し、戦争を利用して破滅へと導こうとした。なお、明確な言及は無かったが遺伝的につながりのある人物が「額から閃光を放つ」描写があったため、「彼もNTだったのかもしれない」という考察が放送当時からされていた。
  • ゾルタン・アッカネン こちらも同じくある人物の後継者となるべく用意されたが、明確に失敗作の烙印を押される。フロスト兄弟やクルーゼ以上に「まがい物」へのコンプレックスを持っており、インコムを見て「えせファンネル」と逆上する程精神的には不安定。彼も最終的には世界を破滅させようと行動した。

余談

かつてコミックボンボンでガンダムのコミカライズを執筆していたときた洸一氏の同人作品『GP EXTRA WX』では、オリジナルキャラクターとして、シャギアとオルバの間の兄弟であるアランが登場する(ヴァサーゴとアシュタロンの機体番号がそれぞれNRX-13と15で間が抜けていることからの発想)。


双子という設定の彼らであるが、演者の森川智之氏と佐々木望氏は同い年で血液型も同じだが誕生日は一日違いである。


関連イラスト

ズザー


関連タグ

機動新世紀ガンダムX シャギア・フロスト オルバ・フロスト

ガンダムヴァサーゴ ガンダムアシュタロン

私の愛馬は凶暴です 兄弟 双子

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