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インコム

いんこむ

機動戦士ガンダムシリーズに登場する、遠隔操作式ビーム兵器。
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インコムとは、機動戦士ガンダムシリーズに登場する架空の兵器である。
基本的に宇宙世紀作品内で使用される用語であるが、宇宙世紀外の作品では新機動戦記ガンダムWデュアルストーリーG-UNITで同様の用語が用いられている。

概要

有線式の準サイコミュ兵器の一種。宇宙世紀においてはミノフスキー粒子の存在により電波通信による長距離の無線制御が封じられており、それを解決したのが精神感応(サイコミュ)による遠隔通信である。基本的にビットファンネルなどのサイコミュ兵器は高い空間認識能力と精神感応を持つニュータイプ、もしくは投薬や心理操作によりニュータイプ能力を人工的に引き出された強化人間でないと扱えないのだが、このインコムはニュータイプ研究の成果による精神感応波の増幅技術とコンピューター制御を併用することにより、一般兵(オールドタイプ)でもオールレンジ攻撃(全周囲からの複合攻撃)を可能としている。

形状は小型の円柱状で、内部にワイヤーが巻かれており、これを繰り出しながら展開、内臓のビームガンで敵の死角から攻撃を加える。インコムが方向転換する際はリレー・インコムというおもりをワイヤー上に残すので、ワイヤーがたるんだり絡まったりしないようになっている。射撃を終えるとワイヤーを巻き取って回収し、エネルギーをチャージして次射に備える(基本的にワイヤーは回収用であり、エネルギーサプライシステムは内蔵されていない)。

使い手を選ばないという点でファンネル最大の問題点を解決しているが、性質上宇宙空間でしか使用できず、動きも2次元的な軌道しか描けないこと、有線式故の射出距離の制限、攻撃端末の小ささによる低火力、射撃後のエネルギーチャージに掛かる時間など欠点も少なくない。

インコムを初めて実戦で使用したMSは、同システムを研究した地球連邦軍北米オーガスタ研究所で開発されたガンダムMK-Ⅴとされている(その前身となるガンダムMk-Ⅳにも搭載はされていた)。量産機であるネロを数分で9機撃墜するなど効果は抜群だったが、使用を重ねると制御系が劣化して一般的な整備では修復しきれなくなるなど、完全なものではなかった。ちなみに、同システムはSガンダムにも搭載されていたが、ガンダムMK-Ⅴに軽微な損傷を与えた程度で散弾によって使用不能に陥っている。

ジオン軍においては、非ニュータイプが操る有線式のサイコミュ兵器という設計思想においての歴史は古く、ノイエ・ジールゾディ・アックといった大型MAに有線クロー・アームが装備されていた。しかし、MSサイズにその技術を落とし込むのには苦心したようで、ハンマ・ハンマに同様のコンセプトでの有線ビーム砲が装備された(こちらは旧ジオン軍におけるジオングの有線式メガ粒子砲の技術を発展させたものだった)ものの、OSの機能が不十分だったため開発は中断。その後、連邦軍からもたらされたガンダムMk-Ⅴをもとに量産型として開発されたドーベン・ウルフにおいてようやく実用化された。また、ハンマ・ハンマの設計思想を受け継いだローゼン・ズールもこれを搭載し、ゼネラル・レビルからの攻撃部隊をインコム主体の戦法で一掃してしまう程の戦闘力を披露。こうして連邦由来のインコム・システムは皮肉にもネオ・ジオンで完成をみることになる。

後に量産型νガンダムも一般兵用にインコムを採用。また、ドーベン・ウルフの連邦軍による接収機であるシルヴァ・バレトにはインコムの他に有線式のファンネルも追加されるなど、この技術は連邦とジオンの間を行き来しながら熟成されていった様子が窺える。

リフレクターインコム

Ex-Sガンダムの膝部に搭載されているインコム。
通常のインコムと違い、ビーム砲ではなく小型のIフィールド発生器による反射デバイスを搭載。このデバイスを有線で制御し、母機から撃ち込まれたビームを反射することでオールレンジ攻撃を行っている。
通常のインコムと比べ、攻撃が母機から射出されるビームに依存するので稼働時間が長め。欠点は直接射撃より威力が落ちることと、射出したインコムと母機、敵機の位置を把握し、反射器を適正な角度に修正しつつこれにビームを撃ち込むという、ニュータイプでなければ発狂モノの動作を行わなければならないこと(もっとも、作中ではALICEがカバーしており、未熟なリョウ・ルーツでも問題なく運用できた)。
後にファンネル(ビット)の一種・リフレクタービットに発展し、サイコガンダムMk-Ⅱシャンブロが運用することになる。

関連語

ビット ファンネル ドラグーン ガンバレル GNファング

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