「ゆきめです！ 先生の婚約者の！」
CV：白鳥由里
解説
岩手県のとある山で生まれ育った雪女。16歳。興奮すると東北弁が出る。
ぬ～べ～の自称婚約者。かなりのやきもち焼きで、彼が他の女性に目を向けると容赦なく凍らせてしまう。
11月7日（立冬の日）生まれのさそり座、159cm(B86 W57 H88)44kg、血液型は妖怪なのでナシ。特技はスケート。好きなものはぬ～べ～、嫌いなものは熱・軟弱な男。
人物
まだ雪ん子だった5年前、猟師から助けてくれたぬ〜べ〜に恋心を抱き、16歳になると「気に入った男を凍らせて飾る」という雪女の掟を果たすべく、ぬ〜べ〜を山に連れ去るためにやってきた。
雪女らしい冷たい心の持ち主で、ぬ〜べ〜の生徒たちを容赦なく殺そうとした。しかしぬ〜べ〜と生徒の絆に負けを認め、ぬ〜べ〜の愛を求めて人間界に定住する。
彼らとの触れ合いを通して人間らしい心に目覚め、当初の冷酷さは影を潜め、年相応の少女らしい明るさが表に現れていくようになる。
童守町ではスケートのインストラクターとして生活している。マンションはワンルーム『メゾン白雪』、後にLDKマンション『カーサ大雪』に引っ越した。
強力な冷気を操り、宙に浮く事も可能。普段から冷気を発し、そばにいるだけで冷凍庫並みの気温となる。季節外れの雪が降る事も。息を吹きかけるだけでたちまち物が凍り、湯船に浸かると一気に水温が下がる。
人間界では冷房を最強にしているが、これでもまだ暑いぐらいらしい。
料理は冷たいものしか作れず、作る弁当は冷凍食品（当然解凍前）の詰め合わせである。
しかし、人間界への定住と人間の男との恋という禁忌を犯したため追われる身となり、ぬ〜べ〜の告白を受けた直後、山の神の使者に妖力を奪われて雪の結晶に還され、命を落としてしまう。
後に冷酷な雪女の人格を吹き込まれて復活し、ぬ～べ～と敵対するが、記憶を取り戻して正式に恋人同士となった。
実際は二重人格者であることが判明する。詳しくは文庫版の描き下ろし『二人のゆきめ』を参照。
日光や熱などが弱点だったが、復活後は耐性ができて火を使った料理も可能になった。
しかし、感情的になると身体に熱が籠もるため、そのたびに雪だるまにくるまる習性があり、これは復活後も同じであった。
終盤でぬ～べ～と結婚する。
その後、3年間で6人の子供（20歳で第1子、21歳で双子、22歳で三つ子）をもうける。
初登場時は16歳で、おまけページ内でそれは犯罪じゃないのかと突っ込まれている。
また17歳で起業、アイス会社の女社長(社員は全員妖怪)になり成功を収めている。
作中一の人気ヒロインであり、あまりの人気の高さに死後「生き返らせてください」「いつか生き返るんですよね？」というハガキが殺到、当初は生き返らせる予定はなかったものの、その要望に圧されて生き返らせることになったという。
鵺野鳴介とリツコ先生との三角関係も当初はリツコ先生とくっつける予定だったが、ゆきめとの人気差が開きすぎたせいで、こっちにくっつけることになってしまったらしい（作者談）。そして、作者曰くゆきめは異性ファンだけでなく同性ファンも非常に多かったといい、いちご100％の河下水希なども彼女の大ファンだと公言していた。
なお、この騒動の影響はアニメにも及び43話で命を絶ち、45話で生き返るという事態を招いてしまった（最終回は48話）。
その後
『地獄先生ぬ～べ～NEO』では、アイス会社「ゆきんこ製菓」の社長として現役続行している。
しかし、ぬ～べ～の強い霊能力を長年浴び続け、妖怪が罹患する不治の病、霊力病(実際は体組織の崩壊による怪我のようなもの)にかかってしまい、ぬ～べ～の童守小への赴任を機会に別居生活をしている。
29話では、ゆきんこ製菓が川赤子に襲われ、ぬ～べ～の反対を押し切って自ら戦場に降り立ち、ぬ～べ～とのコンビネーションで川赤子を撃破した。
ぬ～べ～が一度霊力を使い果たしたことで触れ合いに成功しており、いつの日が家族揃って生活出来る日を夢見ている。
また、現世を地獄に変えようと企む秘密結社ヴィムク（および地獄人）の存在を知り、ぬ～べ～に内緒でヴィムクの息のかかった同業の会社に潜入調査を試み、ヴィムクの元構成員であったカルラ・シンを保護して共にヴィムクと戦う事を決心している。
余談
外の人ネタ
作者曰く、モデルは内田有紀。また、髪型はエルピー・プルを意識している。
水色のショートヘアに、妖怪及び戦闘時の姿はピンクの帯にミニスカのように短い着物に草鞋を履いている。
ただし袖は戦闘時に身動きを重視するために破り取る事がある。
ちなみに結婚以前は普乳だったのだが、結婚後は何故かリツコ先生ばりのご立派なサイズに成長している。
デザインや能力のモチーフとしては、「ドロロンえん魔くん」のヒロイン雪子姫へのオマージュが見られる。
Pixivでは、同じくデザインの影響を受けたオカルトコメディのヒロイン同士として「GS美神」のおキヌちゃんとのコラボイラストが描かれる事もある。また、同時期にアニメ化で人気が出た作品であったのと、同じオカルトを題材に扱っていたため、椎名高志とは親交を深めることになり、彼の後のヒット作『絶対可憐チルドレン』でぬ～べ～のパロディが何度か登場している。
中の人ネタ
担当声優の白鳥由里は「幽遊白書」でも雪女キャラの雪菜を演じており、彼女とのコラボイラストも描かれている。
関連イラスト
