シリアスな世界観で紡がれる"神"と"魔法使いの少女"たちの戦いを描いた3DRPG
概要
2021年12月からサービス開始。R-18版は『神殺しのアリアX』
2022年3月からAppStore版、Googleplay版がサービス開始。
システム
システムとしてはコマンド方式のRPGに近い。リアル等身のキャラが動き回る関係もあってか、こちらを連想するような世界観やシステムを持つのだが、難しいアクションなどが要求されないのでご安心願いたい。
(むしろ、ブラウザ版でも操作はマウスだけで事足りる)
それ以上に大きいのは、登場するキャラは基本的にガチャからは登場しない。これを間違えると、初期の段階で詰むことになるのでガチャを回す際は慎重に。
(具体的に言えば、後述のキャラ交換もガチャ石(エーテル)で行う。それに加えて、初期プレイ時には石も支給されるのだが……あとは言わなくても把握してくれることを祈る)
基本的にガチャはキャラ専用武器や宝具(装備することで専用アビリティを得る)のみであり、武器に関しても汎用武器はゴールドでのガチャや敵からのドロップなどでもなんとかなる。防具及びアクセサリーもゴールドガチャやドロップで入手でき、キャラ専用武器もイベントで入手できるランダムチケットでも入手可能なため、無課金でもやろうと思えば一定の強化することは不可能ではない。
(ガチャからはキャラを強化するための素材もある程度入手でき、ガチャを回すことでキャラのレベル上げや強化の時短もできるのだが……ご利用は計画的に)
ある意味でもDLCで仲間を増やしていくシステム、と言えばわかりやすいだろうか。1名につき6000エーテル(ガチャ20連相当)が必要だが、新キャラ加入手段は他にも会話イベントを何回もこなして上げる事でも参戦する。しかし、一度でも別キャラと会話イベントを行うとポイントはリセットされてしまうので、一度選んだキャラは参戦するまで説得し続けるのが重要。会話イベントは一部ランダムなので、最初から自分の好きなキャラをセレクトして会話イベントを始めることはできない事にも注意。
基本的にメインキャラ縛りプレイなどでもしない限りは、序盤はプレイアブルキャラを増やしていくのがパーティー強化の近道となる。
(実際、キャラを育成していけばエーテルを一定量は回収できる)
ただし、更なる高みへ登りたい場合はキャラ専用武器を強化する必要性があるため、そこはどうしても課金が絡むかもしれない。
(それ以外でもキャラ専用コスチュームなども課金要素に一部含まれる)
宝具に関しては該当キャラのイメージするアイテムなのだが、形見の物とか自分の趣味に反映されたものが多い。宝の地図や壊れた鍵のようなものもあれば、ライトノベルやB級映画のDVD、挙句の果てには薄い本なんてものもあるネタのオンパレードなのも特徴。
登場するプレイアブルキャラクターはすべて女性で、主人公は男性であるのだが戦闘力は持たない唯の一般人である。その一方で、仲間の能力を引き出す存在とも言えるだろうか。
ストーリー
―― 今からそう遠くない未来。
世界各地に『神蝕領域(しんしょくりょういき)』と呼ばれる謎の異空間が出現、閉じ込められた人類を襲い捕食する異形の存在が現れた。
白い異形の怪物たちは『神群(しんぐん)』と呼ばれ、あらゆる近代兵器が通用しない存在に、人々は恐怖と絶望を覚える他なかった。
だが、そんなとき、『神群』に唯一対抗できる力を持つ者たちが現れた。
――その名は『ディアミス』。
悪魔と契約し、魔力によって『神群』を倒すことのできる、魔法使いの少女たちである。
ディアミスの部隊を編成して、今や人類の天敵となった『神群』に対抗することを目的とした武装機関『PROV(プロヴ)』。
その機関員として採用された主人公は、基地に向かう途中で神蝕に巻き込まれる。そこで『久遠寺真稀』という可憐な少女と出逢い、命を救われることとなる。彼女も数多くのディアミスのひとりであった。
個性豊かなディアミスたちと共に戦い、時には衝突し、時には絆を深め合う主人公。だが、その裏で巨大な陰謀が進んでいることを、彼らは知る由もなかった……。
登場人物
主要人物(DS428部隊)
主人公(プレイヤー)
PROVの機関員として赴任する予定だったが、その当日に神群に襲われた挙句採用されたPROVに尋問を受けてしまうという泣きっ面に蜂の状態だったが、ディアミスを強化させる力(フュージョン)を持っている事から部隊長に任命される。
ヒロイン
久遠寺真稀
契約悪魔:バフォメット
主人公が初めて出会ったディアミスであり、本作のメインヒロインでもある。自分の目の前で、誰も死なせたくない、不幸にさせたくない、と悪魔『バフォメット』と契約した少女。
とても前向きで優しすぎるほど優しい性格だが、家族を神群に殺されてしまった経緯から神群に対しては駆逐してやる!と発言する程の非常に強い憎悪を持っている。
奈須原みなみ
契約悪魔:天狐葛ノ葉
かつては地下アイドルだったが、度々サービス過剰気味なセクシーな写真をSNSに投稿していたことがバレて、所属事務所を解雇された過去を持つ。
自己顕示欲とサービス精神が旺盛で、性格はアイドル向き。
一方で、状況を俯瞰して眺める癖がついているため、世界の絶望的な状況もどこか他人事のように感じている。
京言葉を話すようだが、実際の出身地は……。
エリー・メイザース
契約悪魔:アスタロト
ディアミスになる前から魔術を使えた歴とした魔術師。
神群と戦い力を得るために、狙い定めて『アスタロト』と契約を交わした。
人と悪魔がともに生きる世界を築くことを目的としていて、そのためにはあらゆる者を利用する行動力がある。
また、ポーカーが得意であり、勝負事の遊びが趣味である。
セシリア・ファラデー
契約悪魔:バロール
アメリカ生まれの箱入りお嬢様。セレブゆえに世間知らずなところがある。
視界に入ったものすべてを破壊する力を持つ魔眼の持ち主、バロールと契約した。
手に入れてしまった力の強大さに振り回されることがあるものの、大切なものを守るためにその力をふるうことを決意する。
桐生絶佳
契約悪魔:饕餮(とうてつ)
見た目は小っちゃいが怪力無双。
災いをつかさどる「四凶」の一柱『トウテツ』と契約し、どんなものでも飲み込もうとする貪欲さでディアミスとして成長を続ける。
一向に伸びる気配のない身長のことを言うと、キレる、とりあえずボコる、泣いてもボコり続ける。
実は父子家庭であり、父親から愛情を注がれ無かった為に粗暴な性格になったという経緯がある。
時透定
契約悪魔:シャックス
愛情に飢えている女の子であり、常に誰かから愛情を注いで欲しいと願っている。主人公には特殊な愛情を持っている。常にスマホを所持しており、電波が圏外になると不機嫌になる。上記の様な性格になったのは彼女が施設育ちの為誰かからも愛情を注がれ無かったからという経緯がある。
その他の人物
マリア・マクシミリアン
PROVに在籍している研究員であり、ディアミスに変化させる装置を発明した人物でもある。その時の被検体が実の娘であり、人類で初めてのディアミスにさせるといった狂気じみた事をやっている。口癖は「アレルヤ」。
コルヴァス・メルクリウス
PROVの総合司令官代行であり、魔術師である。
常にロボットの様なマスクを着用している為、素顔が全く見えない。唯一、総合司令官と対面している人物であるらしいのだが…
魔術結社トゥーレの一員で七つの大罪の1つである「怠惰」(トレークハイト(ドイツ語読み))の名を持っている。
余談
本作は3daysや11eyes等のストーリーを手がけたLEGIOんが携わっている。その為か11eyesの主人公とそのヒロインの1人の娘(草壁美柚)がプレイアブルキャラ、マクシミリアンという苗字を持つキャラ等が登場している等、Lass作品の世界観をそのまま共有しているという特徴がある。
その一方で、Lass作品のパラレルワールドかどうかも明らかにされていない。あくまでもファンサービス的な要素という可能性もあるだろう。
コラボイベ
上述の3daysなどとコラボすると思われた中、2022年5月31日から回復術士のやり直しとコラボすることになった。
ふとしたことでアリスレの世界へ転移した2名(フレイアとセツナ)が、プレイアブルにも参戦している。花騎士における転生したらスライムだった件や千年戦争アイギスとコラボしたアルスラーン戦記のコラボと似たようなパターンでのコラボとなっているが、それらのコラボとは違ってX指定版でもコラボイベントはプレイ可能。
(ただし、過去に神プロなどともコラボした涼宮ハルヒと同様にR18シーンが存在しない。コラボイベントにはボイスが実装されていないが、個別のフェイトエピソードにはボイスが実装されている)
コラボイベントから始める人向けに、イベントをこなすとコラボキャラと交換可能なチケットを入手できるため、思わぬ所で石の温存が可能となっている。
(ただし、チケットには使用期限が切られているので入手したら早めに使おう)
関連タグ
ソロモン72柱:ディアミスの持つ悪魔の力は、こちらに由来。他にも北欧神話なども一部でモチーフに含まれている。
デビルマン:神に対抗するため、悪魔の力を手に入れたという事では類似ケース。
ファイナルファンタジー8:こちらは悪魔ではなく召喚獣だが、悪魔と同等の力を借りるという点で共通している。余談だが、本作に登場する契約悪魔と同じ名前の召喚獣が数体登場している。
ラストオリジン:こちらもキャラの参戦がガチャではない作品つながり。ただし、セクシーシーンは存在するが直接的なR-18シーンはない。
ヘブンバーンズレッド:こちらは男性キャラが存在しない関係上、R-18シーンが存在しない一般ゲームではあるが、プレイアブルキャラが女性のみ、近代兵器が全く通用しない且つ人類を捕食する敵が登場する等と世界観が非常に似ている。但し、前者と違ってキャラの参戦はガチャで入手する必要がある。
アリス・ギア・アイギス:こちらもR-18シーンが存在しない一般ゲーム。プレイアブルキャラが女性のみ、近代兵器が全く通用しない敵が存在、適正を持った人物の使用する力でしか対抗できない箇所がある。ただし、こちらはサブキャラに男性キャラが複数人いるという違いが存在している。
回復術士のやり直し:アリスレのコラボ第1弾として参戦。詳細は上述の通りである。